B・基本設計
C・実施設計
A 施工
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上図の如く湿地帯には葦やあし類や水草などの植物が覆い茂っている右側の小高い地形を削り湿地帯に埋めた造成方法である、このとき湿地帯の地下水面は高く、水生植物などを取り除かず埋めてしまった場合、植物が腐食して腐植土となる、この腐食度が問題の地盤構成になると欠陥地盤になる。腐植土はスポンジみたいなもので質量がほとんどないためその上に家などの荷重がかかる(圧密)と地盤が沈んでしまう。いつになっても不安定な地盤となる。 |
地盤造成の切り盛り造成 |
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造成後の宅地開発 |
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冬至の時一日の日陰図 現在はパソコンによりどこの場所でもいつでも正確に陰を確認できる。 |
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日照時間のシュミレーション図 |
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以上のことで建築敷地は取り合図確保できたということで次は基本設計に入っていきます。まず間取りの計画だと思います、現状の家族構成と将来の家族構成の予測を踏まえ計画を立てましょう。家族構成と同時に大事なのは生活習慣です、全員食卓を囲んで食事が出来るのか、それともばらばらなのか、同じように洗面・洗濯・入浴・居間・寝室などなどは生活習慣によっては機能が、全然変わってしまいます。間取りをつめていくと大体の規模(床面積)がまとまってきますと平行して出来れば構造なども最初から盛りこんでおいた方が良いでしょう、構造には代表的には木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造まれにコンクリートブロック造や複合構造などがあります。夫々に長所・短所があるので、
まず木造を考えると非常に軽いので施工性が良いし材料にピンキリの価格差があるので選択の仕方によってはコストをコントロールし易い、安価な外材や集成材また科学樹脂などを利用した材料、また高価な物では銘木と言われるような非常に手に入りにくい材料などは代表的な物で芸術的な材料もある一方、材料がシンプルなだけに難しい技術は要求されないので安心できる。短所は火には非常に弱い、また条件によっては、腐ったりシロアリなどにより構造に大きなダメイジを受けやすい、大きな空間を取りにくい、間取りの自由性に制限ある、また強度が無いのと不均一である、この辺改善を加えた集成材が出てきているが歴史的検証が無い、
それでは次に鉄骨構造の長短所ですがまず長所としては安定した強度を確保できまた高強度にあるので大空間が取りやすい、よって将来においての自由間取りなど取りやすい、強度が安定しているので地震などの外力に対して構造計算がし易い安全で安心できる構造体を構築できる。火に対しては弱点はあるが耐火被服などを処置すれば対処できるが自重があるうえ施工性の精度や難度が要求される、したがって比較的高値安定木造のようにばらばらでは無い、よって設計監理や施工監理が重要になってくる、
次に鉄筋コンクリート造ですが質量が非常に有るので重い、機密性が高い、火に対しても強いので財産価値が安定している。また鉄筋とコンクリートの複合構造なので構造計画が精度良く成り立つ、また耐火構造なので火災に対しての安全担保し易い。施工性は現場にて作り出すので
造形的に非常に優れた芸術性のある構造物を作り出すことが可能であると同時に専門性の職役が多く必要とされる。施工難度があるためある程度の建築コストが躯体に必要とする。以上のような長短所を踏まえ構造計画を立てると良いでしょう。
こうした工程を踏んでいくと基本設計が固まりつつある中で今度は全体の予算配分も正確性を増した予算取りが可能となってきます。間接経費と直接工事費や経費などがいっそう明確に分析できるようになります、別表1にて詳細項目を確認ください。
建築意匠と同様以上に大事になってくるのは設備計画です。設備には大きく分けると電気設備には電灯・コンセント設備・弱電設備・通信設備と給排水衛生・給湯・ガス・空調換気・冷暖房などですが最近エコによる太陽光利用した発電設備やエコ給湯設備・オール電化設備などをあげられます。エコ設備についてはまだまだつめて考えないとイニシャルコストがかかりすぎ全体の工事費を突き上げます。コスト面と効果を十分吟味した上で検討採用して言ったほうが良いでしょう。この設備には建築と違って本当に機能主義です、機能が満足しないと致命傷に繋がります、また装置や機器には寿命があります、また技術のめまぐるしい発展の中でどの位の投資をしておくかということも大事になってきます、このような設備等の採用要因になっていくのは正確環境と生活習慣にて大きく作用されます、食卓を全員が囲む生活なのか通勤通学の時間帯のずれやばらばらの行動生活パターンですと生活パターに合わせた設備システムをくみ上げないと不経済で不便な機能となります。非常に大事なことなので十分な検討が必要です。
戸建木造住宅に係る成果図書
A仕様書
B仕上表
C面積表
D敷地案内図
E配置図
F平面図(各階)
G断面図
H立面図(各面)
I矩計図
J展開図
K天井伏図
L建具表
M工事費概算書
Nその他確認申請に必要な図書
(2)構造 @仕様書
A基礎伏図
B床伏図
C梁伏図
D小屋伏図
E軸組図
F構造計算書
G工事費概算書
Hその他確認申請に必要な図書
A設備位置図(電気・給排水衛生及び空調換気)
B工事費概算書
Cその他確認申請に必要な図書
設計図書がそろってくると下表のような概算内訳書が出来上がります。こうして建築全体の予算案文ができ、直接工事に係る項目と眼には見えない雑費などの費用が見えてきます。
一般建設工事予算案分表 |
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総額 |
u当たり |
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新築工事総予算額 |
0 |
0 |
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木造在来工法概要 |
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(m2) |
(坪) |
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1階床面積 |
195.432 |
59.11818 |
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2階床面積 |
144.842 |
43.814705 |
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延べ床面積 |
340.274 |
102.932885 |
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建築本体工事 |
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0 |
円 |
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坪当たり単価 |
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0 |
円 |
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種目 |
金額 |
構成比率 |
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A |
建築本体工事 |
0 |
74.9 |
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B |
付帯設備工事 |
#VALUE! |
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C |
別途工事 |
0 |
15.5 |
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D |
諸費用 |
0 |
9.6 |
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A |
建築本体工事 |
金額 |
構成比率 |
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1 |
仮設工事 |
0 |
2.7 |
足場,養生,電力,用水,清掃片付,運搬費など |
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2 |
基礎工事 |
0 |
4.4 |
公庫基準程度 |
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3 |
木工事 |
0 |
36.5 |
檜土台,杉柱,檜柱 等 |
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4 |
屋根工事 |
0 |
4.5 |
陶器瓦1等品程度 |
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5 |
金属,樋工事 |
0 |
0.8 |
雨押、塩ビ樋,飾工事含む |
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6 |
金属製建具工事 |
0 |
4.4 |
カラーアルミサッシ,網戸、雨戸、戸袋、硝子共 |
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7 |
木製建具工事 |
0 |
4.6 |
化粧既製品ドア等 |
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8 |
石工事 |
0 |
0.7 |
玄関廻り鉄平石程度 |
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9 |
タイル工事 |
0 |
1.7 |
浴室、台所、壁デザインタイル |
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10 |
左官,吹付工事 |
0 |
3.9 |
外装吹付タイル、和室じゅらく壁等 |
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11 |
塗装工事 |
0 |
1.1 |
外部 OP仕上、内部OS仕上等 |
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12 |
内装工事
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0 |
6.2 |
壁ビニールクロス、床フローリング、天井布クロス、合板等 |
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13 |
雑工事 |
0 |
7.8 |
床下収納庫、システムバス、キッチンセット、洗面化粧台等 |
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合計 |
0 |
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|
|
|
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14 |
電気工 |
0 |
3.7 |
電灯、コンセント、インターホン、TVアンテナ配線、電話配線等 |
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15 |
給排水衛生工事 |
0 |
5.9 |
吸水混合線、シングルレバー栓、便器、ウオシュレット、換気扇 |
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16 |
給湯工事 |
0 |
3.1 |
給湯器 |
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|
合計 |
0 |
|
|
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|||||||||||||
17 |
諸経費 |
0 |
8 |
|
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|
合計 |
0 |
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|
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C |
別途工事 |
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|
|
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|
ガス工事 |
0 |
4.1 |
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|
冷暖房工事 |
0 |
12.8 |
|
|
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|
照明器具工事 |
0 |
6.9 |
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|
外構工事 |
0 |
20.7 |
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|
造園工事 |
0 |
23 |
|
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|
カーテン他 |
0 |
5.8 |
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|
家具 |
0 |
21.2 |
|
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|
カーポート |
0 |
5.5 |
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|
合計 |
0 |
100 |
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D |
諸経費 |
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設計,監理料 |
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70.3 |
建築設計事務所費用 |
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|
地鎮祭費 |
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5.6 |
神社への支払い、職人接待 |
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|
上棟式費 |
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6.7 |
酒代、祝儀、職人慰労 |
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|
引越諸経費 |
|
5.6 |
引越し業者外注 |
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|
登記,保険費 |
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6.3 |
各種登記、火災保険 |
|
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|
雑費 |
|
5.5 |
その他の雑費 |
|
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|
合計 |
0 |
100 |
|
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明細内訳書 | |||||||
NO | 名称 | 形状寸法 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 | 備考 |
仮設工事 | |||||||
1 | 水盛り、やり方 | ||||||
2 | 墨出し | u | |||||
3 | 外部足場 | 丸太抱き足場 | u | ||||
4 | 内部足場 | キャタツ足場 | u | ||||
5 | 仮囲い損料 | ||||||
6 | 防護シート | ||||||
7 | 仮設電気 | 式 | |||||
8 | 仮設水道 | 式 | |||||
9 | 養生費 | u | |||||
10 | 清掃,方付け | u | |||||
11 | 便所(簡易トイレ) | ||||||
小計 | 0 | ||||||
土工事及び基礎工事 | |||||||
1 | 根切り | 機械 | m3 | ||||
2 | 埋め戻し | 機械 | m3 | ||||
地均し | 建物周囲 m以内 | u | |||||
3 | 盛り土 | 支給 | m3 | ||||
4 | 残土処分 | 場内敷均し処分 | m3 | ||||
5 | 割栗地業 | 目潰共 40~0 | m3 | ||||
6 | 束石 | コンクリート製 | 80 | 箇所 | |||
7 | 捨てコンクリート | Fc=150kg | m3 | ||||
8 | 打ち手間 | m3 | |||||
9 | 鉄筋コンクリート | Fc=180kg | 式 | ||||
10 | ポンプ損料 | 回 | |||||
11 | 基礎型枠 | 鋼製,組立解体共 | u | ||||
12 | アンカーボルト | Φ13mm | ヶ所 | ||||
13 | 床下換気口 | 120*300 | ヶ所 | ||||
14 | 基礎天端均しモルタル | m | |||||
15 | 鉄筋 | D10,D13 | t | ||||
16 | 加工組立費 | t | |||||
17 | コンクリートブロック積み | u | |||||
18 | 運搬費 | 式 | |||||
小計 |