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(韓国民衆言論チャムセサン 2010・07・09)

http://www.newscham.net/news/view.php?board=news&nid=57596

 

 

 

 

ロシアが“‘1番’魚雷、チョナン(天安)艦と無関係、出所も疑問である”と発表した。

 

○北韓の魚雷攻撃として見る事は出来ないと言う立場を、韓国、中国、米国に伝達した。

 

キム・ユンウク記者

 

さる5月31日から6月7日まで、韓国に直接来て、チョナン艦沈没原因を調査したロシアの専門家たちが、北韓の魚雷攻撃と見る事は困難だと言う立場を、わが(韓国)政府に通報した事が確認され、波紋がが広がる見通しだ。ロシアは、当時、海難事故専門家達を(韓国に)送った。

 

MBC(放送)は、8日夕方[ニュースデスク]を通して、ロシアがこの様な内容の調査結果を、今週初めに韓国政府に公式通報したと報道した。MBCは、“‘艦艇外部水中爆破が沈没原因の一つと見えるが、魚雷攻撃に依るものとは沈没形態が違う。’と言うのが、ロシア側の通報内容”と伝えた。


 

http://www.newscham.net/data/news/photo/13/49213/67.jpg


 

特に、(韓国の)合同調査団が決定的証拠として提示した魚雷推進体について、ロシアは、“腐食程度で見るとき、チョナン艦と直接関係があると見るのは無理だ。”と言う見解を明らかにしたものと判明した。国連安保理常任理事国であるロシアが、「北韓の攻撃」を立証する「決定的証拠」に、疑問を提起したのであるから、安保理で対北制裁決議案や、議長声明を採択しようとした、我が政府の「チョナン艦外交」は、平坦なき展望だ。MBCは、ロシアが通報した結果について、“政府関係者は、具体的な根拠を提示しなくて、ロシアの主張を受け入れるのは難しいと明らかにした。”と伝えた。

 

[ハンギョレ]も、9日付新聞に“ロシア政府は、北韓の所業の決定的証拠として韓国政府が提示した‘1番魚雷’を、チョナン艦沈没の犯人として見ることは出来ないと言う結論を出したものとして確認された。”と、報道した。[ハンギョレ]は、ロシアの事情に明るい複数の外交消息通(の話)を引用し、“ロシア政府は報告書で、‘1番魚雷’のペイントと腐食程度などに照らしてみる時、魚雷が水中にあった期間(に関し)問題を提起した。”とし、“これにより‘1番魚雷’の出処に対しても疑問を表示した。”と伝えた。

 

この新聞によれば、特にロシア調査団は、チョナン艦のスクリューが曲がるなど、損傷された事実に注目しており、チョナン艦が艦首と艦尾に分離される前に、他の原因でスクリューがあらかじめ毀損された可能性も提起したものと判明した。その他にも、ロシア調査団は、合同調査団が提示したチョナン艦爆発時点より、更に早い時刻に、チョナン艦が遭難信号を送った事実を把握したことも判明した。

 

[ハンギョレ]は、“こんな内容が込められた調査結果は、ドミトリー・メドべージェフ・ロシア大統領が、先週フー・ジンタオ中国国家主席に、電話で明らかにしたし、ロシア政府は、米国政府にも同じ内容の報告書を伝達したものと伝えられた。”と明らかにした。

 

(訳 柴野貞夫 2010・7・10)