朝鮮民主主義人民共和国 労働新聞 2011年9月6日付）
http://www.rodong.rep.kp/view.php?gno=21&tno=14
海軍基地建設に反対する決死的闘争
去る8月14日、傀儡当局は、チェジュ（済州）島で日毎強化されている人民達の海軍基地建設反対闘争を鎮圧する目的で、ソウルとキョンキ（京畿）道地域の戦闘警察600余名と、放水砲、示威鎮圧装備車両など数多い暴圧手段と装備をここに投入した。
▲ 2일 새벽, 경찰병력 투입에 맨몸으로 저항하는 주민, 평화운동가 등.
△9月2日明け方、警察兵力投入に素手で抵抗する住民、平和運動家達。
チェジュ地方警察庁は、≪海軍基地建設反対団体の業務妨害行為は、法と原則に従い厳正に対処する。≫と宣布した。それのみならず、8月15日には、チェジュ島にある全体の暴圧武力に非常待機令が下達された。今、チェジュ島の地は、恰もファッショ暴軍らが、4.3人民蜂起（訳注―下記参考サイトを参照）を鎮圧する為に殺人指令を下達し、数多い暴圧武力と装備を引き込み、狂った様に暴れまわった63年前のやるせない雰囲気を彷彿とさせている。
しかし、死ねば死のうとも負けない、チェジュ島4.3人民蜂起者達の闘争精神は、今日も生きている。
チェジュ島人民達は、海軍基地建設反対闘争を強制鎮圧しようとする保守当局の暴圧策動に、込み上げる憤怒を爆発させ大衆的に力強く立ち上がっている。
彼等は、≪本土（朝鮮半島の）警察のチェジュ島派遣は、4.3蜂起以後初めての事だ。≫、≪暴圧武力投入を通した強制鎮圧の企みを即刻中断せよ。≫と叫びながら、屈することなく繰り広げている。
チェジュ軍事基地阻止・汎島民対策委員会と、≪平和と統一を開く人々≫を始めとする団体成員達と、海軍基地が建設されるカンジョン村の住民達、平和活動家達、野党議員らが、8月15日チェジュ島でファッショ当局の大規模的弾圧策動に反対する闘争を展開した。
彼等は、鎖で自分たちの身体を一つにくくり、警察が手を出す街角にバリケードを設置した。これと共に民主党、民主労働党、進歩新党など野党らは、8月15日、声明を発表し、チェジュ海軍基地建設に反対する人民の闘争を鎮圧する為の暴圧武力投入の中断を要求した。
チェジュ島出身の≪国会≫議員達と、チェジュ島の道議会議員達、カンジョン村住民達、そして各界市民社会団体らは一様に、本土から投入された警察武力の即刻撤収を要求した。カンジョン村会とチェジュ軍事基地阻止汎島民対策委員会も記者会見を開き、≪＜政府＞と海軍の暴力的行為に毅然として立ち向かう。≫と確固不動な闘争意思を表明した。
チェジュ海軍基地建設阻止のための全国対策会議などは、ソウルでチェジュ島人民達の闘争に加勢する集会を開き、≪海軍基地建設反対闘争に対する弾圧は、第二の4.3と同じだ。≫と糾弾しながら、海軍基地が建設されるカンジョン村を守ろうと訴えた。
チェジュ島のカンジョン村住民達の闘争を助けるために、本土からこの村を訪ねてくる人達が増えている。彼等は、海軍基地が入り込む事となるチェジュ島ソクイポ（西帰浦）のカンジョン村を守るための闘いに、合流している。この間、前・現職≪国会≫議員達がカンジョン村住民達と一緒に集会を持ち、闘争の気勢を上げた。
集会に参加した≪開拓者達≫所属の活動家らも、≪最後まで一緒に戦う。≫と言いながら、住民達を鼓舞激励した。
普天間米軍基地の撤去を要求し、闘争している日本の沖縄、米国とオランダなどからも平和活動家達が訪ねて来て、≪カンジョン村の状況を世界に知らせること≫だと言いながら、戦いの雰囲気を一層高めている。
チェジュ海軍基地建設に反対するカンジョン村住民たちの闘争が高まっている中で、天主教チェジュ教区所属神父達と信者達も力強く立ち上がった。天主教チェジュ教区事務局長は、≪4.3悲劇の土地に海軍基地が入り込めば、何の理由もなしに死んで逝った霊魂達をもう一度辱める事となる≫と言いながら当局の海軍基地建設を糾弾した。
チェジュ海軍基地建設に反対する人民の正義の闘争を弾圧する傀儡当局の策動が悪辣になるほど、それに抵抗する人民達の闘争は一層強化されている。
平和を破壊する海軍基地は、チェジュ島に絶対に入り込む事が出来ないと言う事が、憤怒した南朝鮮民心の一様な主張であり、ほとばしる闘争意識だ。チェジュ島4.3人民蜂起参加者達の闘争精神はあくまでも引き継がれ、闘争の火の手を一層強く焚きつけている。
（訳 柴野貞夫 2011年9月12日）
参考サイト
☆ 39 チェジュ（済州）島４．３（事件）。米軍政と韓国軍警による、最大の虐殺場所“チェジュ（済州）国際空港”で、遺骸発見！！（韓国・チャムセサン 民衆言論 10月13日付け）
☆ 50 (韓国)軍、1950年無実の済州島民218名“集団銃殺”！！ （韓国・チャムセサン 11月20日付け）
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