(朝鮮民主主義人民共和国 労働党機関紙 労働新聞 2009年4月8日付)
http://www.kcna.co.jp/today-rodong/rodong.htm
危険な核野望の発露 (日本の核武装化)
核武装化を追及する日本の犯罪的意図が発覚している
この前、ロシアの新聞《ロッシスッカヤガゼータ》は、専門家達の評価に依れば、日本がその気になれば、数週間で核武器を自分で作る事が出来るとし、1000余個の核爆弾を製造する事が出来るプルトニュームを、40トン以上も保有していると暴露した。
それと共に新聞は、我が共和国が、僅かばかりのプルトニュームを持っていながらも、国際共同体の圧力を受けているが、40t以上のプルトニュームを持っている日本に対しては誰も問題視していないと、強調した。言わば核問題で、二重性と偏見が作用していると言う公正な分析だ。
ロシア新聞が報道した様に、日本は、国内に数多い量のプルトニュームを貯蓄している。或る1つの国際委員会は、日本青森県の六ヶ所村に廃核燃料を再処理して、年毎に1000個の核武器を製造するのに、必要なプルトニュームを生産する事が出来る工場があると暴露した。海外にも多い量の核物質を貯蓄している日本が、他の国からそれを運んでくる事は一二回の事では無い。この時間にも、日本は、フランスからの約1・8トンに達する輸送作戦を繰り広げている。世界世論は、日本が今のようにするなら、1〜2年の間に莫大なプルトニュームを貯蓄する事となるとしながら、それが米国が保有している全体の核武器に入っているプルトニユームより、量的にさらに多いと言っている。
核武装化を狙った日本のプルトニューム貯蓄策動は、重大な段階に至っている。しかし日本は、それがあたかも、《エネルギー生産》の為の物であるかのように、世論に触れ回り、プルトニューム貯蓄策動を中断しないでいる。このことは、彼等の黒い俗心を隠すための、狡猾な欺瞞劇に過ぎない。
日本反動達の大量的プルトニューム貯蓄策動は、徹底して黙過することは出来ない。彼等のプルトニューム貯蓄策動は、核武装化の野望を実現するところにある。
第二次世界大戦で敗亡した原因を、力が弱かった事、核武器を持てなかった為である事に見ている日本反動たちは、1950年代後半期第一次《防衛力整備計画》が実行された時期から、核武装化計画を、陰になり日なたになり、推進させて来た。専門家たちは、2002年中旬頃に既に日本が数多い核武器を作る事が出来るプルトニュームを保有したと暴露した。
日本は、核武器製造技術と、その運搬手段開発技術でも、世界一流級の水準に達した。最近年間、日本が大型運搬ロケットに対する開発と試験を急き立てたのは、結局偶然ではない。日本はプルトニュームを大量貯蓄したあとで、必要ならば任意の時刻に、核武器を本格的に作ろうとしている。彼等の大量的なプルトニューム貯蓄策動は、それによるのである。
日本の核武装化は、軍事的海外膨張と?がっている
海外軍事作戦に、制動を掛ける制度的、法的装置等をほとんど全て無くしてしまい、完全な戦争体制を備えた条件で、日本の核武装化策動の重大性は大きい。さらに危険な事は、日本反動らが米国の《反テロ戦・支援》を口実として、軍事大国化と海外膨張策動に拍車を加えながら、核武装化を露骨的に追求していることだ。日本は、《テロ対策特別措置法》を通して《自衛隊》武力の海外派遣を《合法化》した。日本の軍事作戦地域は、世界的範囲に拡大されたのであり、《専守防衛》戦略は《先制攻撃戦略》に取り替えられた。
《自衛隊》の武器使用基準も、大幅に緩和された。即ち、こんな背景下で、日本がプルトニュームを大量貯蓄する事は、普通では無い。
日本反動たちは、海外膨張の門が広々と開かれた事を、良い機会として、核武装をしようとしている。
日本の極右翼勢力らが、《今は、憲法まで変えようとする時代であるから、国民が核武器を持たなければ為らないと言う考えをすれば、変わる事も有るかも知れない》と言う声を、往々に口走っている事は、日本の核武装化の野心を剥き出して見せているものだ。
日本の核武装化策動の重大性は、現実性を帯びている。敗亡の報復をしようとする極度の復讐心と海外膨張の野蛮に浮き上がり、再侵略を強行しようとする日本軍国主義者達は、核の棍棒を持って、彼等の犯罪的目的を、どんな事があっても実現しようとしている。
その主たる矢は、我が共和国に向けられている。このために日本反動たちは、その所謂《脅威》に対して、ひき続いて騒ぎ、危険を引き起こそうとしている。我が軍隊と人民は、日本軍国主義者らが、敢えて我々の自主権に手をつけるなら、その機会を逃さず百倍、千倍の怨恨の復讐をする燃える意思を、整えている。
世界の人民達も、アジア再侵略、世界征服の野望を追及する日本の核武装化策動に、警戒心を高めている。世界で唯一の、核被害国である日本が、過去の辛い教訓を忘却し、核武装化をせきたて海外侵略に出ようと発狂することは、自滅を呼び込む愚かな振る舞いだ。日本は、自身のためにも危険な核野望を捨てるのがよいことだ。[終]
(訳 柴野貞夫 2009年4月11日)
<参考サイト>
☆ 朝鮮半島の平和の第一歩は、米帝国主義の核基地である韓国と日本の非核化である (2008年8月9日更新)
☆ 100 平和協定締結は時代の切実な要求 (朝鮮民主主義人民共和国・労働新聞 2008年7月28日付)
☆ 5 緊張状態を激化させる無謀な行動(北朝鮮・労働新聞 2007年1月17日)
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