S31HT(HTC Aria) でroot権限を取得し、OS4.0.4にバージョンアップする
はじめに
古くなって、使い道がなくなったS31HT(HTC Aria)について、もう処分しようかと思っていたのだが、
壊してもいいやと思い、OSをアップグレードすることにした。
今回は、次の内容を参考にして実施しました。
- (参考1) HTC ARIA root化
- http://www.nniia.net/smartphone/20100920134109.html
- (参考2) HTC ARIA root化 HBBootDriverのインストール
- http://www.nniia.net/smartphone/20100920135416.html
- (参考3) 技術/Android/HTC Aria(S31HT) root化メモ
- http://www.glamenv-septzen.net/view/1082
- (参考4) EMOBILE HTC Aria S31HT の ROM焼き - Android 4.0.4導入 -
- http://blog.goo.ne.jp/bobby_soft/e/599d4c44f8cfb794ddf85f867bfc2eb4
作業の流れ
- HBOOTのドライバをインストール
- HTC Driver Installer のインストール
- RevolutionaryでS-OFFの実施
- ClockWorkModのインストール
- Superuserのインストール
- OS4.0.4のインストール
- 日本語化とGoogoleアプリのインストール
1. HBOOTのドライバをインストール
以下から、ドライバをダウンロードする。
http://www.4shared.com/file/2vSCKQGF/android-usb-driver.html
以下のサイトの手順にてインストールする。
- (参考2) HTC ARIA root化 HBBootDriverのインストール
- http://www.nniia.net/smartphone/20100920135416.html
2. HTC Driver Installer のインストール
HTCのサイトから、 HTC Syncをダウンロードする。
昔は各機種別でHTC Syncのダウンロードリンクが存在していたと思うが、今は全機種共通のダウンロードリンクとなっていた。
http://www.htc.com/jp/
サポート > クイックリンク > HTC Sync > ダウンロード HTC Sync
ダウンロードしたら、セットアッププログラムを起動して、流れに従ってインストールする。
HTC Sync をインストールすることにより、HTC Driver Installer も一緒にインストールされる。
HTC Sync を起動すると、このように端末が認識されるが、今回の作業では特に関係ない。
HTC Sync をインストールした際に追加されたプログラムのうち、HTC Driver Installer 以外はアンインストールする。
※但し、MSXML と、Adobe AIR は他のプログラムでも使用するようであれば残しておく。
3. RevolutionaryでS-OFFの実施
Revolutionary をダウンロードする。
http://revolutionary.io/
revolutionary.exe を起動して、端末をUSBデバッグで接続すると、シリアルが表示されるのでコピーする。
後ほど、key を入力するので、画面はそのままにしておく。
Revolutionary のサイトにて、再度ダウンロードリンクをクリックし、コピーしたシリアルを入力する。
http://revolutionary.io/
入力したら、「Generate key」を押下する。
key が表示されるのでコピーする。
revolutionary.exe の画面に戻り、コピーした key を入力する。
その後の、ClockworkMod Recovery するかどうかは「n」を選択して、revolutionary.exe を終了する。
以上で、S-OFFの実施が完了。
ちなみに、S-OFF とは、Security Off の略らしい。
端末のセキュリティがOFF状態になったとの解釈で問題ないと思う。
なお、再度、revolutionary.exe を起動すると、端末が既にS-OFF状態となっていることが確認できる。
4. ClockWorkModのインストール
以下のサイトの「3. ClockWorkModを古いのに入れ替える」の手順にてインストールする。
- (参考3) 技術/Android/HTC Aria(S31HT) root化メモ
- http://www.glamenv-septzen.net/view/1082
上記サイトでの手順中に出てくるのfastboot の使い方については以下の画像のとおり。
上の赤丸のように表示されれば、fastbootモードでの接続完了が確認できる。
下の赤丸のように実行すれば、recovery領域にflash完了。
5. Superuserのインストール
以下のサイトから、「Superuser-3.1.3-x86-signed.zip」をダウンロードし、端末のSDカード直下にコピーする。
http://androidsu.com/superuser/
端末の音量の下を押しながら、電源ONする。
「RECOVERY」を選択する。
これにより、手順4.で導入した、ClockWorkMod が起動される。
「install zip from SDcard」 > 「choose zip from sdcard」 の順に選択して、
「Superuser-3.1.3-x86-signed.zip」をインストールすれば完了。
6. OS4.0.4のインストール
以下から、「cm9_liberty-ota-eng.root_09.Jul.2012.zip」をダウンロードする。
http://www.2shared.com/file/pUT_xRG1/cm9_liberty-ota-engroot_09Jul2.html
手順5.と同じ要領でClockWorkModから「install zip from SDcard」 にてインストールすれば完了。
7. 日本語化とGoogoleアプリのインストール
手順6.をもって、 「S31HT(HTC Aria) でroot権限を取得し、OS4.0.4にバージョンアップする」は完了だが、
このままだと、英語表示かつ、GoogleMAPはもちろんのこと、PlayStoreすらない状態なので、これらをインストールする。
端末上にて、 設定 > 言語と入力 と遷移することで、日本語表示へ切り替えできる。
以下から、「gapps-ics-20120317-signed.zip」をダウンロードする。
http://wiki.cyanogenmod.org/w/Google_Apps
手順5.と同じ要領でClockWorkModから「install zip from SDcard」 にてインストールする。
これにより、PlayStoreや、GoogleMAPなどのGoogleアプリが一式インストールされる。
最後にPlayStoreから、Google日本語入力をダウンロードする。
これで今回やりたかったことはすべて完了。