(朝鮮民主主義人民共和国 労働新聞 2013年5月15日付)http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-05-15-0023&chAction=T
安倍内閣・飯島勲「危機管理特別担当参与」一行がピョンヤンを訪問
柴野貞夫時事問題研究会
2013年5月15日付<労働新聞>国際欄で、「飯島勲・安倍内閣 危機管理特別担当参与一行が14日、ピョンヤンに到着し、飛行場で関係部門の幹部が迎えた」と、公式に報道した。
2002年9月、2004年5月と、2回にわたる小泉首相の訪朝に首相秘書官として同行した飯島氏の今回の訪朝は、安倍の意向を受け、朝鮮政府との公式の接触の中で行われた事は、15日付の労働新聞の記事からも明らかである。15日の参院予算委員会で、民主党の白真勲氏の質問に答え、安倍は、「拉致問題を解決しなければならないという判断において、日朝首脳会談をやることが重要な手段であるならば、当然、考えながら(北朝鮮と)交渉していかなければならない」とし、「拉致問題」が主要な課題としながらも、「首脳会談」にも言及した。
この公式接触で安倍内閣は、日本政府によって、不当にも10年間にわたってたな晒しにされて来た日朝正常化交渉の最大の成果である「ピョンヤン宣言」の即時履行を巡る協議を、当然の事として議題に挙げなければならない。
ラヂオプレス(RP)は、朝鮮中央放送と平壌放送が15日夜、訪朝中の飯島勲・内閣官房参与が同日、キム・ヨンイル(金永日)朝鮮労働党書記(国際部長)と会談したと伝えている。
△日本安倍内閣 危機管理特別担当参与飯島勲一行―写真出処・労働新聞)
<参考サイト>
☆論考「日本政府は<拉致問題>が決着済みであることを隠蔽している」(2012年5月20日)
☆論考「ピョンヤン宣言の履行を10年間も放置する事を正当化する如何なる理由もない」(2012年9月17日)
☆民衆闘争報道−朝日関係に関する,朝鮮民主主義人民共和国外務省との会談記録(その1) (2012年5月12日)
☆民衆闘争報道−朝日報道に関する、朝鮮民主主義人民共和国外務省との会談記録(その2) (2012年5月25日)
☆民衆闘争報道−朝鮮民主主義人民共和国外務省との会談記録(3) (2012年6月1日)
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