ローマ字入力


 かな漢字変換を使うとき、ローマ字入力にするか、かな入力にするかは迷うところだと思います。ローマ字入力では、覚えるキーは23個程度ですみますが、「か」を入力するのに「k」「a」の2ストロークが必要です。それに対して、かな入力では、覚えるキーは約47個もありますが、「か」を入力するには1ストロークですみます。つまり、かな入力の方が、覚えれば2倍の速さで入力することができるわけです。ですから、できればかな入力をすすめます。

 といった、話もよく聞きますが、では、「ぎゃ」を入力するときはどうでしょう。ローマ字入力では「g」「y」「a」の3ストローク、かな入力では「き」「゛」「ゃ」の3ストロークで変わりませんし、「ゃ」を入力するとにShiftキーも押す必要があります。「じゃ」のときは、ローマ字入力(ja)の方が簡単です。よって、2倍の速度で入力できるということは間違いであることが分かります。また、覚えるキーは2倍もありますから習得までにも時間がかかります。そして、かなだけを入力するのならいいのですが、英語などを入力する機会も結構ありますから、ローマ字入力なら覚えなおす必要もありません。

 このようなわけで、私は覚えやすいローマ字入力をおすすめします。