里 親 の 心 得
(02年配布パンフレットより)

 この桜は、皆さんが里親となって植えられた桜です。大きくなれば未来の八千代市民の宝となる桜です。大きくなるまで愛情を持って見守り、育てましょう。

 桜は大変環境の厳しい所に植えられています。周りには背の高い雑草が生い茂り、桜に絡みついたり養分を奪ったり、日の光を遮ったりします。害虫が葉を食害し成長を妨げ、生命を脅かします。周りに避けるものが何もない川べりは風が絶えず桜を脅かします。

 このような場所に植えられる桜です。大きくなるまでいろいろ手をかけ、大切に育てないと枯れてしまいます。出来る限り桜のもとに通い順調に育っているかどうか確認しましょう。

 そして、出来うる限りの面倒を見てやりましょう。草は小さいうちであれば手で引き抜くことも出来ますが、大きくなった草は鎌などで刈るしかありません。刈っても根は残ります。小さいうちに取除くことが出来れば、それだけ後の管理が楽になりますし、桜にとってもいい環境となります。

 虫は、1匹や2匹のうちであれば簡単に駆除できますが、大量に発生した場合は個人では対処できなくなります。早めの対策がやはり大切です。まめに見に行くことが、異常を早めに発見することにつながります。

 りっぱな桜並木になるように、絶えず桜を心にとめ、大きな心を持って桜を見守り、大切に育てましょう。