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(韓国民衆言論 チャムセサン 国際ニュース 2014106日付http://www.newscham.net/news/view.php?board=news&nid=80176&page=1&category1=38


      平和団体、米・日−軍関係者の訪韓を糾弾、
               “集団的自衛権・サードミサイルを強要するな!”



‘朝鮮半島と東アジアの平和を根本的に揺るがすもの’と抗議

‘平和と統一を開く人々’が、6日午前、ソウル外交部前で記者会見を開き、日米防衛協力指針改定に先立ち、訪韓した日米軍関係者に対し、日本の集団的自衛権行使容認とサードミサイル配置を強要するなと、強力に要求した。

 

 

▲ 写真 外交部前で抗議する左端の人が、日・韓・米三国軍事同盟を示すプラカードを掲げている(訳者)

 

この日、ダニエル・ラッセル米国務省次官補と、デイビッド・シオ国防省次官補は、日本防衛省当局者と一緒に韓国外交部を訪問し、日米防衛協力指針改定案中間報告に関した説明など、懸案を論議する予定だ。
日米が、来る8日発表する予定である日米防衛協力指針改定中間報告書には、日本の集団的自衛権容認決定を反映し、日本が集団的自衛権を行使する類型を明記し、最終報告書には、米国と自衛隊間の具体的な協力方案を盛る予定だ。
この様な条件で訪韓した日米軍関係者に対し、平和団体‘平和と統一を開く人々’は“日本の集団的自衛権行使を拡大・強化し、これを通して、日本の地域盟主としての浮上と米国の世界軍事覇権の追求を支えてやるための日米防衛協力指針改定を、韓国政府が受け入れるように強制しようとする”とし、“決して容認する事は出来ない”と明らかにした。
‘平和と統一を開く人々’は、反対理由として、▲ 日米が、日米防衛協力指針で‘周辺事態’の概念を削除し、平時と有事時の区別を廃棄する方針だと言う点、▲日本は国内法を改定し、戦闘中の米国に武器と弾薬を提供し米国の戦闘機に直接給油するなど、米軍に対する全後方支援を強化すると言う点、▲ 日本が、対北対中先制攻撃戦力投入を企んでいると言う点、▲ 朝鮮半島が集団的自衛権行使の主たる対象地となり、常時的な戦争の危険が増えると言う点を指摘した。
‘平和と統一を開く人々’は、“日本自衛隊の積極的な軍事的進出と先制攻撃戦力投入は、徹頭徹尾日米同盟の土台である一方、NATOを軸とした米国主導の地球同盟の強化に服務しようとするもの”だとし、“世界平和の脅威と安保不安の震源”だと指摘した。これ等は又、“駐韓米軍のサードミサイル配置は、韓・米・日三角MDと同盟を構築しようとする日米の意図を貫徹するための環”だとし“朝鮮半島と東北アジアの平和を根本的に揺るがすもの”と警告した。
オ・ミジョン‘平和と統一を開く人々’事務次長は、“今日訪問する米国官吏らは、集団的自衛権行使容認とサド配置などを強要するもの”とし、“これは朝鮮半島を、完全に戦争基地化するものとして、朝鮮半島は紛争と冷戦対決の真ん中になるだろう”と強調した。

 

(訳 柴野貞夫 20141010日)

 

 

 

<参考サイト>

☆民衆闘争報道/経ヶ岬・米軍Xバンドレーダー基地反対!9・28全国集会(2014年9月28日)

論考/韓国民衆、「日本の集団的自衛権と日韓米・三角軍事同盟は、日本軍の朝鮮再侵略に道を開くもの」と糾弾(2014年6月17日)