ワルツ
社交ダンス上達の道しるべ(19)

元セレクションダンサーズ所属・元港区立青年館ダンス講師 福頼静致 (フクヨリ セイチ)


 <>は ザ・ボールルーム・テクニック の記述
<特注
  「ナチュラル」 及び 「リバース」 ターンについて
    全ての "ナチュラル" ターンは右に、全ての "リバース" ターンは左に回転することである。>


ワルツの特質
ワルツの根幹
    *2番 ナチュラル・ターン   *3番 リバース・ターン   *1番 クローズド・チェンジ
    *5番 ウイスク   * 6番 シャッセ・フロム・PP   * 4番 ナチュラル・スピン・ターン
【ナチュラルから リバースへ】
*7番 クローズド・インピタス
*14番 リバース・ピボット
*8番 ヘジテーション・チェンジ

【最も長い 直線的移動】
* 16番 プログレッシブ・シャッセ・ツー・ライト
* 15番 バック・ロック

【左回転を圧縮した 最も短い左回転】
*18番 クローズド・テレマーク

【リバース・ターンを中断する】
*10番 リバース・コルテ
*30番 ホバー・コルテ
*11番 バック・ウイスク
*12番 ベーシック・ウイーブ

【ナチュラル から出て ナチュラル へ戻る】
*9番 アウトサイド・チェンジ
*24番 ターニング・ロック

【ナチュラルから PP に開く】
*21番 オープン・インビタス
*28番 ターニング・ロック・ツー・ライト
*5番 回転するウイスク

【PP から出て ナチュラル へ戻る】
*17番 ウイーブ・フロム・PP

【続行する足型の多様化を図る】
*19番 オープン・テレマーク
*19番 クロス・ヘジテーション
*20番 ウイング
*27番 クローズド・ウイング

【回転 で飾る】
*13番 ダブル・リバース・スピン
*23番 アウトサイド・スピン
*
29番 フォーラウェー・リバース・ アンド・スリップ・ピボット

【ライン で飾る】
*25番 レフト・ウイスク
*26番 コントラ・チエック
追加の足型  *ドラグ・ヘジテーション  *ザ・フォーラウェー・ウイスク
日本人に起き易い トラブル


ワルツの特質

優雅に回転を続け、浮き沈みを繰り返して流れていくのがワルツです。

社交ダンスの源流、遠い昔の ウインナ・ワルツ全盛 の時代から、
ナチュラル・ターン と リバース・ターン を チェンジ・ステップ でつないで繰り返していくのが、
ワルツ です。

テンポ を遅くした スロー の ワルツ が開発されて、足型も多様に発展してきましたが、
およそ60年の昔に初めての技術書、リバイズド・テクニック が制定された時から
大きな改定が行われた今日の ザ・ボールルーム・テクニック になっても、
足型1番 クローズド・チェンジ、 2番 ナチュラル・ターン、 3番 リバース・ターン
この位置づけは確固として不動です。

ワルツ の動きは、
前後方向へのスイングに横方向へのスイングをつなぐことによって作られます。

その特質を端的に足型として表現しているのが、クローズド・チエンジです。

現在は、「クローズド・チェンジは習ったことが無い」
「ナチュラル・ターンの後半は踊ったことが無い」と言う人が多数を占めています。
無謀としか言いようがありません。

女子がナチュラル・ターンの前半をうまく踊れるようになるには、
かなりの練習が必要だったでしょう。

ナチュラル・ターンの後半を練習しないと言うことは、
男子はその力を身につけずに進んでいくことです。

男子がナチュラル・ターンの前半をうまく踊れるようになるには、
かなりの練習が必要だったでしょう。

ナチュラル・ターンの後半を練習しないと言うことは、
女子はその力を身につけずに進んでいくことです。

男子は
左足後退で踊る回転の基本技術を欠き、 女子は右足前進で踊る回転の基本技術を欠いたまま
ダンスの練習を続けているのです。


ワルツの根幹
正しい道を進めば順調に上達するはずのものを、
スタートの時点でみすみす誤った道を選んだと言うべきでしょう。

先ず第一に、左足からのものと右足からのものと両方のクローズド・チエンジを
それを、前進も後退も練習する。

ワルツを覚えるために最も必要な基本的な力がこれです。
だから、足型1番と位置づけてあるのです。

左足で一歩補助のウォーク - - ナチュラル・ターン - - クローズド・チエンジ - -
- - リバース・ターン - - クローズド・チェンジ - - ナチュラル・ターン - - これを反復し、
コーナーに詰まったら、左足前進から後ろの右足に体重を戻す 「チェック」 をして左に回転し、
左足を新LOD 壁斜めに向けてステップし、女子の外側からナチュラル・ターンを踊ります。
これがワルツの根幹です。

足型の根幹であるばかりではなく、
四角い部屋の中を、右回転と左回転を交互に繰り返して進んでいくと言う、
舞踏感覚の根幹を養うのです。

少し慣れたら、スロー・テンポのワルツになってから加えられた特徴的な動きである
PP に開いて長めの直線的移動をする 「ウイスク - - シャッセ・フロム・ PP 」と、

目を引く大きな回転と同時に方向変換の役割も果たしてくれる
ナチュラル・スピン・ターン」を覚えます。
これで、スローテンポのワルツの土台が固まります。

技術書の足型 BASIC FIGURES の1番から6番までが これです。
  足型1番 クローズド・チェンジ・ナチュラル・ツー・リバース
男子:
<1.右足 中央斜めに面して前進、CBM (少し)、 1 の終わりでライズを始める、フットワークHT、
 スウェー直>
<2.左足 中央斜めに面して横少し前へ、ライズ継続、フットワークT、スウェー右>
<3.右足 中央斜めに面して左足にクローズ、ライズ継続、3 の終わりでロァー、
 フットワークTH、スウェー右>
< 回転量:なし>
< 註) 回転量 「なし」 としてあるが、ほんの少し右へ回転する。>

女子:
<1.左足 中央斜めに背面して後退、CBM (少し)、 1 の終わりでライズを始める、NFR
 フットワークTH、スウェー直>
<2.右足 中央斜めに背面して横少し後ろへ、ライズ継続、フットワークT、スウェー左>
<3.左足 中央斜めに背面して右足にクローズ、ライズ継続、3 の終わりでロァー、
 フットワークTH、スウェー左>
< 回転量:なし>

  足型1番 クローズド・チェンジ・リバース・ツー・ナチュラル

   <リバースからナチュラルへのクローズド・チェンジは、
   壁斜めに左足から始めて、正反対を行う。>

この足型がどのように重要であるかを、 (6)競技会・・・より美しく で説明しました。

少しでも不自由を感じた場合は、ダンスを踊るために必要な基礎体力 (基礎足力)が不足しているのですから、
ダンス体操を練習 することが必要です。そして早道です。

ナチュラル から リバースヘ

ナチュラル・ターンからリバースターンへ移るための、
最も基本的な形は、第六歩の後にクローズド・チェンジを続けることですが、

第六歩までは踊らずに後半の三歩を変えて踊ることによって目的を果たすことができます。

     足型7番 クローズド・インピタス
     ナチュラル・ターンの前半以外の足型に続けることもあります。
男子:
<1.左足 LOD に背面して後退、CBM、右回転を始める、フットワークTH、スウェー直>
<2.右足 中央斜めに面して左足にクローズ (ヒール・ターン)、1-2 の間で3/8 右回転、
 2 の終わりでライズ、フットワークHT、スウェー左>
左足のヒール・ターンがうまく踊れない男子が多い原因の一つは、
ナチュラル・ターンの後半を練習していないことにあります。

(2)後退する踊り方を練習してください。

<3.左足 逆中央斜めに背面して横少し後ろへ、2-3 の間で 1/4 右回転、アップ
 3 の終わりでロァー、フットワークTH、スウェー直>
<4.右足 逆中央斜めに背面して後退、CBM、フットワークT、スウェー直>
リバース・ターンの 5-6 歩を続けて 1/4 左回転し、中央斜めに面します。

女子:
<1.右足 LOD に面して前進、CBM、右回転を始める、フットワクHT、スウェー直>
<2.左足 中央斜めに背面して横へ、1-2 の間で 3/8 右回転、2 の終わりでライズ、
 フットワークT、スウェー右>
<3.右足 左足へブラッシュして、逆中央斜めに面して斜め前へ、2-3 の間で 1/4 右回転、
 アップ、3 の終わりでロァー、フットワークTH、スウェー直>
ブラッシュ」は、右足のボールで床をこすりながら引き寄せて左足にこすり付けます。
それによってバランスの安定を図り、上体を大きく後ろに反らせて美しく回転します。

<4.左足 逆中央斜めに面して前進、CBM、フットワークH、スウェー直>


回転を少なくした ナチュラル・スピン・ターン も クローズド・インピタス も
その第四歩から後はリバース・ターンの後半と同じものですが、これを

足型14番 リバース・ピボット
の一歩だけで済ませることが可能です。

     足型8番 ヘジテーション・チエンジ
     前半の三歩はナチュラル・ターンと同じです。
男子:
<4.左足 LOD に背面して後退、CBM、右回転を始める、フトワークTH、スウェー直>
<5.右足 中央斜めに面して小さく横へ (ヒール・プル)、4-5 の間で3/8 右回転、
 フットワークH,足のIE,WF、スウェー左>
<6.左足 中央斜めに面して体重をかけずに右足にクローズ、フットワークTのIE (左足)、
 スウェー左>
< 註) コーナーで踊る時は、4-5 の間で 1/8 回転して新LOD の中央斜めに面するか、
  又は 1/4 回転して新LOD に面することができる。>
3をカウントする間に右回転の惰力を消して、左足が CBM を伴って前進できるように体勢を整えます。

女子:
<4.右足 LOD に面して前進、CBM、右回転を始める、フットワークHT、スウェー直>
<5.左足 中央斜めに背面して横へ、4-5 の間で 3/8 右回転、フットワークTH、
 スウェー右>
<6.右足 中央斜めに背面して体重をかけずに左足にクローズ、フットワークTのIE (右足)、
 スウェー右>

中央斜めに面して左足を前進することのできる体勢ですから、リバース系の足型に続ける
ことができるのはもちろんですが、左足前進から右へのシャッセも踊ることが可能です。

最も長い直線的移動

左横の方向へすべるように移動する シャッセ・フロム・PP があるのと同様に、
右横の方向へすべるように移動する「シャッセ」もあります。

それだけで終わっても良いのですが、もっと長い移動を望むなら、
その後に、「後退のロック」 を続けることが可能です。
    足型16番 プログレッシブ・シャッセ・ツー・ライト  (1,2,&,3,1)
    この足型は、中央斜めに動くことも可能です。
男子:
< スウェー:なし>
<1.左足 中央斜めに面して前進、CBM、左回転を始める、1 の終わりでライズを始める、
 フットワークHT>
<2.右足 壁に背面して横へ、1-2 の間で 1/8 左回転、ライズ継続、フットワークT>
<3.左足 壁斜めに背面して右足にクローズ、2-3 の間で 1/8 左回転、体の回転を少なく、
 ライズ継続、フットワークT>
<4.右足 壁斜めに背面して横少し後ろへ、アップ、4 の終わりでロァー、フットワークTH>
<5.左足 壁斜めに背面して CBMP に後退、CBM、フットワークT>

シャッセ だけで終わりたい時には、
ナチュラル・ターン の 4-6 歩や クローズド・インピタス などを踊ります。

女子:
<1.右足 中央斜めに背面して後退、CBM、左回転を始める、1 の終わりでライズを始める、
 NFR、フットワークTH>
<2.左足 壁斜めに向けて横へ、1-2 の間で 1/4 左回転、体の回転を少なく、ライズ継続、
 フットワークT>
<3.右足 壁斜めに面して左足にクローズ、体を少し回転、ライズ継続、フットワークT>
<4.左足 壁斜めに面して横少し前へ、アップ、4 の終わりでロァー、フットワークTH>
<5.右足 壁斜めに面して OP で CBMP に前進、フットワークH>

    足型15番 バック・ロック (1,2,&,3,1)
男子:
<1.左足 壁斜めに背面して CBMP に後退、CBM (少し)、1 の終わりでライズを始める、NFR、
 フットワークTH>
< 註) 第一歩でトーのライズをすることができる。フットワークは 「THT」 となるが
  左ヒールを急激に上げてはならない。>
<2.右足 壁斜めに背面して後退、ライズ継続、フットワークT>
<3.左足 壁斜めに背面して右足の前に交叉、ライズ継続、フットワークT>
<4.右足 壁斜めに背面して斜め後ろへ、アップ、4 の終わりでロァー、フットワークTH>
<5.左足 壁斜めに背面して CBMP に後退、フットワークT>

女子:
<1.右足 壁斜めに面して OP で CBMP に前進、CBM (少し)、1 の終わりでライズを始める、
 フットワークHT>
<2.左足 壁斜めに面して前進、ライズ継続、フットワークT>
<3.右足 壁斜めに面して左足の後ろに交叉、ライズ継続、フットワークT>
<4.左足 壁斜めに面して斜め前へ、アップ、4 の終わりでロァー、フットワークTH>
<5.右足 壁斜めに面して OP で CBMP に前進、フットワークH>

続行:
 ナチュラル・ターンの 4-6 歩、 クローズド・インピタス、 バック・ウイスク など。


左回転を圧縮した 最も短い左回転

中央斜めに面してリバース・ターンを踊り始めたら、六歩を踊って、
次に クローズド・チェンジ の三歩を踊り、
合計九歩を踊らなくては ナチュラル系に戻ることはできません。

これを三歩だけでやってしまう回転の足型が、「クローズド・テレマーク」 です。
       足型18番 クローズド・テレマーク
男子:
<1.左足 中央斜めに面して前進、CBM、左回転を始める、1 の終わりでライズ
 フットワークHT、スウェー直>
<2.右足 ほぼ LOD に背面して横へ、1-2 の間で 3/8 弱左回転、アップ、
 フットワークT、スウェー左>
<3.左足 壁斜めに向けて横少し前へ、2-3 の間で 3/8 強左回転、体の回転を少なく、
 アップ、3 の終わりでロァー、フットワークTH、スウェー直>
<4.右足 壁斜めに面して OP で CBMP に前進、フットワークH、スウェー直>

女子:
<1.右足 中央斜めに背面して後退、CBM、左回転を始める、1 の終わりで少しライズ、NFR、
 フットワークTH、スウェー直>
<2.左足 LOD に面して右足にクローズ (ヒール・ターン)、1-2 の間で 3/8 左回転、
 ライズ継続、フットワークHT、スウェー右>
<3.右足 壁斜めに背面して横少し後ろへ、2-3 の間で 3/8 左回転、体の回転を少なく、
 アップ、3 の終わりでロァー、フットワークTH、スウェー直>
<4.左足 壁斜めに背面して CBMP に後退、フットワークT、スウェー直>


リバース・ターン を中断する 

リバース・ターンの後半、第四、第五、第六歩は、
ナチュラル・スピン・ターン や クローズド・インピタス でも終わりの部分で使われています。

リバース・コルテは、この三歩から第五、第六歩をカットして第四歩で回転し、
後退やスピンにつなげる足型です。

「コルテ」 は、ヨーロッパのどこかの国の言葉で、
英語では 「カット」 だと聴いた記憶があります。

     足型10番 リバース・コルテ
男子:
<1.右足 LOD に背面して後退、CBM、左回転を始める、フットワークTH、スウェー直>
<2.左足 逆中央斜めに背面して、体重をかけずに右足にクローズ、1-2 の間で 3/8 左回転
 2 でライズ、フットワークH (左足),次いで両足のT、スウェー右>
<3.逆中央斜めに背面してポジションを保つ、アップ、3 の終わりでロァー、
 フットワークTH (右足)、スウェー右>
< 註) 第二歩はフラットで右足のボールで回転することができる。
  この時のフットワークは 「1.THT 2.両足のT 3.TH (右足)」

女子:
<1.左足 LOD に面して前進、CBM、左回転を始める、1 の終わりでライズを始める、
 フットワークHT、スウェー直>
< 註) 女子は男子より少し早めにライズを始めることに注意>
<2.右足 中央に面して横へ、1-2 の間で 1/4 左回転、ライズ、フットワークT、
 スウェー左>
<3.左足 逆中央斜めに面して右足にクローズ、2-3 の間で 1/8 左回転、アップ、
 3 の終わりでロァー、フットワークTH、スウェー左>

この 「リバース・コルテ」 が基礎となり、より高度な表現を目的として開発されたのが
「ホバー・コルテ」 です。

ダンスの技術では、
「緩やかに回転し、浮き上がるように緩やかにライズする動作」 を 「ホバー」 と呼びます。


技術書に記載されたワルツの足型が30個あるうちの30番ですから、
技術的にかなり難しいと言えるでしょうが、踊りこなしたらとても魅力的に見えます。
     足型30番 ホバー・コルテ
男子:
<1.右足 LOD に背面して後退、CBM、左回転を始める、1 の終わりでライズを始める、NFR、
 フットワークTH、スウェー直>
<2.左足 壁斜めに向けて横少し前へ、1-2 の間で 3/8 左回転、体の回転を少なく
 2 で回転を継続2 でライズを継続、フットワークT、スウェー右>
<3.右足 逆中央斜めに背面して横少し後ろの右足に体重を戻す、アップ、3 の終わりでロァー、
 フットワークTH、スウェー直>
ホバーが表に現れて目立つのは女子の動きですが、それを支えているのは
第二歩から第三歩までの男子の動きです。

<4.左足 逆中央斜めに背面して CBMP に後退、CBM、フットワークT、スウェー直>
女子:
<1.左足 LOD に面して前進、CBM、左回転を始める、1 の終わりでライズを始める、
 フットワークHT、スウェー直>
<2.右足 中央に面して横へ、左足を右足の方向へブラッシュ、1-2 の間で1/4 左回転、
 2 で 1/8回転を継続、逆中央斜めに面して終わる、ライズ継続、フットワークT、スウェー左>
左足のボールで床をこすることによってバランスの安定を図り、丁寧にホバーします。
左足は右足に近寄るだけで、右足に閉じるまでにはなりません。

<3.左足 逆中央斜めに面して斜め前へ、アップ、3 の終わりでロァー、フットワークTH
 スウェー直>
<4.右足 逆中央斜めに面して OP で CMP に前進、CBM、フットワークH、スウェー直>

< 註) この足型は小節数を多くとることができる。この時のテクニックは 次のとおりである。>
●小節数を多くとった ホバー・コルテ
ホバー・コルテ の第二歩をステップしたら、三拍 (一小節) の時間をかけてホバーします。
確かなコントロールの能力が必要で、その分、表情が豊かになります。

男子:
<2.左足 壁斜めに向けて横少し前へ、1-2 の間で 3/8 左回転、体の回転を少なく
ライズ継続、フットワークT、スウェー右>
ここから、三拍 (一小節) の時間をかけてホバーします。

<3-5. 右足を左足の方向へ動かす、体の回転を継続、ライズを継続、
  フットワークT (左足),右足はTのIEでプレッシャー、スウェー右>

体重の移動、回転、ライズ、これらをコントロールするために、
右足トーのプレッシャーが重要な役割をします。

<6.右足 逆中央斜めに背面して横少し後ろの右足に体重を移す、アップ、6 の終わりでロァー
 フットワークTH、スウェー直>

女子:
<2.右足 中央に面して横へ、1-2 の間で 1/4 左回転、ライズ継続、フットワークT、スウェー左>
ここからホバーを始めます。
左足のトーから右足のトーに体重を渡しても、
左足のトーの圧力を無くさないように注意しなければなりません。

<3-4.左足を右足の方向へブラッシュ、3-5 の間で 1/8 左回転を継続、ライズ継続、
  フットワークT (右足),左足TのIE、スウェー左>
<5.逆中央斜めに面して左足を右足にブラッシュ、ライズ継続、スウェー左>
左足は右足に閉じるまでブラッシュします。

<6.左足 逆中央斜めに面して斜め前へ、アップ、6 の終わりでロァー>
 フットワークTH、スウェー直>

バック・ウイスク

リバース・コルテ を LOD に背面して始めた場合には、逆中央斜めに背面して終わりますから、
左足後退して 「バック・ウイスク」 から シャッセ・フロム・PP に続けるか、
アウトサイド・スピン を踊ります。

     足型11番 バック・ウイスク
     バック・ウイスクは、右に回転して踊ることもできます。
男子:
<1.左足 逆中央斜めに背面して CBMP に後退、CBM (少し)、
 1 の終わりでライズを始める、NFR、フットワークTH、スウェー直>
<2.右足 逆中央斜めに背面して斜め後ろへ、ライズ継続、フットワークT、スウェー左>
<3.左足 壁斜めに面して PP で右足の後ろに交叉、ライズ継続、3の終わりでロァー、
 フットワークTH、スウェー左>
< 註) 第三歩目で左足を右足の後ろに交叉する時、
  引き寄せ始める左足がフロアーについているのは、トー又はヒールのどちらでも良い。

女子:
<1.右足 逆中央斜めに面して OP で CBMP に前進、CBM、右回転を始める、
 1 の終わりでライズを始める、フットワークHT、スウェー直>
<2.左足 中央に面して横へ、1-2 の間で 1/8 右回転、ライズ継続
 フットワークT、スウェー右>
<3.右足 中央斜めに面して PP で左足の後ろに交叉、2-3 の間で 1/8 右回転、
 アップ、3 の終わりでロァー、フットワークTH、スウェー右>


ベーシック・ウイーブ
リバース・ターンの第四歩を壁斜めに後退したところでチェックして、前進して踊り、
ナチュラル系につなぎます。

バリエーションの終わり方としても良く使われ、
「ウイーブ・エンディング」として知られています。
     足型12番 ベーシック・ウイーブ
男子:
< スウェー:なし >
<1.右足 壁斜めに背面して後退、CBM、フットワークTH>
<2.左足 逆中央斜めに面して前進、CBM、左回転を始める、2 の終わりでライズ、
 フットワークHT>
<3.右足 LOD に背面して横へ、2-3 の間で 1/8 左回転、アップ、3 の終わりでロァー、
 フットワークTH>
<4.左足 中央斜めに背面して CBMP に後退、3-4 の間で 1/8 左回転、
 4 の終わりでライズを始める、NFR、フットワークTH、
 フットワークTH>
<5.右足 中央斜めに背面して後退、CBM、左回転を始める、ライズ継続、
 フットワークT>
<6.左足 壁斜めに向けて横少し前へ、5-6 の間で 1/4 左回転、体の回転を少なく、
 アップ、6 の終わりでロァー、フットワークTH>
<7.右足 壁斜めに面して OP で CBMP に前進、CBM、フットワークH>
< 註) ベーシック・ウイーブは PP で終わることができる。>

女子:
< スウェー: なし >
<1.左足 壁斜めに面して前進、CBM、フットワークH>
<2.右足 逆中央斜めに背面して後退、CBM、左回転を始める、2 の終わりでライズ、
 フットワークT>
<3.左足 中央斜めに向けて横へ、2-3 の間で 1/4 左回転、体の回転を少なく、
 アップ、3 の終わりでロァー、フットワークTH>
<4.右足 中央斜めに面して OP で CBMP に前進、4 の終わりでライズを始める、
 フットワークHT>
<5.左足 中央斜めに面して前進、CBM、左回転を始める、ライズ継続、フットワークT>
<6.右足 壁斜めに背面して横少し後ろへ、5-6 の間で 1/4 左回転、体の回転を少なく、
 アップ、6 の終わりでロァー、フットワークTH>
<7.左足 壁斜めに背面して CBMPに後退、フットワークT>
< 註) 上級の女子が、もし望むならば、この足型の一歩目を「ボールからホール・フット」
  とすることができる。

  先行の リバース・ターン を LOD に面して始めるのもよい方法である。>


ナチュラル から出て ナチュラルヘ 戻る


ナチュラル・ターン を LOD に面して踊ると、
前半の三歩で中央斜めに背面しますから、その後 LOD に進めなくて困ります。

このような場合には、三歩の踏み替え 「アウトサイド・チェンジ」 を踊ると、
壁斜めに面して ナチュラル・ターン を踊ることが可能となります。

また、ナチュラル・スピン・ターン の後は通常リバース系に続けますけれども、
ナチュラル系へ戻りたい場合には 「ターニング・ロック」 を踊ります。

どちらの足型も PP に開いて終わり、LOD に進むこともできます

     足型9番 アウトサイド・チェンジ
男子:
< スウェー:なし >
<1.左足 中央斜めに背面して後退、1 の終わりでライズを始める、NFR、フットワークTH>
<2.右足 中央斜めに背面して後退、CBM、左回転を始める、ライズ継続、フットワークT>
<3.左足 壁斜めに向けて横少し前へ、2-3 の間で 1/4 左回転、体の回転を少なく、
 アップ、3 の終わりでロァー、フットワークTH>
<4.右足 壁斜めに面して OP で CBMPに前進、CBM、フットワークH>

女子:
< スウェー:なし >
<1.右足 中央斜めに面して前進、1 の終わりでライズを始める、フットワークHT>
<2.左足 中央斜めに面して前進、CBM、左回転を始める、ライズ継続、フットワークT>
<3.右足 壁斜めに背面して横少し後ろへ、2-3 の間で 1/4 左回転、体の回転を少なく、
 アップ、 3 の終わりでロァー、フットワークTH>
<4.左足 壁斜めに背面して後退、CBM、フットワークT>
     足型24番 ターニング・ロック  (1,&,2,3,1)
男子:
<1.右足 中央斜めに背面して右サイド・リーディングで後退、1 の終わりでライズを始める、
 フットワークT、スウェー左>
<2.左足 中央斜めに背面して右足の前に交叉、ライズ継続、フットワークT、スウェー左>
<3.右足 中央斜めに背面して後ろ少し右の方へ、左回転を始める、ライズ継続、
 フツトワークT、スウェー直>
<4.左足 壁斜めに向けて横少し前へ、3-4 の間で 1/4 左回転、体の回転を少なく、
 アップ、4 の終わりでロァー、フットワークTH、スウェー直>
<5.右足 壁斜めに面して OP で CBMP に前進、CBM、フットワークH、スウェー直>
< 註) 先行するナチュラル・スピン・ターンの最終歩のフットワークは、
  男女とも、普通どおり [TH] である。

女子:
<1.左足 中央斜めに面して左サイド・リーディングで前進、1 の終わりでライズを始める、
 フットワークT、スウェー右>
<2.右足 中央斜めに面して左足の後ろに交叉、ライズ継続、フットワークT、スウェー右>
<3.左足 中央斜めに面して横少し左の方へ、左回転を始める、ライズ継続、
 フットワークT、スウェー直>
<4.右足 壁斜めに背面して横少し後ろへ、3-4 の間で 1/4 左回転、体の回転を少なく、
 アップ、4 の終わりでロァー、フットワークTH、スウェー直>
<5.左足 壁斜めに背面して CBMP に後退、CBM、フットワークT、スウェー直>



ナチュラル から PP に開く

ナチュラル・ターンの第四歩で、後退してヒール・ターンを踊り、
PP に開くのが「オープン・インピタス」。

ナチュラル・スピン・ターンの回転を増やして踊り、LOD に背面した後に、
右に回転しながらバック・ロックを踊って
PP に開いて終わるのが「ターニング・ロック・ツー・ライト」です。

     足型21番 オープン・インピタス
男子:
<1.左足 LOD に背面して後退、CBM、右回転を始める、フットワークTH、スウェー直>
<2.右足 中央斜めに面して左足にクローズ (ヒール・ターン)、1-2 の間で 3/8 右回転、
 2 の終わりでライズ、フットワークHT、スウェー左>
<3.左足 中央斜めに向けて左サイド・リーディングで斜め前へ、体を少し右へ回転して
 LOD に面する、アップ、3 の終わりでロァー、フットワークTH、スウェー直>

女子:
<1.右足 LOD に面して前進、CBM、右回転を始める、フットワークHT、スウェー直>
<2.左足 中央斜めに背面して横へ、1-2 の間で 3/8 右回転、2 の終わりでライズ
 フットワークT、スウェー右>
<3.右足 左足にブラッシュして、中央に向けて PP で横へ (中央斜めに動く)、
 2-3 の間で 3/8 右回転、体の回転を少なく、アップ、3 の終わりでロァー
 フットワークTH、スウェー直>


踊る人の技術の差によって、見栄えが大きく異なる足形です。
(6-1)競技用足型  で説明しました。

     足型28番 ターニング・ロック・ツー・ライト  (1,&,2,3)
  ナチュラル・スピン・ターンの回転量を増やして踊り、LOD に背面した後に続けます。

男子:
< CBM:なし >
< スウェー:左 左 直 直 又は 右 右 直 直 >
<1.右足 LOD へ右サイド・リーディングで後退、1 の終わりでライズを始める。
 フットワークT>
男子の第一歩が左足の線を横切って後退しないよう、注意しなければなりません。
(6)競技会・・・より美しく で説明しました。

<2.左足 中央に面して右足の前にゆるく交叉、1-2 の間で 1/4 右回転、ライズ継続、
 フットワークT>
<3>右足 中央斜めに面して、パートナーの両足の間へ小さく横少し前へ、
 2-3 の間で 1/8 右回転、ライズ継続、フットワークT>
<4.左足 中央斜めに向けて PP で左サイド・リーディングで斜め前へ、
 体を少し回転して LOD に面する、アップ、4 の終わりでロァー、フットワークTH>

女子:
< CBM:なし >
< 註) 女子は先行のナチュラル・スピン・ターンではブラッシュしないが、
  この足型の四歩目の時は左足の方向へブラッシュする。>
< スウェー: 右 右 直 直 又は 左 左 直 直 >
<1.左足 LOD へ左サイド・リーディングで前進、1 の終わりでライズを始める、フットワークT>
<2.右足 中央に背面して左足の後ろにゆるく交叉、2-3 の間で 1/4 右回転、ライズ継続、
 フットワークT>
<3.左足 中央斜めに背面して横少し後ろへ、2-3 の間で 1/8 右回転、ライズ継続、
 フットワークT>
<4.右足 左足の方向へブラッシュして、中央の方向へ向けて PP で横へ (中央斜めに動く)
 3-4 の間で 3/8 右回転、体の回転を少なく、アップ、4 の終わりでロァー、フットワークTH>
 


回転するウイスク
壁斜めに面しているけれども、まだナチュラル・ターンを踊り始めてはいない場合には、
左足前進し、左に回転するウイスクを踊って PP に開き、中央斜めに動くことができます。
回転量を大きく踊って、中央へ動くことも可能です。
     足型5番 ウイスク
●男子が部屋の側面で 1/8 回転し、次の足型を中央斜めに動く時。

男子:
<1.左足 壁斜めに面して前進、CBM (少し)、左回転を始める、1 の終わりでライズを始める、
 フットワークHT、スウェー直>
<2.右足 LOD に面して横少し前へ、1-2 の間で 1/8 左回転、ライズ継続、
 フットワークT、スウェー左>
第一歩の左足でライズを始めて体重がトーに乗った時、そのトーで
床を時計回りにねじるように力をかけながら横に押し、両足の踵を外に開くようにすると、
体を左に回転させて横に移動することができます。

<3.左足 LOD に面して PP で右足の後ろに交叉、アップ、3 の終わりでロァー、
 フットワークTH、スウェー左>
女子:
<1.右足 壁斜めに背面して後退、CBM (少し)、左回転を始める、
 1 の終わりでライズを始める、NFR、フットワークTH、スウェー直>
<2.左足 LOD に面して斜め後ろへ、1-2 の間で 1/8 左回転、ライズ継続、
 フットワークT、スウェー右>
<3.右足 中央に面して左足の後ろに交叉、2-3 の間で 1/4 右回転、アップ、
 3 の終わりでロァー、フットワークTH、スウェー右>
シャッセ・フロム・PP を続けた場合には、そのシャッセは中央斜めに動きます。

PP から出て ナチュラルへ戻る

     足型17番 ウイーブ・フロム・PP
  ●ウイスクを LOD に面して終わるか、オープン・インビタスの後に続ける場合
男子:
< スウエー: なし>
<1,右足 中央斜めに向けて体は LOD に面して、PP で CBMP に前進、
 1 の終わりでライズを始める、フットワークHT>
<2.左足 中央斜めに面して前進、CBM、左回転を始める、ライズを継続、フットワークT>
男子が第一歩の右足の線を横切って前進するために、
女子が上手に回転することができない場面をたくさん見ました。
(6)競技会・・・より美しく> で説明しました。

<3.右足 壁斜めに背面して横少し後ろへ、2-3 の間で 1/4 左回転、アップ、
 3 の終わりでロァー、フットワークTH>

<4.左足 LOD に背面して CBMP に後退、4 の終わりでライズを始める、NFR、
 3-4 の間で 1/8 左回転、フットワークTH>
<5.右足 LOD に背面して後退、CBM、左回転を始める、ライズ継続、フットワークT>
<6.左足 壁斜めに向けて横少し前へ、5-6 の間で3/8 左回転、体の回転を少なく、
 アップ、6 の終わりでロァー、フットワークTH>
<7.右足 壁斜めに面して CBMP に前進、CBM、フットワークH>
女子:
< スウェー: なし>
<1.左足 中央に向けて PP で CBMP にアクロスして前進 (中央斜めに動く)、
 1 の終わりでライズを始める、フットワークHT>
<2.右足 中央斜めに背面して横少し後ろへ、1-2 の間で 3/8 左回転、ライズ継続、
 フットワークT>
<3.左足 LOD に向けて横少し前へ、2-3 の間で 3/8 左回転、体の回転を少なく、
 アップ、3 の終わりでロァー、フットワークTH>

<4.右足 LOD に面して前進、4 の終わりでライズを始める、フットワークHT>
<5.左足 LOD に面して前進、CBM、左回転を始める、ライズ継続、フットワークT>
<6.右足 壁に背面して横へ、5-6 の間で 1/4 左回転、アップ、6 の終わりでロァー、
 フットワークTH>
<7.左足 壁斜めに背面して CBMP に後退、6-7 の間で 1/8 左回転、フットワークT>


続行する足型 の多様化を図る

中央斜めに面した時に 「オープン・テレマーク」 を踊ると PP に開きますから、
後に続けて踊ることのできる足型が、次のように増えます。

「シャッセ・フロム・PP」 「ウイーブ・フロム・PP」
「クロス・ヘジテーション」 「ウイング」 「レフト・ウイスク」

「クロス・ヘジテーション」 や 「ウイング」 を踊ると、
その後も、多様な変化が可能となります。

     足型19番 オープン・テレマーク
男子:
<1.左足 中央斜めに面して前進、CBM、左回転を始める、1 の終わりでライズ
 フットワークHT、スウェー直>
<2.右足 壁斜めに背面して横へ、1-2 の間で 1/4 左回転、アップ、
 フットワークT、スウェー左>
<3.左足 壁斜めに向けて体は壁に面して、PP で横少し前へ、2-3 の間で 1/2 左回転、
 体の回転を少なく、アップ、3 の終わりでロァー、フットワークTH、スウェー直>
女子:
<1.右足 中央斜めに背面して後退、CBM、左回転を始める、1 の終わりで少しライズ、NFR、
 フットワークTH、スウー直>
<2.左足 LOD に面して右足にクローズ (ヒール・ターン)、1-2 の間で 3/8 左回転、
 ライズ継続、フットワークHT、スウェー右>
<3.右足 LOD に向けて PP で右サイド・リーディングで斜め前へ、体を少し左へ回転、
 アップ、3 の終わりでロァー、フットワークTH、スウェー直>


この後に続けることが可能な足型は、
「シャッセ・フロム・PP」 「ウイーブ・フロム・PP」 「クロス・ヘジテーション」
「ウイング」 「レフト・ウイスク」 です。

クロス・ヘジテーションを説明します。
     クロス・ヘジテーション
    PP の体勢を スクエア の体勢に変更します。
男子:
<1.右足 壁斜めに向けて体は壁に面して、 PP で CBMP に前進、
 1 の終わりでライズを始める、フットワークHT、スウェー直>
<2.左足 壁斜めに面して体重をかけずに右足にクローズ、体の回転を完了、ライズ継続、
 フットワーク 両足のT、スウェー直>
<3.壁斜めに面してこのポジションを保つ、ライズ継続、3 の終わりでロァー、
 フットワークTH (右足)、スウェー直>
< 註) クロス・ヘジテーションはほかの位置からも使えるし、回転を多くすることもできる。
  回転を多くする場合は、第一歩の右足はアクロスして前進となる。>

いろいろな足型で 、PP に開いて終わった後なら使うことができます。

クロス・ヘジテーションを踊り終わった時の方向によって、続行する足型を選定します。
「ナチュラル・ターンの 4-6 歩」 「 バック・ロック」 「 アウトサイド・チェンジ」
「バック・ウイスク」  「アウトサイド・スピン」

女子:
<1.左足 LOD に向けて PP で CBMP にアクロスして前進 (壁斜めに動く)、CBM、
 左回転を始める、1 の終わりでライズを始める、フットワークHT、スウェー直>
<2.右足 壁に背面して横へ、1-2 の間で 1/4 左回転、ライズ継続、
 フットワークT、スウェー左>
<3.左足 壁斜めに背面して右足にクローズ、2-3 の間で 1/8 左回転、ライズ継続、
 3 の終わりでロァー、フットワークTH、スウェー左>
     ウイング
   PP の体勢から、女子を男子の左外側に移動させます。
男子:
<1.右足 LOD に向けて PP で CBMP にアクロスして前進、1/8 左回転、
 フットワークHT、スウェー直>
<2.左足 右足にクローズを始め、体を少しずつ左に回転、2 と 3 少しライズ、NFR、
 フットワーク 2 と3 右足はフラットでTでプレッシャー、左足TのIEでプレッシャー
 スウェー直>
<3.左足 中央斜めに面して体重をかけずに右足にクローズ、スウェー直>
続行は女子の左外側から左足を前進して、全てのリバース系足型。コーナーではウイスク。

女子:
<1.左足 中央斜めに面してPP で CBMP に前進、CBM、1/8 左回転、
 1 の終わりでライズを始める、フットワークHT、スウェー直>
<2.右足 中央に面して、左 OP の用意をして前進、1-2 の間で 1/8 左回転、ライズ継続、
 フットワークT、スウェー左>
<3.左足 逆LOD に面して、OP で CBMPに前進、2-3 の間で 1/4 左回転、
 次いで中央斜めに背面するまで回転を継続、アップ、3 の終わりでロァー
 フットワークTH、スウェー直>


クローズド・ウイング

壁斜めに面して女子の外側に右足を前進したら、通常は ナチュラル・ターン を踊ります。
しかし、この足型を踊って女子を左外側に移動させたら、
ウイスク を踊ることができます。

また、オープン・インピタス から シャッセ・フロム・PP を踊り、
中央斜めに移動した後でこの足型踊ると、部屋の中央でリバース系を踊ることが可能となり、
踊りの幅が広がります。
     足型27番 クローズド・ウイング
男子:
< CBM:なし >
< スウェー:なし >
<1.右足 中央斜めに面して OP で CBMP に前進、フットワークH>
<2.左足 中央斜めに面して右足にクローズを始める、2と3で体を少し左へ回転、
 2と3 少しライズ、NFR、フットワーク 2と3 WF,次いで左足TのIEでプレッシャー>
<3.左足 中央斜めに面して体重をかけずに右足にクローズ>
女子:
< CBM:なし>
<1.左足 中央斜めに背面して CBMP に後退、1 の終わりでライズを始める、NFR、
 フットワークTH、スウェー直>
<2.右足 中央斜めに背面して横少し後ろへ (小さく)、ライズ継続、
 フットワークT、スウェー少し左>
<3.左足 逆壁斜めに面して、左OP で CBMP に前進、体を少し左へ回転。
 アップ、3 の終わりでロァー、フットワークTH、スウェー少し左>
< 註) 女子は第三歩で充分顔を左に向けて、ポイズを後ろに保つこと。>


回転 飾る

全回転、あるいは、ほとんどそれに近い大きな回転で
目を引く足型があります。

「ピボット と呼ばれる移動を伴わない回転」 をする男子を軸にして、その周囲を、
遠心力に引っ張られて上体を大きく後ろに反らせた女子が円を描いて動きますから、
ひときわ美しく踊りを飾ります。

     足型13番 ダブル・リバース・スピン
前進で始めてほぼ全回転し、
また前進する足型ですから、進む方向には全く影響しません。
この足型こそ回転を見せるためにあると言ってよいでしょう。

     足型23番 アウトサイド・スピン
この回転は、後退で始めて全回転し、前進へと変わります。
使う場合によって、回転量を減らすことが可能です。

足型29番 フォーラウェー・リバース・アンド・スリップ・ピボット

フォックストロットの左回転として誕生した足型でしたが、
フォーラウェーで PP に開き、
ほぼ全回転してスクエアに戻ると言う動きの華やかさから、
現在では、ワルツでもタンゴでも、
バリエーションの入り口として極めて重要な地位を獲得しています。

(3)ピボット で詳しく説明してあります。


ライン で飾る

大きな回転をすると、上体を少し後ろに保っていた女子は、
遠心力に引っ張られて後ろへの反りが大きくなります。

男子が女子を後退にリードしておいて自分の前進を急停止すると、
女子の上体は後ろに反って、男女のボディー・ラインが特殊な美しい形を作ります。

       足型25番 レフト・ウイスク (PP から始める)
男子:
< CBM:なし>
< スウェー:なし>
<1,右足 壁斜めに面して (LOD に沿って動く) PP で CBMP にアクロスして前進、
 フットワークH>
<2.左足 壁斜めに向けて横少し前へ、体を左へ回転を始める、フットワークTH>
< 註) 第二歩の「向けて」の代わりに「面して」を使っても、どちらも正しい。>
<3.右足 壁斜めに面して左足の後ろに交叉、体を左へ回転、
 フットワークT (男子の右Hは、次のステップを取る時ロァーする。)
< 註) 男子は女子の右肩の方を見ないで、女子の顔を見る。>

女子:
< スウェー:なし>
<1.左足 中央斜めに面して (LOD に沿って動く) PP で CBMP にアクロスして前進、CBM、
 左回転を始める、フットワークHT>
<2.右足 壁斜めに背面して横少し後ろへ、1-2 の間で 1/4 左回転、フットワークTH>
<3.左足 LOD に背面して CBMP に後退、2-3 の間で 1/8 左回転、フットワークTH>
< 註) 女子は第三歩で左へ少し多く回転し、頭を充分左へ回してもよい。>
後退の勢いが強い上級の選手が、その勢いのあまり体重の無くなった右足の膝を曲げ、
足を内側に蹴りこむように動かすことがありますが、
下手にまねしてバランスを壊したら台無しになります。

     レフト・ウイスク (LOD に背面して後退から始める)
男子:
<1.右足 LOD に背面して後退、CBM、左回転を始める、フットワークTH>
<2.左足 壁斜めに向けて横少し前へ、1-2 の間で 3/8 左回転、体の回転を少なく、
 フットワークTH>
<3.右足 壁斜めに面して左足の後ろに交叉、体を左へ回転を継続
 フットワークT (男子の右Hは、次のステップを取る時ロァーする。)
女子:
<1.左足 LOD に面して前進、CBM、左回転を始める、フットワークHT>
<2.右足 壁斜めに背面して横少し後ろへ、1-2 の間で 3/8 左回転、フットワークTH>
<3.左足 LOD に背面して CBMP に後退、2-3 の間で 1/8 左回転、
 フットワークTH>

続行:
< 註) 男子が両足の交叉を解きながら、ほぼ右へ 5/8 回転する間、
  女子は男子の周りを 右左右左 (1,2,&,3) と走る。
  この続行は
  @バック・ウイスク A回転の少ない アウトサイド・スピン 
  Bクローズド 又は オープン・インピタス

  左足の交叉を解き、その左足を後退して、
  アウトサイド・チエンジ 又は バック・ウイスク

     レフト・ウイスクを 第1 ビートで取る

< 註) レフト・ウイスクを第1ビートで取るには、
  ナチュラル・スピンターン に続けて ターニング・ロックの 1-4 歩を踊り、
  左足を壁斜めに横にステップして終わる。

  次いで、1.右足を左足の後ろに交叉してレフト・ウイスク
      2.左足に体重を戻し、女子は右足を前進
      3.右足を逆壁斜めに向けて横少し前へ、女子はイン・ライン
      4.次いで、左足を逆壁斜めに前進してコントラ・チエックの第1歩
    そして 2-3 歩を左へ 1/4 回転して続ける。


コントラ・チェック

前項に書かれてある入り方以外でも、次の足型から入ることができます。

「リバース・ターン」 「ヘジテーション・チェンジ」 「ダブル・リバース・スピン」
「リバース・ピボット」 「フォーラウェー・リバース・アンド・スリップ・ピボット」

     足型26番 コントラ・チェック

男子:
< スウェー:なし>
<1.左足 ほぼLOD に向けて、壁斜めに CBMP に前進、体を左へ回転、
 ダウン、両膝を少し緩める、フットワークH 又は Bフラット>
< 註) 第一歩をフラットで前進することを好む踊り手もいる。>
<2.逆中央斜めに背面して後ろの右足に体重を移す、体を右へ回転、2 の終わりでライズ
 フットワークT>
<3.左足 壁斜めに面して (LOD に沿って動く) PP で横へ、アップ、3 の終わりでロァー、
 フットワークTH>
女子の上体を大きく後ろへ反らせてもらいたくて、
男子が右手を前方へ広げている場面を見たことがあります。

それでは、女子は怖くて後ろへ反ることができません。
男子の右手は、女子の上体を引き戻すように力を感じて、しっかり支えてあげるのです。

反りを大きくしてもらいたければ、動き始めに支え足の右足の膝の曲がりを深くします。

女子:
< スウェー:なし>
<1.右足 両足ほぼ LOD に背面して CBMP に後退、体を左へ回転、
 ダウン、両膝を少し緩める、フットワークT>
重要な注意点は、動き始めに先ず左膝を前に突き出すように曲げる事。
後退した右足は 「CBMP 、フットワークT」 ですから、
右足のトーは内側に向き、ヒールは高く上がっていなければなりません。
<2.逆中央斜めに面して体重を前方の左足に移す、体を右へ回転、2 の終わりでライズ、
 フットワークT>
<3.右足 中央斜めに面して (LOD に沿って動く) PP で横へ、アップ、3 の終わりでロァー、
 フットワークTH>
 




追加の足型

ザ・ボールルーム・テクニック の日本語版 (日本ボールルームダンス連盟発行)に従って、
「追加の足型」 としましたが、原書では 「ADDITIONAL FIGURES」です。

ボールルームダンス教師試験の基準を示すために、英国の教師協会 ISTD が 1948年に
初めての技術書「リバイズド・テクニック」を発行しました。

およそ 50年たって大改訂が行われ、現在の 「ザ・ボールルーム・テクニック」 となっています。

それまでは クイックステップの足型だった、「リバース・ピボット」 と 「ホバー・コルテ」 が、
フォックストロットの足型だった 「クローズド の テレマーク と インピタス」 や、
「フォーラウェー・リバース・アンド・スリップ・ピボット」 が、
ポピュラー・バリエーション で人気の高かった オーバーターンド・ターニング・ロック は
「ターニング・ロック・ツー・ライト」 と名前を変えて、
ワルツの正規の足型として記載されることとなりました。

教師試験の四段階にあわせて、足型も四段階に区分されて記載されましたから、
この中に含まれなくなった二つの足型が、「追加の足型」 として記載されることとなったのです。

リバイズド・テクニックには
「ドラグ・ヘジテーション」 は スタンダード・バリエーション として、
「フォーラウェー・ウイスク」 は ネームド・バリエーション として記載されていたものです。
     ドラグ・ヘジテーション
男子:
< スウェー:なし>
<1.左足 LOD に面して前進、CBM、左回転を始める、フットワークHT>
<2.右足 壁に背面して横へ、1-2 の間で 1/4 左回転、2 の終わりでライズ、フットワークT>
右足をステップした時に右膝に曲がりを残しておき、徐々に伸ばしながら左足を引きずります。
<3.左足 壁斜めに背面して体重をかけずに右足にクローズ、2-3 の間で 1/8 左回転、
 3 の終わりでロァー、フットワーク 両足のT,次いで右足のTH>
< 註) 次のステップは、女子を OP で後退する。
   中央斜め 又は 壁斜め に始めることもできる。

女子:
< スウェー: なし>
<1.右足 LOD に背面して後退、CBM、左回転を始める、フットワークTH>
<2.左足 壁と壁斜めの間に向けて横へ、1-2 の間で 1/4 強左回転、2 の終わりでライズ、
 フットワークT>
<3.右足 壁斜めに面して体重をかけずに左足にクローズ、2-3 の間で 1/8弱左回転、
 フットワーク 両足のT,次いで左足のTH>
< 註) 女子は 2-3 の間で少し足のスイベルをし、体の回転は 3/8 より少なくする。

     ザ・フォーラウェー・ウイスク
現在は、競技選手がタンゴのバリエーションとして
「ナチュラル・プロムナード・ターン- - -フォーラウェー・ウイスク」 の形で 愛用しています。

男子:
<1.左足 LOD に背面して後退、CBM、右回転を始める、1 の終わりでライズを始める、NFR、
 フットワークTH、スウェー直>
<2.右足 中央斜めに向けて横少し後ろへ、1-2 の間で 3/8 右回転、体の回転を少なく、
 ライズ継続、フットワークTH、スウェー直>
第一歩の左足のTから体重を後ろに逃がさないことが、
右足のTを中央斜めに向けるための重要なポイントです。

ナチュラル・ターンの後半を練習しておかないと、
このような場合に支障があります。

<3.左足 中央斜めに面して、フォーラウェーで右足の後ろへゆるく交叉、
 体は回転を継続、フットワークTH、スウェー右>
< 註) 男子の中には、第二歩のフットワークで "T" を使う人もあるが、両方正しい。>

女子:
<1.右足 LOD に面して前進、CBM、右回転を始める、1 の終わりでライズを始める、
 フットワークHT、スウェー直>
<2.左足 中央斜めに背面して横へ、1-2 の間で 3/8 右回転、ライズ継続、
 フットワークTH、スウェー直>
<3.右足 逆中央斜めに面して、フォーラウェーで左足の後ろへゆるく交叉、
 2-3 の間で 1/4 右回転、体は右回転を継続、フットワークTH、スウェー左>
< 註) 女子の顔は第三歩で左右いずれに回してもよい。 両方正しい。>

日本人に起き易いトラブル

一般の日本人は拇指球から踵までの間で体重を支えて立っていますから、
普通に立っている人に 「踵を上げなさい」 と言ったら、
先ず体を前方へ動かしてから爪先立ちになります。

次に 「踵を降ろしなさい」 と言うと、踵を降ろしてから体を後ろに下げます。

ダンスをする時にライズをすると、
向き合って組んで体を接触させている二人が、お互いに体を前方へ動かすのですから、
当然、二人の体は押し合いになります。

ロァーをすると、二人の体は後ろに下がりますから、
二人は引っ張り合いとなります。

お互いに自分は正しくて相手の方が悪いと思いがちですから、
「押すなよ !」、「引っ張るなよ !」 と、トラブルが起こり易いのです。

男女共に「 ダンス体操一番」を充分に練習し、
[自分の体重を支える基準点はボールである]
ようになるまでトレーニングを積み、
体がボールの真上で垂直に上下動するようになってから踊ったら、
これまでとは全く違ったダンスの世界が開けることは間違いありません。
 




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