学級活動(こいのぼりを掲示しよう)

 

ねらい:4月の学級活動は、とても大切です。この時期に、かなりの人間関係作りトレーニングをすることで、今後の学級内の様子が決定するのです。だからエンカウンターをはじめ、機会あるごとにたくさんの子ども達同士が交わる活動を仕組んでいくことです。それと同時に教室環境を整える時間も必要でしょう。学級目標や各組織のポスターなど。でもそれだけでは、なんとなく寂しい。そこで、4月の末には、こいのぼりを掲示する活動をしました。また、この時期はPTA総会や授業参観などもあるでしょう。授業参観などで、バースデイラインのショートのエンカウンターの後に、このこいのぼり作成を取り入れました。

 

やり方:

まずは『質問ゲーム』でアイスブレーク

@     「黄色い食べ物」というテーマで、何かひとつイメージさせます。

A     次に、じゃんけんを隣の人として、勝った人がイメージしたものに対しての質問をします。その際、YesNOでしか答えることができない質問の仕方で行います。例:「それは、くだものですか?」

B     交代して、新たなテーマを与えます。“酸っぱい食べ物”“今気になる有名人”など

C     今度は、自由に質問していいことを言います。

D     「質問には、閉じた質問(YESNOで答えられるもの)と開いた質問があるのです。みんなも家で“勉強終わったか?”とか閉じた質問に悩まされているでしょう?(保護者苦笑い)実は、人とコミュニケーションするときには、開いた質問の方が、活発なコミュニケーションがとれるのです。」などと説明した。

E     では、次に(教室の前列の左端の机を指差して)ここが1月1日です。(教室の後列の右端を指差して)あそこが1231日ね。今から言葉を使わずに、うまく、自分の誕生日の席に座りましょう。言葉を使わないからどうするといいでしょうか?指やゼスチャーを使うように、模範してみせる。3分間でやれるかな?ではスタート」

F     子ども達は、なんとか頑張って動いています。なかなか輪に入れない子どもには援助をしましょう。

G     大体座ったところで、じゃあ、声を出して確認してください。間違ったら、席を正しいものに替えましょう。

     他人の席に座らせるということは、子ども達の心や体を柔らかくすることで大切です。心や体が硬くなると、人の席に座りたがらなくなるからです。これも4月の時期に徹底してやることです。

誕生月順に席に座ったところで、いよいよ「こいのぼり」の製作をします。

H     では、最後にこいのぼりの製作をします。あらかじめ、教室の柱に、こいのぼりを立てる支柱のイラストを貼っておきます。プリントを配布する。

@  プリント

A     こいのぼりの口の中には誕生月を、上の□には名前、下の□には、今学期の目標を書いてください。できたら、好きな色で染めましょう。

B     作業開始。

C     じゃあ、最後に柱に貼ってある支柱の絵にそって、こいのぼりを貼りましょう。下から誕生月順に貼っていってください。人数が多いときは、支柱を複数にするとよい。

活動の模様と完成した模様

 


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