図1-1 図1-2 |
テスラコイル
テスラコイルは空芯の共振コイルとスパークギャップを用い、2次コイルに高周波の高電圧を発生させる装置で、1890年ごろにニコラ・テスラ[1]によって考案された。 テスラコイルは図1-1のように、空心の巻数の少ない1次コイルと巻数の多い2次コイルから成る。 高圧トランスで数千X以上の高圧にして、スパークギャップにより放電させる。 1次コイル側のスパークギャップの放電によって、2次コイルに高周波の高電圧が発生する。 テスラコイルの改良型として、半導体駆動回路を使用したSSTC(Solid State Tesla Coil)がある。 一見すると、テスラコイルはちょっと不思議だ。 テスラコイルは1次コイルの巻き数は2〜4回程度で、コイルの結合係数はかなり小さいのに、なぜ2次コイルには高電圧が発生するのか。 テスラコイルには不明な部分が多く、ナゾの装置と言われているようだ。 テスラコイルに関する著書を検索してみたが、作り方などを書いた著書[2]やサイトはあるが、 詳細な原理や理論などを書いた著書などは見つからなかった。 ウィキペディア(Wikipedia)や他のサイトの内容を簡単にまとめると、次のようになる。 テスラコイルの1次コイル側でスパークギャップの放電によって、いろんな周波数の電気波が発生する。 2次コイルでは、その電気波の1/4波長、3/4波長、5/4波長・・・の定常波によって高電圧が発生する。 半導体駆動回路の場合は、1/4波長の共振モードで駆動することにより効率的で強力な放電が得られる。 つまり、2次コイルで定常波を発生させることが重要なようだ。 とりあえず、トランジスタを使用した小型のテスラコイル発振器を制作してみた。 回路図 半導体駆動方式テスラコイルの発振器回路を検索したら、いくつか見つかった。 それらを参考すると共に、試作実験の結果から、最終的に図1-2の発振回路になった。 基本的には、出力の逆位相の一部を入力側に戻すことによって発振する帰還発振回路である。 発振するための条件としては、増幅度が大きいほうが良いので、トランジスタをダイリントン接続にして電流増幅率を大きくした。 L2は高電圧を発生させる2次コイルである。 また、テスラコイル・スピーカと言うものがあったので、それを参考にして音声信号で振幅変調できるようにした。 SW1は、通常のテスラコイルとテスラコイル・スピーカを切り替えるスイッチ。 テスラコイルはソケット式にして、簡単に交換できるようにした。 LEDが発光すると発振していることがわかるので便利だが、 LEDの向はネット検索したときに、カソードがGNDの場合とアノードがGNDの2種類があった。 どちらの場合もLEDが発光して発振していることが確認できる。 しかし、アノードがGNDの場合には2次コイルの端子から火花放電しないが、カソードがGNDの場合は火花放電したので、カソードをGNDにした。 使用するコイルによって、白色LEDのときは火花放電するが、赤色LEDでは火花放電しないものがある。 なお、試作実験の段階で3個のトランジスタを壊してしまった。 トランジスタに過電流が流れて壊れたと思われるもの、2次コイルに発生した高電圧が1次コイルに放電して壊れたと思われるもの、原因不明で壊れたもの・・・。 |
図2-1 表2 図2-2 図2-3 図2-4 |
発振器と小型テスラコイル
発振器と幾つかの小型テスラコイルを制作した。 小型のテスラコイルはソケット式で、発振器に差し込むようになっており、 図2-1の左端はテスラコイルを差し込んだ状態の発振器で、その右側はその他のテスラコイルである。 発振器は、図1-2の回路を実装した。 放熱のためパワートランジスタにはヒートシンクとファンを付けた。 テスラコイルは、コイルを巻くポリウレタン銅線の太さが違うものやコイル径と長さが違うものを作ってみた。 詳細を表2に示す。 インダクタンスは、実測値である。 テスラコイルは空芯であるが、実験用として、コイルeは空芯ではなくフェライトバーが入っいる。 2次コイルには熱に強く絶縁性のよいポリイミドテープを巻いた。 火花放電 図2-2のようにロウソクの炎のような、やや紫色の青白い火花放電が起こる。 この火花放電は高周波放電である。 直流の火花放電の場合は、1気圧のときに約30KVの電圧で10mmの火花放電はが発生する。 高周波の火花放電の場合は、周波数が高くなるほど火花電圧は幾分低下する[3]。 直流や低周波の交流の高電圧では感電の危険がある。 高周波の高電圧は、表皮効果により感電の危険は少ないが、火花が指先に放電すると火傷のような跡が残る。 熱いというよりは痛いという感じ。 また、動画のように紙が燃えるので、取り扱いには注意が必要だ。 この火花放電は、図1-2の回路のLEDによって放電の強さが変わる。 赤色LEDでは火花放電がやや弱く、コイル番号a、c、eはドライバーを放電端子に近づけると火花放電するが、ドライバーを離すと火花放電はしない。 白色LEDでは全コイルが火花放電するが、コイル番号eは火花放電がやや弱い。 LEDは種類によって順方向電圧(VF)に違いがあり、赤色や橙色のLEDはおよそ1.8〜2.2V程度で、白色や青色LEDはおよそ3.2V程度である。 LEDの順方向電圧(VF)が高いと火花放電も強くなる。 テスラコイルの1次コイルは、火花放電の強さが強くなるように調整した。 調整方法は、2〜4回巻いた1次コイルを上下に動かして、火花放電が最も強くなる位置を見つけた。 コイルによって、1次コイルの位置が下側で放電が最も強くなるコイルや中央よりやや下の位置で放電が最も強くなるコイルがある。 1/4波長の電圧分布 テスラコイルの2次コイルで1/4波長の定常波を発生するが、それを確認することができる。 図2-3のように、2次コイルにドライバーの先を近づけると火花放電する。 ドライバーの先を2次コイルの上部から下部へ移動すると、火花放電は上部で強く、下部へ移動すると徐々に弱くなり、中央より下では火花放電しなくなる。 2次コイルで1/4波長の定常波を発生することにより、図2-4のように、2次コイルの上端部で電圧が最大で、 下端部でLEDが発光する程度の電圧まで下がるような電圧分布になっていることがわかる。 テスラコイルの2次コイルにはポリイミドテープが巻いてあるのだが、図2-3のように2次コイルにドライバーの先を近づけて火花放電させると、ポリイミドテープが焦げる。 動画のように、2次コイルに蛍光管を近づけると光る。 蛍光管を上部から下部へ移動すると、上部で明るく光り、下部へ移動すると徐々に暗くなる。 蛍光管が光る明るさの変化から、2次コイルの電圧分布が1/4波長の定常波になっていることがわかる。 金属内の自由電子は、気体分子のように振る舞うので、電子気体と考えることもできる。 2次コイルで1/4波長の定常波を発生した場合、電子気体は縦波(密度波)の定常波になる。 テスラコイル・スピーカー テスラコイル・スピーカーも試してみた。 入力した音声信号に応じて火花放電の強さが変わり、音が聞こえる。 動画をご覧ください。 |
図1-1 図1-2 図1-3 図1-4 |
テスラコイルによる電力の無線伝送
2007年に、マサチューセッツ工科大学のグループがLC共振を結合した共振伝送の発表により、 ワイヤレス電力伝送(Wireless Power Transfer)[4]の技術が注目され、実用化の研究開発が進んでいる。 しかし、100年以上前の1890年代に、ニコラ・テスラは電気エネルギーを無線で伝送する方法を構想していた[1]。 彼は、地球の特定の周波数に共振する電気振動により「地球定常波」を発生させて、電気エネルギーの無線伝送を考えていたようであるが、詳細は不明。 図1-1のように、二つの同じ振動数の音叉を用意して、片方の音叉をハンマーで打つと、もう片方の音叉が鳴り始める共鳴現象が起こる。 ハンマーで叩いた音叉の共鳴箱に1/4波長の定常波が発生したとすると、その音波(空気の密度波)がもう片方の音叉の共鳴箱に伝わり、 同じ1/4波長の定常波が生じて、片方の音叉が鳴り始める。 ニコラ・テスラが考えていた無線伝送とは違うが、著者はこのような共振現象(共鳴現象)により、テスラコイルを用いて電気エネルギーを無線伝送できるように思えた。 さて、半導体駆動テスラコイルの2次コイルの電圧分布は1/4波長の定常波が発生して、2次コイルの周りには高周波の電場が発生する。 例えば、テスラコイル発振機と同じコイル径、同じ巻き数、同じ太さのポリウレタン銅線で共振用のコイルをもう一つ作り、それをテスラコイル発振機の近くに置いたとする。 すると、図1-1のような共振現象(共鳴現象)が起こり、もう1つのコイルにも1/4波長の定常波が発生することが考えられる。 実際に、テスラコイル発振機と同じコイルをもう一つ作り、豆電球を付けてテスラコイル発振機の近くに置くと、予想通り、図1-2のように豆電球が点灯した。 図1-2の右側はテスラコイル発振機(給電側)で、左側は豆電球を付けた共振コイル(受電側)である。 テスラコイルは、2次コイルの上端で火花放電し、2次コイルの下端はアース(接地)している。 室内の実験で、地面に穴を掘ってアース棒を埋めることは無理なので、 アースの代わりとして図1-3のように、テスラコイル発振機は発信回路のGNDを金属板(片面銅箔の基板)につなぎ、 共振コイル(受電側)のプラスチックケースの底にはアルミ製の薄板が貼り付けてあり、このアルミ板とコイルの下端をつないだ。 テスラコイル発振機の2次コイルの上端が尖っていると火花放電するので、尖ってたものは外して、火花放電しないようにしている。 共振コイルはコイルとコンデンサーの直列共振回路で、コイルの上端の金属部は電荷を蓄積するコンデンサーと同じ働きをする。 共振コイルをテスラコイル発振機に近づけると豆電球は明るく輝くが、テスラコイル発振機から離れると豆電球は暗くなる。 テスラコイルによる共振現象 上記のテスラコイルによる共振現象の実験から、テスラコイル発振機から近距離であれば、電力の無線伝送ができることが確認できた。 次に、テスラコイル発振機と共振コイルの大きさや巻き数などが同じでなく、それらと異なるコイルを制作して実験してみた。 ただし、共振コイルのインダクタンスはテスラコイル発振機のインダクタンスよりも少し小さい値になるように制作した。 なぜなら、図1-3のように共振コイルはコイルとコンデンサーの直列共振回路なので、 コンデンサーの静電容量(電気容量)を調整することによって共振周波数を一致させるためである。 テスラコイル発振機と共振コイルの大きさや巻き数などが異なる共振コイルを数個制作して、共振現象の実験した。 その一つの例として、空芯ではなく、フェライトバーを使用した共振コイルを図1-4に示す。 同図の左側はフェライトバーを使用した共振コイルで、右側はテスラコイル発振機である。 フェライトバーの大きさは、Φ8X100mmで、共振コイルの上側に取り付けた金属製のロッドアンテナは電荷を蓄積するコンデンサーと同じである。 ロッドアンテナを長くすると静電容量は大きくなり、ロッドアンテナを短くすると静電容量は小さくなるので、共振する長さに調整する。 豆電球が点灯して、電力が無線伝送されていることが確認できた。 共振コイルをステラコイル発振機に近づけると豆電球は明るく輝くき、テスラコイル発振機から離れると豆電球は暗くなる。 |
図2-1 図2-2 図2-3 |
ワイヤレス電力伝送によるライントレースカー
テスラコイルによる共振現象の実験から、テスラコイル発振機から近距離であれば、電力の無線伝送ができることが確認できた。 テスラコイル発振機を中心にして、その周りを回る自動車の模型、あるいは円形にレールを敷いて電車の模型を走らせれば、 電池なしで、自動車や電車の模型を走らせることができる。 そこで、テスラコイルのワイヤレス電力伝送によるライントレースカー(LTC)の模型を制作することにした。 ライントレースカーは、ラインを検出して、そのラインをなぞるように走行する。 ラインを円形にして、その中心にテスラコイル発振機を置けば、ライントレースカーは電池なしで、ラインに沿って走り続けることができる。 図2-1の左側はテスラコイル発振機で、右側が制作したライントレースカー(LTC)である。 テスラコイル発振機は、電力の供給側となるワイヤレス電力送信機である。 ライントレースカーは、共振用(受信用)のコイルを搭載しており、電力の受電側である。 給電側のテスラコイルと受電側の共振コイルは、大きさや巻き数などが同じコイルである。 共振コイルはコイルとコンデンサーの直列共振回路で、図2-1の共振コイルの上端に取り付けてある金属は、共振周波数を調整するためのコンデンサーである。 この金属は、電荷を蓄積するコンデンサーと同じような働きをする。 もし、給電側のテスラコイルと受電側の共振コイルの大きさや巻き数などが違う場合には、 受電側のコイルは給電側のテスラコイルの周波数に共振するように、受電側のコンデンサーの容量を調整する。 たとえば、金属製のロッドアンテナのように長さが調整できるものを使用して、 ロッドアンテナの長さを変えることで、静電容量を変化させて、共振周波数に一致するように調整してもよい。 テスラコイル発振機の2次コイルの上端が尖っていると火花放電するが、火花放電するとライントレースカーへ供給する電力が減ってしまう。 尖ってたものは外して、火花放電しないようにする。 ライントレースカーは、2個の反射型の赤外線センンサーを使用し、モータはタミヤのエコモータギャボックスを2個使用した。 ラインは白い紙(模造紙)に書いた黒い線で、この白と黒の違いを反射型赤外線センサーで検知して、ライントレースカーは線をなぞるように走行する。 ライントレースカーの回路 図2-2は、ライントレースカー(LTC)の回路の概略図である。 受電用のコイルのL2に中間タップを設けて、2本のダイオードで全波整流し、平滑化している。 あるいは、コイルL2に中間タップを設けないで、4本のダイオードでブリッジを組んで全波整流してもよい。 ライントレースカーが動くと、電圧が変動するので、平滑回路の後に、定電圧回路などを設けてもよい。 マイコンを使用しないアナログ回路である。 赤外線反射型ラインセンサーで、黒色部を検出するとモータ(タミヤのエコモータギャボックス)が回転し、 白色部を検出すると停止(または低速)する。 左右のラインセンサーと左右のモータの制御回路は交差するようにつながっている。 つまり、左のラインセンサーは右のモータの制御回路とつながり、右のラインセンサーは左のモータの制御回路とつながっている。 このライントレースカーは、黒色のラインの上をなぞるように走り、黒色のラインのない白色の紙の上では動かない。 赤外線反射型ラインセンサーは、図2-3の大きさが3mmぐらいのTPR-105Fを使用した。 このセンサーは、赤外線LEDから放出された光が物体に反射させ、フォトトランジスタで受光するセンサーである。 疑似アース ニコラ・テスラが考案したテスラコイルは、2次コイルの下端はアース(接地)して、上端で火花放電させる。 ラインレースカーは、室内で走行させることを想定しているので、地面に穴を掘ってアース棒などを埋めることはしない。 その代わりに、疑似的なアースで代用する。 図2-4は疑似アースの説明図で、断面を表している。 わかり易くするために、24(白い紙)、26(アルミ箔など)、27(床または机など)は隙間を空けて描いているが、実際には隙間を開ける必要はなく、 24(白い紙)と26(アルミ箔)は、接着剤で貼り付けてある。 この疑似アースは、平行板コンデーサのような構造になっており、極板間に変位電流が流れる。 10(ACアダプタータのケーブル)は、AC電源を直流に変換した電力をワイヤレス電力送信機へ送るケーブルで、26(アルミ箔など)の下を通す。 ラインレースカーの走行を妨げないように、10(ACアダプタータのケーブル)は太いものではなく、フラットケーブルのような薄いものがよい。 8(給電側のアース)は、給電側のテスラコイル発振機のGNDを26(アルミ箔など)に接触させる。 17(金属板)はライントレースカーの底に貼り付けたアルミ板で、12(受電側のテスラコイル)の下端を17(金属板)につないで、疑似的なアースとする。 26(アルミ箔など)より外側にライントレースカーを置くと、給電側テスラコイルから受電側テスラコイルへ供給される電力量は極度に減って、ライントレースカーは動かなくなる。 よって、24(白い紙)に黒色のラインを描くときは、26(アルミ箔など)の範囲からはみ出さないように描く。 図2-4 |
■ニコラ・テスラ(Nikola Tesla)[1]
1856年にクロアチアに生まれ、1943年に他界した。 8つの言語に堪能で、詩作、音楽、哲学にも精通していた。 1884年にアメリカに渡りエジソンのもとで働いたこともある。 ニコラ・テスラには多くの発明がある。 交流電流、タービン、ラジオの同調回路、無線操縦システムなどがある。 特に、現在使用されている交流送電はニコラ・テスラが提案したものである。 それに対して、トーマス・エジソンは直流送電を提案していた。 この2つの送電システムの敵対関係から、電流戦争と呼ばれている。 結局、交流変圧器(トランス)によって、電圧変換が容易な交流送電が採用された。 ■表皮効果(skin effect) 表皮効果は交流電流が導体を流れるとき、電流密度が導体の表面で高く、表面から離れると低くなる現象のこと。 周波数が高くなるほど表面にながれる電流が大きくなり、中心部では電流が少なくなるので、導体の交流抵抗は高くなる。 それゆえ、電線は太い電線を1本使うよりも、細い電線をより合わせたほうが抵抗値が小さくなる。 ■変位電流(displacment current) マックスウェルは、コンデンサーの極板の間に電流が流れると仮定して、マックスウェル方程式と呼ばれる重要な4つの微分方程式にまとめた。 マックスウェルは、この4つの微分方程式から電磁波が存在することを予言し、その後、ヘルツによって電磁波の存在が確認された。 マックスウェルが仮定した、コンデンサーの極板の間に流れる電流を変位電流あるいは電束電流と言う。 ■ワイヤレス電力伝送(Wireless Power Transfer) ワイヤレス電力伝送(WPT)[4]には、磁界結合、電界結合、LC回路共振(磁界共振とも呼ばれる)、電波放射による電力伝送などがある。 ・磁界結合は、ファラデーの電磁誘導を利用した方式で、二つのコイルを隣接して配置すると、それらの間に磁力線による結合によって、ワイヤレス電力伝送を行う。 伝送距離は数cm程度で、二つのコイルの位置がずれると伝送効率が落ちる。 ・電界結合は、平行コンデンサーのように平行板を対向させた空間に流れる変位電流を利用する方式で、 伝送距離は数cm程度で、二つの平行版の位置ずれに強い。 ・LC回路共振(磁界共振)は、LC回路を共振させて電気エネルギーを伝送する方式で、伝送距離は数m程度。 ・電波放射は、マイクロ波でエネルギーを伝送するので、長距離の伝送も可能。 |
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サイズ | 行間 |