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生産物カードと歴史人物カルタ   

教科

社会、総合的な学習、その他工夫次第

 

世界の農産物や鉱産物の生産が多い国,そしてわが国はどこの国から輸入しているのか,そんな学習をした時に,あるカード作りをしました。ちょっと面白いので,以下をご覧下さいね。

『生産物カード』

1.主な農産物や鉱産物の世界生産国のグラフの書いてあるプリントを配ります。
2.2人1組になり,プリントの中から,自分達がカードに作る農産物・鉱産物を選びます。
3.2枚の厚紙のカードを持っていきます。
4.表に,その農産物・鉱産物の生産第1位の国の地図を書きます。(2枚で1つの地図が完成するように。)
5.首都も調べて,地図の中に位置と首都名を入れます。
6.また,その国の公用語を調べて,2枚のカードの下にあいさつの言葉をかきます。
6.片方のカードの裏に,その農産物・鉱産物の絵を描きます。
7.もう一枚のカードの裏には,日本がその農産物・鉱産物を1番多く輸入している国とその農産物・鉱産物の説明をかきます。
以上で完成です。

これは、銅の産出国ペルーのカードです2枚で1つの国を表現しています。

授業では,一人の生徒に1枚のカードを配り,そのカードを見て,生産国名,農産物・鉱産物名,輸入第1位国名,公用語を表に予想させます。このとき,誰にも相談しないで,一人で考えます。

全員が表を書いたら,次は,自分のカードの対をもっている生徒を探させますが,その際,そのカードに書かれているその国のあいさつ語で探させます。相手が見つけたら,自分の表があたっているか○つけをさせます。

1回目が終わったら,回収し,カードをよくきって,2回目を行います。

なかなか,国際色豊かになり楽しいですね。また,生産国や日本の自給率なども理解してくれます。

『歴史人物カルタ』
社会科で歴史カルタを作っています。読み札と絵札を。2枚1対にしてつくるのは当然ですが。こんなポイントを知っておくと、生徒はカルタを通   して、深い学びを行えるようになりますよ。

・これまで習って出てきた人物を表にして配り、その中から、作りたい歴史人物カルタを選ばせます。
・絵札から作ります。絵札には、その歴史人物となにかしら関係のあるものや人などを書かせたり、コピーさせたものをカードに貼らせたりします。決して、その人物そのものの写真や図を書かないことを約束させます。このことが、生徒が様々な資料を調べて、深い学びの世界に入っていくポイントです。
・後でカルタを班ごとにすることを考えて、同じ絵札のカードを、班の数だけつくります。読み札は、教師が読むので、1組でよいでしょう。
・絵札ができた生徒には、読み札を作らせます。黒板に、あ〜んの表を書き、早いものから、カルタの最初の文字を決めさせます。だから、遅くなると、どんどん、頭の文字が無くなり、読み札を作るのが苦しくなりますね。
・ごろ合わせの良い、読み札を考えて完成ですが。一応、絵札の裏にも、読み札をかかせるとよいでしょう。カルタをやっているとき、最初のうちは、裏をみて確認できるからです。

    @カルタは、授業がマンネリ化した時など、時々やっていくとよいようです。わたしも、4時間ぐらいしました。また、最初は班ごとにしますが、次に、その班で一番、とった枚数が少ない人と多い人を、グループにしたりと入れ替えをさせるのも面白いです。生徒は、面白いほど熱中します。

    A次に、班ごとで、カルタを年代順に、並べるゲームをします。5分という制限を与えておこないます。完全にできるまで、チャレンジさせます。

    B最後に、カルタを使って年表をつくります。大判用紙を横に使い、班ごとに平安時代の班、江戸時代の班というように、あらかじめ作る年代を決めておきます。そして、自分の年代に関係するカルタを用紙に貼っていきますが、用紙の中には「743年墾田永年私財法」というように、1つか2つ、カルタにない出来事を書いておきます。そうすると、生徒は、その前後のカルタを考えていきます。これによって、歴史の流れが頭の中に意識されるようになります。

できたら、教室掲示しましょう。

 


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