第3回生徒集会における人間関係トレーニング

今回のねらい:

  1. 今年度初の、他との相互理解。
  2. 生徒会執行部以外の生徒の活躍の場の設定。
  3. 朝の落ち着いたスタートの試みと読書への誘い。
  • 図書室(鉛筆用意)に集合するか、図書室の近くのスペースに集合させたい。
  • 〔ウオーミングアップとしてありがとうカードを行う〕

    1. 「これからおしゃべりは絶対せず、先生の指示に従ってください。」
    2. 「プリントに書いてある名前の人との、これまでの思い出の中で、”うれしかったこと、ありがとうといっておきたいこと”をかきましょう。どんな小さなことでも、相手が忘れていることでもいいです。」
    3. プリントを配る。プリントには表が書いてある。表の一つには「うれしかったよ、ありがとう」の枠を、もう一つは「記入者」の枠を書いておく。
    4. 名前やあだな以外を使って、書いた人を相手にわからせてください。例えば、「うれしかったよ、ありがとう」の枠には”この前、落ちたケシゴムを拾ってくれたの、うれしかったよ。”と書く。「記入者」の枠には、“モーニング娘の好きな男”を書くというようにです。

    うれしかったよ、ありがとう

    記入者    

    例:この前落ちたケシゴムを拾ってくれたの、うれしかったよ。

    モーニング娘の好きな男

    それでは、やってみましょう。

    1. プリントに名前を記入させ、全員分を回収する。
    2. 十分にプリントの順番をばらして、ランダムにプリントを配る。ここで、リーダーは、自分にわたってきたプリントには、絶対記入しなくてはならないこと。記入したら、書き終わった人と交換して、どんどん書き進めることを説明する。
    3. リーダーは“用意スタート”を言って、活動にうつらせる。大体、ひとり5,6人記入したところで“ストップ”をかけて、再び回収する。日ごろ“ありがとう”と感謝する言葉を出すことの難しさと必要性を説きながら、各自に自分のプリントを配布する。

    ★ありがとうカード(Pdfファイルにて公開中)

    〔自分の好きな本、他人の好きな本〕

    1. リーダーは「これから、自分の好きな本、他人の好きな本というエクササイズを行います」と説明し、今現在の気分で、読んでみたいなあとビビッと直感的に感じたものを持ってくること。あまり時間をかけないことを補足する。
    2. 「それでは、3分間で、図書室から自分の読みたい本を1冊見つけて持ってこよう。では、スタート」といって開始の合図をする。
    3. 伝記、歴史、図鑑、SF、推理、辞典、文学、その他と書いたプリントを部屋の中に貼っていく。集まった人数が多すぎる場合は、“6人グループを基本になりましょう”とあらかじめ言うとよい。
    4. 読みたい本をもってきたら、もとの隊形で座らせる。その後、リーダーは“持ってきた本は、小説、伝記、歴史、図鑑、SF、推理、辞典、文学、その他のどれに入りますか。それぞれ、今から場所を指定するのでその場所に移動しましょう。”と言い、適当な場所に小説、伝記、歴史、図鑑、SF、推理、辞典、文学、その他と書いた紙を貼る。
    5. グルーピングできたら、円になって、“この1冊を選んだ理由を発表しよう”と指示を与える。あまり、真剣さが足りない雰囲気のときは、集団の数を減らすのがこつ。21組、プリントに記入しながらというように。
    6. 選んだ理由には挿し絵、表紙、人から聞いて、途中まで読んで、一度読んで、作者が好きなどがあることを、リーダーはあらかじめ言っておくとス ムーズに話せる。
    7. どんな話が出たか、全体発表をさせる。

    ★わたしの好きな本カード(Pdfファイルにて公開中)

     


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