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民衆闘争報道 韓国民衆言論ミンプラス 2017531
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         <‘朝鮮の核問題’に対する批判的小考
             中国外交部の対朝鮮政策は、最初から間違っていた
(その1)

                                             清華大学招聘教授 チョン・キョル

朝鮮に対し、挑発の主体である米国に同調した中国
メディア協同組合「談爭」が、去る30日、現在中国で、清華大学招聘教授であり、「第4メデイア」の編集人として活動しているチョン・キヨル教授をオンラインで連結して‘中国の対外政策と、対朝鮮半島政策'をテーマに、招待映像講義を進めた。 チョン(鄭)教授はこの日の講義で、参加者たちを助けるために小論文を送ってきたが、講演に一緒出来なかった読者の為に、ここに掲載する。 論文で、[ ]はチョン教授が使用したもので、( )は編集者が追加した。 [編集者]

はじめに

この論文は、いわゆる'北朝鮮核問題'と関連して"中国外交部が25年一貫して堅持した‘対朝鮮半島政策'[以下、中国外交調整]を、“朝米対決を中核に展開される、21世紀初めの世界情勢"の観点から、掘り下げてみた書き込みだ。
 特に、今日も繰り返して強調される、中国外交調整の幾つかの核心原則、基調、目的を、今日の朝鮮半島や北東アジア情勢との相互関連の中で比較、分析した書き込みだ。 何よりこの小考は、中国外交調整の25年の歴史を、70年の朝米対決史[25年の朝米核対決史]に基づいて、一つの批判的解釈を試みた書き込みだ。
去る527日付、新華通信の報道によれば、中国外交調整の“3つの原則と目標”[以下3要点]は以下の通りである
1)()半島の平和、安定の守護
2)半島の非核化実現
3)対話、交渉を通じた問題解決
中国外交調整3要点は、王毅中国外交部長、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相の526日、モスクワの記者会見でも強調された:[朝鮮]半島の核問題の根源は‘安全'…安全に対するそれぞれの側の、合理的な関心事項の実質的な解決…半島の核問題は、相互不信を始めとして、…各方面は、信頼構築に役立つことを多くしなければならない。…中国はこれに‘[雙軌並行]―「半島の非核化」、[半島平和体制構築]'と、対話を提起する第一歩である‘ [雙暫停:サンジャムチョンー朝鮮の核・ミサイル活動と韓米連合軍事訓練)中断]'提案…
これは、ロシアが提起する方向と一致…中・ロは、朝鮮半島情勢の緩和及び朝鮮半島[問題]の最終平和的解決に、積極的で建設的な役割に発揮するだろう…"


朝鮮半島情勢を見誤った、中国の外交政策

中国外交調整3要点の核心を要約すれば、“対話、交渉を通じて朝鮮半島の非核化を実現して、平和、安定を守護する"だ。 いずれも良い言葉だ。 趣旨、意味、目的全て良い。 参考として、この小考には中国外交調整の真正性の当否を尋ねる書き込みがない。 真摯な意味と趣旨、目的を持った中国外交調整の‘実現可能性'の当否を問う文だ。
中国外交調整を、今日の情勢観点から掘り下げて見た書き込みだ。 従って、我々は恐らく、次のような幾つか質問を想定する事が出来るだろう
1.朝鮮の核問題25年に対する、中国外交調整は、自分が一貫して追求した目的、即ち、‘半島の平和、安全'を定着させるのに寄与したのか
2.目的とした‘半島の非核化'は“実現”されたのか
3.もし実現されていないなら、その理由は何なのか
4.朝鮮の核問題全期間、中国外交調整が反復して直面する、核心挑戦、課題は何なのか
5.[今日の情勢は、中国外交調整3要点では、朝鮮核問題解決の可能性は難しいと、まるで助言・雄弁・苦言しているようだ。 もしそうなら]その理由は何であり、核心背景、原因はまた何か
6.何よりも、所謂‘北朝鮮の核問題’とは一体何なのか
7.朝鮮核問題の[Main Culprit](張本人、主たる犯人)は誰なのか
8.朝鮮の核問題は、根本で何を目的にしているのか
9.最後に、‘朝鮮の核戦略カード'で利益を得る ‘本当の泥棒・犯罪者'は誰なのか


所謂(いわゆる)「北の核問題」の、真の犯人を見誤った中国

‘朝米核対決'に象徴される、毎日の様に核戦争の境を行き来する最悪の朝鮮半島や北東アジア情勢の現実は、今日,誰彼の区別なく、北東アジアの大家族'全てをして、自分達はもちろん、特に‘中国外交調整25年史'を、新たに、[即ち批判的に]振り返るように、一様に強制している。朝鮮の核問題と関連して、中国が持つ、排他的意味での固有の地位、役割、責任のためだ。
我々全ての、批判的な問いは、よって何より先に、中国外交調整3要点が、去る(過ぎ去った)25年、まだ一歩も先に進んでいない問題[情勢の現実]に、焦点が合わせられるべきである。 その多くの苦労と努力にも拘わらず、中国外交調整が、まだ何の具体的成果を作り出すことができない問題に集中しなければならないだろう。 まるで‘蟻巡りの様に'中国外交調整は、25年の今日も相変わらず、同じ軌道[つまり実現可能性がなさそうな]に、どうして果てしなく従っているのかが、問われなければならない。
中国自身を含む6者協議当事国すべてが、一緒に問わなければならない課題だ。 中国外交調整が、25年一貫して追求したそのすべての貴重な意味、趣旨、目的が、或いはすでに、失踪されたのではないか、と考えられる。 実現可能性がますますない、今日の北東アジア情勢の現実のためだ。 朝鮮の核問題25年の朝米核対決が、最高度に極大化された今日[最悪]の情勢の現実を言う。
70年の朝米対決の歴史は、今日の居所から、もしかしたら、上で提起した幾つかの核心争点に対する一定の解答・助言・方案を探す事が出来るだろうと信じている。 朝鮮核問題の核心は、違うところはないという解釈からだ。
問題の核心は、朝鮮核問題関連の‘固有の地位、役割、責任'を持った中国外交部の、視角、観点、姿勢にあるという判断からだ。 即ち、まさにその問題が、過去25年の朝鮮核問題の一番重要な根本原因の中の一つではなかったのかを問うものだ。 また、他の根本原因は、中国外交調整の、現実とかけ離れた朝鮮半島情勢の認識から、見つけられそうだ。
中国外交調整の情勢認識が、朝鮮半島、北東アジアはもとより、世界の情勢とも一定の距離があったという判断からだ。 言い換えれば、朝鮮の核問題を眺める中国外交調整の25年、視覚、観点、姿勢が、果たして正しかったかどうかを問うものだ。中国外交調整が長く傾けたその多くの手間と努力でも、今日の3要因が、どうして結局、失踪の危機に置かれるようになったのかを問うものだ。
現実とかけ離れた情勢認識が、結局、問題の根本的な理由、原因ではないかと問うものだ。 理由の如何を問わず、中国外交調整は25年、自分が目的とした、そのすべての貴重な意味と趣旨を、まだ実現できなかった。 衆知の様に、まだ、これといった何の結実も見ていない。
朝鮮の核問題を眺める6者協議当事国、特に、中国政府[外交部]の視角、情勢認識問題を、新たに[批判的に]視察する理由だ。中国外交調整 3要点の実現可能性が、今日、過去のどの時よりずっと低くなっていると見られるからだ。 ちなみに中国国内を含む世界の多くの批評家たちは、今、3要点の実現の可能性がほとんどないと断定している。 なぜ? 如何なる根拠で?

米国の‘敗北宣言'の意味するもの

トランプ政権は、今、前代未聞の'地球村ショー'[Global Show]を演出している。 世界中に、“金正恩委員長と会う事が栄光"とまで、告解聖事 (訳注―洗礼を受けた信者が,犯した罪を悔い、神父を通じて神に告白して、許しを請う事)する大統領から、“どうか頼むから、一度信じてくれ”と、哀願する国務長官、“戦争は災難”だとして、誰かに警告する国防長官など、ワシントンのあらゆる核心は無論、上院[100名]、下院[435名]まで総動員した、歴史上初有(はじめて)の‘グローバルショウ’である。
ワシントンの,権力の核心すべてが、まるで、全ての世の中(世界)に、特に東京、ソウル に、聞こえよがしに、‘25年の対北核戦略は全て失敗だ’と叫びまくるショウだ。
240年の、米国歴史上初の事件だ。それから、すべて、まるで脚本に従って、この放送あの放送に出て、‘北朝鮮の核問題は、軍事的解決策は皆無、朝鮮との戦争は災い、したがって、米朝核対決問題外交は、対話から平和協定締結に早急に解決すべき'を、異口同音に叫ぶ、また他のショーを演出している。
なぜか。何のために? 前代未聞の珍しい、この、すべてのグローバルショーは、周知の様に、最近、毎日の様に続いている。 世の中が戸惑うことであることはもちろんだ。 何よりショーの舞台に上がった演技者全員が、すぐ昨日までは、"テーブルの上にすべての‘オプション'[軍事的オプションまで]挙げている。軍事的に[例えば、‘先制核攻撃、首切り作戦'のようなもので]殴れ、降伏せよ"と言って、氣高萬丈して、平壌(ピョンヤン)を脅していた者達だからだ。
ワシントンの思いがけない、このすべての大騒ぎ騒動は、しかし、一体何を意味するのだろうか。 何を言いたいのか? 何を目的にしたのか?地球村ショーを通じて、彼らは世の中に、特に朝鮮に、どんなメッセージを伝えたいのか、一方、彼らの主張のように、米国に迫った“最大の国家安保危機”が、一体どれほど火急のものであるため、前代未聞の珍しいショーまで演出するようになったのだろうか。さて、ワシントンで行われているという前代未聞の、このすべてのショーは、もし一種の“敗北宣言"を、[世界はだましても、しかし、今日の朝鮮にだけは]、そのような形でも、自分たちの考え[降伏意思]を伝えているのではないか? “朝米の対決で、結局われわれが敗れた。 認めている。 だから私たちに準備する時間を一寸呉れ。どうか、一度だけ信じてほしい”(という)哀願[物乞い]ではないのか?すべてが脚本によって動く様なワシントンのそのすべてのショー演出は‘敗北宣言'に違いないからだ。 クリントン[1999]、オバマ[2015]時の、‘政治・軍事の敗北宣言'と、また違う形の、過去と次元が違う‘敗北宣言'のように見えるからだ。
敗北宣言を朝鮮に、伝える方法が特になくて、選んだ一種の苦肉の策[ショー演出]のように見えるからだ。 言い換えれば、‘世界帝国'の手前、到底“私たちが敗れた"と、満天下に公開することはできない、ついに珍しいショーまで演出しているのではないかと思うからだ。 ワシントンのそのすべてのショー演出は、しかし、理由如何を問わず、70年の朝米の歴史、今日の現状を象徴的に代弁している。その様に解釈して間違いない。なぜ失敗したのか? 一体全体どうして? なんのために?

意図的に作り上げられた「北の核問題」こそ、米国の視点に立った半島情勢認識

初めに論じた、中国外交調整の話にもう一度戻ろう。米国は無論、6者協議の他の当事国の対朝鮮(韓半島)政策も、‘失敗した'と断定する第一の理由は、何より彼ら全員の誤った、或いは現実とかけ離れた、朝鮮半島情勢認識から探すことができる。
北朝鮮の核問題関連の作られた6者協議当事国[中国、ロシア・米・日・韓]の朝鮮半島[70年分断]問題に対する情勢認識が、あまりにも現実とかけ離れたと判断されるためだ。 何より、彼ら当事国[中国、ロシア・米・日・韓]の念願は、[一部はもしかしたら“分断状態の‘現状維持'[Status Quo]としての‘平和、安全'”を追求する。また他の一部は“‘悪魔化、孤立、圧殺'を通じた朝鮮の‘内部瓦解'と‘政権交代'"を目的として、結果的に、お互いに他の‘同床異夢'[同床異夢]としての念願に対し、他方の、1億の南北・海外コリアンらの念願[‘自主平和統一念願']とは、根本から全く違うと判断されるためだ。
中国外交調整の3要点の実現可能性は、従って、ひょっとしたら、最初から全くなかったと評価しても、大きく違わないようだ。
第二に、なぜ失敗したのだろうか。 何より重要なのは6者協議当事国の‘25年の朝鮮核問題'を眺める視点が、問題の核心当事国である朝鮮と、根本から互いに、とても違っていた/違うためだろう。
所謂、‘北の核問題'は、最初から‘北の核問題'ではない。‘北の核問題'と言うものは本来なかった。 最初からそんな問題は存在しなかった。 意図的に造られたものだ。 米国によって目的意識的に“製造された"[Manufactured]ものだ。
言い換えれば、朝鮮の核問題は、70年間(1945年〜2017年)の朝米対決の延長線上で、目的意識的に生み出された問題だ。(これが)朝鮮(北韓)が、核問題を見渡す視角だと信じている。
6者協議の、他の当事国とは 大きく異なる見方だ。 各論で互いに一定の差があるが、彼らは全員、朝鮮核問題を、大きな枠組みの中で基本的に‘米国の視点'で接近したと見ることができる。


西欧[帝国主義]中心の国連安保理組織は、回復不能な不正組織に堕落した

194510月誕生の時から、西欧[帝国主義]中心の公正でない/できなかった‘国連安保理'[UNSC]組織は、朝鮮核問題25年、さらに極端的形態の不公正な組織に転落した。
朝鮮の核問題25年の安保理組織は、回復不能の絶対不公正、不平等、不正な組織に堕落してしまった。‘国連安保理無用論'が、より声を高める様になった理由の一つだ。
朝鮮の核問題[カード]で、米国は25年の間、朝鮮半島・北東アジアを、核戦争状況に延々と追い込んだ。 北核カードが目的にした結果だ。 ‘北の核仮面'の後ろに隠れたワシントンが、対朝・対中・対ロシアに、離間[各個撃破]戦略を目論んだ結果だ。‘米国の視点'が目的とした結果だ。 安保理の追従勢力、英国、フランスが、‘米国の視点’で、朝鮮核問題を眺めているのは当然だ。 彼らの根っこは、同じ[帝国主義]だからだ。 問題は、彼らと根っこが違う中・露だ。
彼らはそのため、朝鮮の核問題を帝国主義者らと根本から違うようにして接近しなければならなかった。 不幸にも現実はそうではなかった。 25年の朝鮮核の歴史は、‘中国、ロシア視点'またその理由の如何を問わず‘米国の視点'と大きく変わらないことを雄弁に[告発]している。
2011年、リビア場合が良い例だ。 産油国、主権国家[リビアに対する米・英・仏主導の不法な‘飛行禁止区域安保理決議案'に快く同意した中国、ロシアの戦略的ミス/過ち/愚がもたらした結果は実に大きい。
朝鮮の核問題で、中国、ロシアは、不幸にも安保理・リビア決議の時に犯した戦略的ミスを、一度ではなく、25年繰り返しているわけだ。 朝鮮がリビアのように、自分を守る自衛力がなかったら、朝鮮も、すでに数十回もリビア、イラク事態に見舞われる事になったであろう。


‘朝鮮の核問題'というアメリカ式の [以夷制夷]戦略に踊らされている中国とロシア

むろん、北朝鮮核問題関連の安保理の枠組みで中国、ロシアの人知れぬ悩みと手間があった。 それで、もしかしたら,今日よりもっと険悪な状況が発生しなかったかもしれない。(それは)認める。 しかし、大きな枠組みで、中国、ロシアの朝鮮核問題アプローチは、結果的に米国式の‘以夷制夷’(訳注:「夷をもって、夷を制す」一つの勢力で、他の勢力をコントロールする―の意味)戦略にもてあそばれた格好になった。この様な批判と指摘から、中国・ロシアは、今日、自由ではありえない
朝鮮の核問題関連の、起きてはならない不幸な状況が、25年重ねて繰り返されたためだ。 今日この瞬間も繰り返されている。 朝鮮の核問題が25年、‘蟻の突起を'(訳注―蟻が同じところをぐるぐる巡る様に似て)繰り返しながら、一歩も前に進めなかった理由だ。 これで、中国外交調整の3要点が、自己の貴重な意図を、結局達成出来なかったと断定した理由だ。
朝鮮半島や北東アジア情勢が、時間が経てば経つほど、むしろもっと、極限した状態の‘米朝核対決直前の状況'に追われていく事を、繰り返した理由だ。
“朝鮮を崩壊させる”と言う目的が極めて明確な、日米・韓の場合はそうだとしよう。しかし、中国、ロシアは彼らと違う。 根本で違う。 しかし、彼らの25年間の朝鮮核接近法(アプローチ)は、結果的に、米・日・韓の[以夷制夷]戦略を皆手伝った結果となってしまった。 中国、ロシアのそのすべての貴重な意味と趣旨が、実を結べなかった理由だと考える。
核心は、中国、ロシアを含む6者協議当事国らの北朝鮮核アプローチが25年重ねて失敗した理由は、朝鮮の核問題に対する見方が、朝鮮と最初から違ったからだ。 根本から違っていた/違うからだ。 朝鮮の核問題解決が、第一ボタンから間違ってはめられたということだ。 朝鮮の核問題は、最初から朝鮮の核問題ではなかったのだ。

‘朝鮮の核問題’なるものは存在しない−“帝国主義対反帝自主対決”の問題があるだけだ

朝鮮の核問題は、帝国主義、国際連合勢力の半世紀以上にわたる、度重なる核侵略戦争の脅威に、朝鮮()が‘核には核で'対抗するために、“自衛力としての核抑止力”を開発しなければならなかった米朝の対決問題だ。朝鮮の核問題ではない。朝鮮()と米国[即ち、中国、ロシアを含む世界中を相手にした]の間に継続される“帝国主義対反帝自主対決”の問題だ。 朝鮮の核問題ではない。何よりも、朝鮮核問題25年間の、‘すぐ挑発をする'主体は、周知の様に朝鮮(北朝鮮)ではなく米国だ。 議論の余地がない。
朝鮮()だけでなく、中国、ロシアを含む世界中を相手に‘挑発'を止めない国は、朝鮮()ではなく米国だ。 ワシントンを先頭に、英国、フランスのような‘500年、西欧勢力'即ち、西欧帝国主義勢力が‘挑発の主体'であって、朝鮮()ではないということだ。
彼らがすぐ来た世の中を相手に500年止めないで続く'挑発''侵略戦争'の主体になる。 米朝の対決70年前期間、深く、切々と立証された真理だ。 歴史的真理だ。 中国、ロシアを含むすべての当事国たちがみな知っている真理だ。 いや世界中が知っている客観的真理だ。
しかし、北朝鮮核問題25年の間、‘挑発の主体'が朝鮮()だと主張する米・英・仏(安保理常任理事国)と東京、ソウルはそうだとしよう。 問題は不幸にも中国、ロシア(また、他の安保理常任理事国)までが、‘朝鮮()が挑発をしている'、‘挑発の主体'が米国ではなく、朝鮮()と規定した事だ。 米国ではなく、朝鮮()に、逆に‘挑発を止めろ!'と、25年間、中国、日本、ロシアも朝鮮に対する圧迫(悪魔化、封鎖、制裁)に加勢したのだ。
しかし、今日の米朝の歴史は、過去とは全く別な情勢の変化が準備されている。朝鮮()ではなく、米国があらゆる天地、町村に通い、“過去25年にすべての対北朝鮮戦略(政策)すべて失敗した”と告解している。一見すると、不思議な情勢変化だ。 これで“中国外交調整が実現可能性はない”と断定した理由だ。
(続く)
参考>

☆主張/米韓合同軍事演習<キー・リゾブル>は第2次朝鮮戦争の導火線(2013年3月11日)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_40.html

☆論考/米国と追随国家の核攻撃から社会主義朝鮮を防衛せよ(2)(2013年3月2日)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_39.html

☆論考/米国と追隋国家の核攻撃戦争から社会主義朝鮮を防衛せよ(1)(2013年2月23日)

http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_38.html