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(韓国民衆言論 チャムセサン 2011年10月28日21時20分)

http://www.newscham.net/news/view.php?board=news&nid=63709

 

 

韓・米FTA阻止集会、国会進入・・・63名連行

 

 

(李政権・警察は)水大砲を動員し、連行者続出。

(労働者・農民示威隊は)“次の段階の闘争は、今からが始まり”と。

 

 

 

訳者解題

「米帝国主義と韓国資本主義の延命の手段として、一部大企業の利益のために、労働者・農民の生きる権利の制限を狙い、‘日本のTPP(環太平洋連携協定)の先行モデル’と位置付けられた韓米FTAは、米国での議会通過の後、韓国議会での強行採決が予定されていた。

 

それは、TPP同様、農業のみならず、医療・医薬,郵政をはじめ、あらゆる産業分野の包括的な適用をめざし、法的には米国ルールとの一致を目指している。この韓国における民衆のFTA阻止の戦いは、日本のTPP粉砕の戦いに連携していくものである」

 

 

<本文>

 

ユン・ジオン記者

 

韓米FTA協定(をめぐる)国会での、(李政権による)ひったくり的

通過を阻止する為に、7000余名の人々が国会前に集まった。

    

写真出処・チャムセサン

 


ホン・ジュンピョ、ハンナラ党代表が、韓米FTA批准動議案の強行処理を告示した28日、韓米FTA阻止汎国民対策委員会(汎国本)は、国会前で大規模都心集会と行進を繰り広げ、ハンナラ党と政府によるFTAひったくり通過を阻止した。

 

彼等は午後2時30分、ヨエド(汝矣島)の産業銀行前で(戦いに臨む)出征式を開いた後、人間の帯作りをし、国会に行進を図った。3時30分頃、国会北門に到着した示威隊伍は、国会出入を試みたが警察はこれをこばみ、衝突が引き起こされた。



 
写真出処・チャムセサン

 

警察は示威隊に、解散しなければ水大砲を撃ち解散させると警告を続けた。午後4時頃には、指導部と大学生、農民達が、国会へ侵入し連行者が続出した。北門前で又警察が水大砲を撃ち鎮圧を続けていたし、これに抗議する示威参加者を連行することもした。

 

これによって現在まで、ペク・キウォン統一問題研究所所長、イ・ガンシル韓国進歩連帯代表、イ・グアンソク全国農民会総連盟議長、キム・ヨンフン民主労総委員長、パク・チャウン21世紀韓国大学生連合代表など指導部と農民、学生など63名が警察に連行された状態だ。

 

示威隊は、午後4時30分頃国会北門からヨエド(汝矣島)産業銀行まで、行進した後、午後5時産業銀行で2次汎国民決議大会を開催した。

 


写真出処・チャムセサン

 

  

写真出処・チャムセサン

  

写真出処・チャムセサン

  


写真出処・チャムセサン

 

この席で、チョン・ウイホン民主労総首席部委員長は、“今日我々は、我々自身の命と運命を守るために闘争を決意し、戦っている。”とし、“イ・ミョンパク政権の亡国的韓米FTAの一方的強行が、行き詰まりに駆け上がっているからには、我々はこれ以上我慢が出来ない。”声を高くした。 

 

  

写真出処・チャムセサン

 

イ・ジョンヒ民主労働党代表は、“皆さんの苦労のお陰で、28日、ハンナラ党の強行(採決)の企みは挫折した。”とし、“国会の本会議が完全に散会されないので、今我々は次の段階に進まなければならない。”と訴えた。続いて“あらゆる野党は、韓米FTAは18代国会で絶対に処理出来ないと言う事に同意したし、来る31日、共同議員総会を開催する予定”だとし、“ハンナラ党は11月4日、イ・ミョンパク大統領の米国訪問前である11月3日の本会議の機会を逸しないだろうから、皆さんがハンナラ党と政府を圧迫してください”と求めた。

  

   

写真出処・チャムセサン

△●韓米FTA協定は農業放棄宣言だ!(上)




●我々の未来を取引きするな!(下)

写真出処・チャムセサン




 

 

また、チョン・ウイホン民主労働党最高委員は、“韓米FTAは、民主党の罪が大きいので、民主党議員達は行く場所毎に、反省して謝罪するのに忙しい。”とし、“贖罪する意味で、先頭に立って国会ひったくり通過を食い止めるため、死力をつくすこと”と明らかにした。

 

一方、警察が来る29日、大韓門座り込み場の撤去を通報したところであり、「汎国本」は、明日朝からの座り込み場援護を訴えた。また「汎国本」は、来る22日の集中蠟燭集会と、11月3日の国会前集会などを進行し、ハンナラ党のひったくり通過を食い止めると言う計画だ。

参加者達は1時間30分ほど集会を進めたあと午後6時30分頃、自主解散した。