バイブルスタディーへようこそ!(第2回)

第2回は「羊飼い」について説明します。

 日本人には、ほとんどなじみの少ない羊と、それを飼って生活していた羊飼いについて説明します。聖書の中では、イエス様は羊飼いであると言われています。イエス様がこの地上で暮らされていた時には、父親のヨセフの仕事は大工だったので、その手伝いをされていました。大工と言っても、日本の大工とは違って、木材が豊富に使える土地ではなかったので、石工のような仕事もしていたようです。

 イエス様が暮らされていた頃のイスラエルは、遊牧民が多く、羊やヤギ、牛などを飼って、家畜たちに食べさせる草のある場所を移動して暮らしていました。ですから住いもテントを張って住むことが普通でした。羊飼いたちは、羊の毛を売って生活していました。身分の低いものとみなされていました。
  
 ヨハネの福音書10章11節の中で、イエス様は次のように言われています。「わたしはまた、良い羊飼いです。良い羊飼いは羊のためにはいのちも捨てます。」ここで羊と言われているのは、私たちのことです。

 旧約聖書の詩篇23編の中でも、次のように言われています。「主は私の羊飼い。私は乏(とぼ)しいことがありません。主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます。」これは、有名なダビデ王が主、つまり天の神様をほめたたえて書いたものです。

 イエス様の話を伝える人を牧師と呼びますが、これはちょうどイエス様が人を導く羊飼いであったことからきています。羊飼いは、飼っている羊たちをとても大切にします。
 オオカミやライオン、熊などの野獣が襲って来た時には、自分の羊たちを守るために戦わなければなりません。また、子羊などが群れから迷い出て見つからなくなった時には、他の羊を置いておいて探しに行きます。
 ルカの福音書15章4節に「羊を百匹持っているとします。そのうちの一匹が迷い出て、荒野で行方がわからなくなったらどうしますか。ほかの九十九匹は放っておいて、いなくなった一匹が見つかるまで捜し歩くでしょう。」  と書かれています。それほど大切にしていたのです。


イエス様は、完璧な羊飼いでした。
「あなたがたはどう思いますか。もし、だれかが百匹の羊を持っていて、そのうちの一匹が迷い出たとしたら、 その人は九十九匹を山に残して、迷った一匹を捜しに出かけないでしょうか。」(マタイ18:12)と言われています。


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2012年2月3日

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