ものの名前

ミネラルウオータできき水大会をしよう
教科 社会・環境教育など
わたしは、近畿地方の授業で琵琶湖の汚れについて授業をしていたとき、この”きき水大会”をおもいつきました。ただ河川が汚れているといっても、生徒はぴんときません。とくに蛇口の水をただ同然に使用している東北地方の子供たちでは仕方のないことです。蛇口の水をのまずに、コンビにでわざわぜミネラルウオーターを買う都会の暮らしに目をむけさせるために行った授業です。環境問題で扱うかわった題材でもいけそうです。

資料

日本の表示には、”品名””原材料名””殺菌処理方法””賞味期限””原産国””含有ミネラル””PH(ペーハー)値”があるのが普通です。

”品名”

日本の場合、ミネラルウオーター類と呼ばれるものには、「ボドルドウオーター」「ミネラルウオーター」「ナチュラルウオーター」「ナチュラル

ミネラルウオーター」の4種類があります。

 

”原材料名”

そのミネラルウオーターの原水にどのような種類の水をつかっているかをあらわします。湧き水を使っている場合は「湧水」、深い井戸から

くみ上げた水なら「深井戸水」、鉱泉の水を原水としている場合は「鉱泉水」と表記します。

 

”殺菌方法”

その水がどのような処理方法で殺菌されているかをしめします。もっともポピュラーなものは「加熱殺菌」や「オゾン殺菌」「紫外線殺菌」などが

あります。しかし、こうした殺菌処理をすると自然の水の持ち味が失われるため、最近では「フィルターろ過」による処理が増えています。

ミネラルウオーターの先進地域であるヨーロッパの「ナチュラルミネラルウオーター」の場合、殺菌はもちろんあらゆる人為的な処理をしないこ

とになっています。だから一切空気にふれずにボトルにいれてあります。それだけ、本当にきれいな水をつかっている証拠なのです。源泉となる

土地の管理はすごいものがあります。

 

”賞味期限”

そのミネラルウオーターが未開封の状態で、どのくらいの期間、品質を保てるのかを表示します。日本のミネラルウオーターの場合は一年間、

ヨーロッパの水の場合は2年間が普通のようです。

 

”原産国”

外国産の場合はその国が、国産の場合は、採水地が記載されます。

 

”含有ミネラル”

表記はまちまちです。基本的には、そのミネラルウオーター1リットルあたりに含まれるミネラルの量を表示します。日本の場合、水道水に人工的

にミネラルを添加して販売したものも、ミネラルウオーターとなります。ちょっといいかがんですね。

 

”PH値”

その水が酸性かアルカリ性かを示すものです。理科の実験で習いますね。PHの値が7.0が中性で、それ以上の数値の水をアルカリ性、以下の水を

酸性ということになります。いろいろな値の水があり、疲れているときや、料理でつかうときなど使い分けができそうです。


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