基本の詰み bP1
車と馬と炮による詰み
図1は5手詰めです。
馬が動けば炮で王手がかかりますが、詰みまではいきません。
正解は車四進一と車をただで捨てます。
対して士5退6は炮で王手となるので指せません。
ゆえに将5平6の一手です。そこで馬五進三と王手をかけます。将6平5は炮が利いてますので指せません。
ゆえに将6進1の一手ですが、炮五平四(図2)で詰みです。
図で馬五進七の王手は士5進4(失敗図)で詰みません。
その他図1で馬の王手はいずれも将5平4で詰みません。
車を捨てて馬と炮を生かす詰めでした。

車と馬と炮と兵・卒による詰み
最後に4種4枚の駒による詰みを見てみます。
図1も5手詰めです。
紅方の攻め駒は4枚もありますので簡単そうですが慎重な読みが必要です。

正解は車三平六です。
これは将4退1の一手で、そこで炮七平六とします。
対して士4退5なら馬四進六で例の「馬後炮」で詰みます。
炮七平六に将4平5と逃げますが馬四進六(図2)で詰みです。
図2は炮と馬と兵が良く利いてどこにも逃げられません。
戻って図1で初手に炮七平六は士4退5(失敗図)でどうしても詰みません。
失敗図から車三平六は手順前後で士5進4でだめです。

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