ねらい:学期も終わりに近づき、先週はけんかもおこった。そこで、今回の集会では、自分と他人の価値観の違いについて考える、そんなきっかけづくりをしてみたい。また、他人から自分におくられたメッセージをもとに、他人が自分を見ている客観的な目を認識させる。
場所:体育館集合(寝そべる活動があるため、ジャージで集合)
まずはウオーミングアップから
エクササイズその1
「あなたの定番なーに」
1.自分で思うものを紙にかく。
2. リーダーの合図で、自分の考えと同じ人を3分間で何人見つけられるかな。
3. 一番少ない人に、前に出てきてもらい今の気持ちを聞く。(他に同じ人がいないのか確認しながら)
エクササイズその2
「わたしはだーれ?」
「今日は、自分の特徴を正確に表現したり、友達の特徴を言い当てたりするエクササイズを行います。まずわたしがある人の特徴をいいますので、わかったら黙って手をあげてください。」
アニメの主人公などを選び、5つぐらいその特徴を言う。
「そうです。○○ですね。みんなからもこのように自分の特徴をいくつかあげてもらいますが、すぐ特定できるものをあげる場合は、最後の方にかきましょう。」
説明
「では、やり方をもう少し説明します。今言ったようなやり方で、自分の特徴を簡潔に書くわけです。うそやいい加減なことはかかない様にしましょう。誰に見られてもいいように、書きたくないことはかかないでください。質問ありませんか?では、はじめましょう。」
1. それぞれのカードに自分の特徴を書く。隣の人に見られないような指示や、残り時間の確認をする。
「10分経ちました。もっと時間が欲しい人いませんか?」好きな色は?とか、地区総体の思いでは?などの共通の問いなどを数問設定する。
2. 「それでは、カードを回収します。シャッフルして配りなおす。」
3. 「では、手元にきたカードをよんで、誰だか当てましょう。その人だと思う人に行って、当たりだかどうか確認します。あたっていたら、裏にあなたからみた、その人の特徴を一つ書いてください。傷つける内容にならないことを充分に気をつけてください。同じ部活の先輩、後輩である人は、地区総体での試合に参加したり、応援したりした感想も書いてください。」
4. 「かき終わったら、近くの人とカードを取り替えて同じことをします。」
5. 「今から15分です。スタート!」
6. 最後は、本人にわたす。
7. 「今日の活動はどうだったでしょう。気がついたことを話してください。」
8. 時間が余ったら、部活動の部長と1.2年生の代表者に地区総体の思い出を話してもらう。
『エンカウンターで学級が変わる〜中学校編〜』から