附属中の清水教諭がW受賞 |
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教育人間科学部附属中の清水宏幸教諭が、「第56回読売教育賞最優秀賞(算数・数学教育部門)」及び「日本数学教育学会実践研究優秀論文賞」を受賞した。
読売教育賞は、意欲的な実践・研究や創意あふれる指導により、優れた業績をあげた教育者や教育団体を顕彰することを目的としたもので、受賞テーマ『日常の場面で関数を活用させる指導』において清水教諭は、電灯と影の長さの関係やガス料金の計算、売り上げが一番多くなるようなTシャツの価格設定等、身近なものを題材として取り上げ、生徒に「数学を使う、数学をつくる」ことを体験させる授業が高く評価された。
また、日本数学教育学会誌第88巻第7号に掲載された論文『日常の場面で1次関数を活用させる指導―ガス料金について考えさせる指導−』においても、身近なテーマから数学化する過程がよく見えることと,実践的な授業方法や生徒の解決の多様性に注目が集まり、この度の受賞となった。
清水教諭は、「生徒たちが少しでも数学を好きになり、数学を身近に感じてもらいたいと思い、様々な工夫をしてきたことが評価されて嬉しい。たくさんの生徒に、数学はただ点数を取るための教科ではなく、日常で役に立つことや数学を楽しいと感じてもらえるような授業のやり方や教材研究をこれからも続けていきたいと思っています。また、この賞は附属中学校での公開研究会での実践のまとめであり、一緒に研究してきた同僚の先生方、山梨大学教育人間科学部数学教育講座の吉川行雄教授と中村享史教授のご指導のおかげです。」と話している。
山梨大学ホームページより転載