|
（民衆闘争報道） 朝鮮戦争 停戦60年、「時局講演会」のお知らせ 2013年7月2日
朝鮮戦争 停戦60年、「時局講演会」に御参加を！
テーマ：米朝核ミサイル危機の経過と平和交渉の可能性
講 師：金志永（キムジオン）現 朝鮮新報社編集局副局長
●日時 2013年7月7日（日）午後3時30分開始(約2時間)
●場所 まほろばセンター(近鉄大阪線・桜井駅南口横)
●費用 1000円(資料代含む)
＜講師プロフィール＞
1966年 京都に生まれる
1989年 朝鮮大学校政経学部卒
1990年 朝鮮新報社ピョンヤン支局特派員
2004年 同支局長、北・南高位級会談、6者会談、朝・日会談、等現地取材
2012年 6か月間朝鮮滞在取材
※キム先生の配信記事は、世界各国の「朝鮮ウオッチャー」の、常に注目の的である。
＜賛同団体＞
奈良・日朝連帯委員会、奈良平和フォーラム、憲法を生かす奈良県民の会、アイ女性会議なら、奈良沖縄連帯委員会、沖縄の高江・辺の古につながる奈良の会、柴野貞夫時事問題研究会、ハッキョ支援ネットワーク・なら、いのちと平和を考える会、多文化共生フォーラム奈良
●時事問題研究会からの参加呼びかけ
＜「朝鮮問題」の歪められた歴史と現実の真実を解き明かし、日本国民の反安保、反改憲の闘いにとっても、大きな武器を提供してくれる講演会＞
米国の朝鮮に対する核威嚇は、既に朝鮮戦争時期から60年に亘って継続してきました。停戦協定を最初に破って、核兵器を朝鮮半島に持ち込んだのは米国です。
米国は、朝鮮休戦協定の平和協定への転換を求める朝鮮の提案を徹底的に無視してきました。米国は、（クリントン政権時）2000年10月の朝米合意から、（ブッシュ政権時の）9・19六者合意，（オバマ政権時の）2・2９朝米合意まで、すべての合意を、あたかも北が破ったかの様に国際世論を誤導しながら、紙切れにして来ました。
ブッシュはその回顧録で、平然とこうのべています。「短期的目標は六者協議、長期的目標は北の体制崩壊」だったと。米国にとって六者協議の小田原評定は、体制崩壊を狙う時間稼ぎだと言っているのと同じです。
米国は、いま、「朝鮮有事」を誘発させ、「体制崩壊」を目的とする核戦争挑発に血なまことなってきました。この間の、米韓合同 軍事演習 フォーイーグル」（3月1日〜4月30日）、＜キー・リゾブル＞（3月11日〜21日）がそれです。
この二つの「軍事演習」は、テロを含む軍事力を行使しながら、朝鮮に深く侵入し、「急変事態を誘導」しながら、政府指導者を逮捕し、国家を転覆し、朝鮮共和国を占領する」という目的の下で行う米国と南朝鮮による国家的テロであり、侵略戦争演習そのものです。日本の沖縄からも、海兵隊とオスプレイが動員されています。
この間、米国は、朝鮮半島のみならず、極東アジアを戦争の瀬戸際まで追い込んだのです。この米国の戦争挑発に対し、朝鮮は次の様に応じました。「この地はバルカンではない。イラクやリビアでもない。わが軍隊と人民は過去と違い、軽量化され、小型化された核爆弾を含むすべてのものを保有している。」として、「米国の侵略には、核を含む最新の兵器で、断固たる反撃をする」と宣言しました。
今米国は、「大陸間弾道ミサイルの技術」と「軽量化された核兵器」で自衛した朝鮮に対し、簡単には侵略出来ない事を悟ったのかどうかは定かではありませんが、朝鮮半島は、小康状態になっています。
今私達は、日米安保条約の下で、米国に対し、日本の全土、とりわけ沖縄に集中的に、核兵器を搭載した艦船と爆撃機、戦闘機の基地提供を許し、侵略戦争の「殴り込み先遣隊―米海兵隊」基地の居座わりを容認している事実を、怒りを持って認めなければなりません。（海外に展開した海兵隊基地20か所のうち、日本に15か所あり、沖縄には13か所が集中しています。）
日本国民は、日本本土と沖縄に米国の軍事基地を提供することによって、朝鮮民族への侵略戦争の加担者にもなっている事実にも、目を向けなければなりません。1950年から1953まで、米国と南朝鮮の傀儡軍隊が、朝鮮民族の独立運動に介入し、400万の人々を虐殺しした「朝鮮戦争」に、全面的に日本が加担した事実を想起しまければなりません。
所謂日本の「左翼」と称する人々の中には、朝鮮に対する米国の侵略と核威嚇が、むしろ朝鮮に原因があるかの様に誤解している人が少なからずいます。それは、自分たちの勉強不足であり、「左翼」を自称する資格はありません。これまでの朝鮮半島の歴史と、米国の歴史的行為を、商業媒体や権力の作られた情報に惑わされず、正しく学習する努力を厭わなければ、加害者と被害者の区別ぐらいは、すぐ判るはずです。
例えば、一部の皆さんが間違った「常識」として持っておられるものに、「北朝鮮の核問題」と言うものがあります。しかしこれは、「朝鮮半島全体の（広くは日本を基地とする米国の）核」を指すものと理解しなくてはいけないのではないでしょうか？米国の核が、韓国と日本の基地を行き来する艦船と爆撃機、航空母艦、潜水艦に常時積み込まれ、朝鮮への核威嚇を継続し、韓国と日本がその「傘の下」にいるとすれば、「北の核」だけを問題とする不条理に、私たちは気がつかなければなりません。
今回、現・朝鮮新報社編集局副局長・金志永（キム・ジヨン）氏の「時局講演会」は、皆さんに「朝鮮問題」の歪められた歴史と現実の真実を解き明かし、日本国民の反安保、反改憲の闘いにとっても、大きな武器を提供してくれるものと思います。
是非奮ってご参加される事をお願いします。
＜参考サイト＞
☆記録／京都同胞時局講演会「 緊張激化、朝鮮半島情勢−激動２０１３ 朝鮮の戦略は」＜２＞（２０１３年３月２日）
☆記録／京都同胞時局講演会「緊張激化、朝鮮半島情勢−激動２０１３ 朝鮮の戦略は」＜１＞（２０１３年３月８日）
|
