|
（韓国民衆言論 ハンギョレ 国際ニュース 2016年6月23日付）
http://www.hani.co.kr/arti/international/japan/749423.html
安倍＜沖縄慰霊の日＞行事で恥をかく
東京/ギルユンヒョン特派員
▲ 23日、日本の安倍晋三首相が2次世界大戦当時の沖縄戦終結71周年を迎えて開かれた'慰霊の日'行事（糸満市）に出席して献花している。（ 沖縄/AFP連合ニュース）
“売国奴協定を改定しろ！” “帰れ！” ヤジの喚声で安倍を迎えた沖縄
沖縄人の憤怒は限界に達した
23日、沖縄南部の糸満市に位置した沖縄平和記念公園、この日、公園で行われた第71回沖縄‘慰霊の日'行事会場に、日本の安倍晋三・日本首相が姿を現すや、憤怒した沖縄人たちが、ヤジの喚声で彼を迎えた。
一部の市民達は、安倍首相に対する貴賓紹介が続く渦中に、"帰れ"と声を張り上げ、ある男性(63)は“日・米駐留軍地位協定(SOFA)、売国奴協定を改正せよ”と大声を出し、警察によって会場から引っ張られていくこともあった。
安倍首相が、この日、行事で恥を?かされたのは、4月末、米海兵隊出身軍属によって沖縄女性(20)が殺害された悲劇を契機として、沖縄の'米軍基地負担'を理解できない本土に対する反感がさらに強くなったためだ。
日本全体の面積のうち沖縄の割合は0.6%だが、全体の在日米軍の74%が島に集中されている。
それによって沖縄人6万5000人は、今月19日、県民大会を開き、米国政府の謝罪と完全な補償、沖縄米海兵隊の撤退、米軍基地の大幅に整理・縮小、日米地位協定(SOFA)の根本的な改正などを要求した。
安倍首相と沖縄の悪縁は2007年にさかのぼる。 安倍首相は去る1次内閣の時の2007年、沖縄戦争の最も残酷な悲劇の沖縄人集団自決(沖縄人たちが日本軍の指示によって家族らを殺し、自らも命を絶った事件)について“軍が強要したという記述を抜け”という検定結果を発表した。
当時、沖縄で11万人の市民たちが参加する県民大会が開かれ、安倍首相を糾弾した。
安倍首相は同日、予想通り“バラク・オバマ米大統領に強く抗議する一方、再発防止と厳正な対応を要求した”は、原則論に言及しただけで、沖縄人達が要求してきた根本的な基地対策は提示しなかった。
（訳 柴野貞夫 2016年6月23日）
|
