(韓国民衆言論 <統一ニュース> 2015年7月17日付)
http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=112841
《 声明書 》
日本安部政権の集団的自衛権法案の衆議院通過を、韓民族は痛烈に糾弾する
檀君民族平和統一協議会
(2015年7月16日)
きょう7月16日午後、日本の衆議院本会議で連立与党多数の賛成で、日本の集団的自衛権行使を中心とした安全保障関連法諸・改正案が通過し、米国ホワイトハウスは、即刻安全保障法案の通過を歓迎する意見を明らかにした。
これに、我が民族陣営<檀君民族平和統一協議会>に参加する120余の民族・独立団体は、再び戦争を引き起こす事が出来る、日本安倍政権の集団的自衛権に強力に反対し、日本の反省なき軍国主義化を歓迎し唆(そそのか)す米国の仕打ちに抗議し、声明を発表する!
我々は、血で結ばれた先祖の歴史を忘れない!‘日本の同盟軍や、利害関係を共有する国が攻撃を受ける場合、これを自国が攻撃されたものと看做して、攻撃に出る事が出来る’と言う集団的自衛権は、第2の<桂−タフト密約>である。
110 年前、フィリピンに対する米国の強占(植民地支配)と、朝鮮半島に対する日本の強占を、相互の間で黙認し、米国と日本の間で極秘裏に締結した<桂−タフト密約>は、我が民族が5000年続いて来たこの土地に、分断を惹起した犯罪的密約として、弱肉強食の帝国主義論理に従って、我が民族の国権を徹底して蹂躙した米国と日本の野合だった。
日本は、110年が過ぎた今日でも、慰安婦など、過去自分たちが、我が民族に犯した極悪無道の罪悪に対し、真心から反省したり謝罪するどころか、数千年の間、我が民族の固有の領土である独島に対する領有権を強弁するなど、新帝国主義路線を露骨化している。
更に、実質的に日本の集団的自衛権行使の可能性は、朝鮮半島以外に無い為、これは朝鮮半島内の戦争を前提とするものだ!これに我が民族陣営は、1950年代の戦争で、胸が痛い傷を今も洗い流すことが出来ず、分断されたこの土地を再び戦場にしようとする日本と米国を強力に糾弾する。
檀君民族平和統一協議会(訳注−‘檀君’とは、韓国の神話上の開国神の事)の独立有功者遺族会、韓民族運動団体連合を始めとした120余の民族団体と、壇君協を始めとした愛国宗教代表達は、檀君の国土保衛と護国精神に従い、南と北が一つになって、断固として果敢に、反日闘争を広げて行く最先鋒に立つものであり、朝鮮半島でのどんな形態の戦争も、断固として反対し、これによって朝鮮半島に造成されている戦争再発の危険を除去し、この地の平和定着の為の運動を粘り強く繰り広げて行く。
一つ、日本は即刻、集団的自衛権を云々する戦争の野心を捨て、殖民支配の謝罪をせよ。
一つ、米国は、日本の集団的自衛権、軍国化を歓迎せず、日本の過去清算の先頭に立て。
一つ、我々は日本とアメリカが、110年前に我々民族に犯した間違いを深く反省し、謝罪し、これに対し賠償する事を強く要求する。
一つ、我々は日本とアメリカが、何らかの理由で再び他の民族を抑圧しない事を要求し、特に日本の独島侵奪の企図を強力に糾弾する。
一つ、我々は日本が太平洋戦争によって、強制で連れて行った我が同胞達に対し、民団と総連を問わずその誰も抑圧しない事を強力に警告する。
一つ、我が政府は、朝鮮半島を取り巻く外交状況に対し、消極的対応でなく、積極的対応で、戦争の危険を減らし、外交問題を能動的に臨め。
戦争の危険に陥いることとなった日本国民を含む、全世界の良心勢力と、8000万檀君民族は、憤然と立ち上がれ!
自国民の反対を無視し、民主主義も無視し、戦争の野心だけで突き進む安倍政権は、‘第2の桂−タフト密約’だ。集団的自衛権は、即刻廃棄せよ!
日本の土地で、今も帰らない200万我が祖先−日帝強制徴用犠牲英霊が、両目を見開いて許さないだろう。戦争野心の集団的自衛権を廃棄せよ!
(訳 柴野貞夫 2015年7月17日)
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