多い間違い多い見落とし

社交ダンス上達の道しるべ


元セレクションダンサーズ所属・元港区立青年館ダンス講師   福頼静致・政子 (フクヨリ セイチ・マサコ)

このファイルには、英国式のボールルームダンスを基準として、現在社交ダンスを
踊っている人に多く見られる間違いや、技術書には明記されているけれども
見落とされていたり、正しく理解されていなかったりする事を纏めて記録する。


根本的な間違い。立ち方と歩き方が違う。
 * ほとんどの人が拇指球から踵までの間で体重を支えて立っている。
 * 支え足で送り出した体重を、前に広げた足の踵で受け取らずに、
  フラットの足に乗せている。



 * ボールルームダンスの立ち方は、足のボール (トーを含んでいる) で体重を支えて立つ。

一般用語のボールは拇指球だが、ダンス用語のボールは拇指球だけではない。
拇指球を含めて爪先まで全部をボールと呼ぶ。

 *  このボールをトーだと思っている誤解がとても多い。
トーは、
  足の甲と向こう脛が真っすぐになるように思いっきり踵を高く上げた時に
  体を支えている部分のこと。

 *  股間節を曲げて体重の無い足を前に出すのではなく
  体重を支えている足で体を前に運び、同時に体重の無い脚をヒップから振り出して
  その足の踵で体重を受け取る。

 *  前に広げた足の踵が着床する時には、足首と膝を引き締め、
  股関節が折れないように気をつけて体重を受け取る。
   (分かりやすく言えば、踵の上に胸ではなくて踵の上にお尻ということ)

   インサイドエッジで体重を感じながらボールまで進めて、更に前方へ送り出す。

 *  股関節の曲がりがダンスの妨げをしていることに気づいていない間違い。

   座る生活様式による腰周りの筋肉の発達の仕方だから、
   これが大きな妨げをしていることに気がつかない。

 * 背骨の湾曲に気づいていない間違い。

 * 真っすぐに立たなければならない。

   鏡に映してみたり壁に背中を当てて立ってみたりして、
   股間節を伸ばし背骨を伸ばし、
   真っすぐに伸ばした体を作らなければ、すっきりとした移動や回転の妨げとなる。

 * ワルツのナチユラル・ターン第一歩右足で直進してから第二歩で回転をする間違い。

 * 同じ第一歩で終わりにCBMがあると思っている間違い。

 * 左足が体を前に運び始めるのと同時に右回転を始めなければいけない。


   CBMは回転を起こすために必要なものだから、
   左足が体を前に運び始めるのと同時に、
   腰の向きを右に変える力をかけなくてはいけない。

 * つま先を開いて踊る間違い。

 * つま先を開いていると、
   一歩前進した時に体に生まれた前進の惰力を、その足が殺してしまう。

 踵で受け取った体重が滑らかに親指から前に抜けていく
   足の向きを見つけなければならない

長距離ランナーの足の向きに学ぶ必要がある。


「社交ダンス上達の道しるべ」

と題して、ISTDが教師試験の基準として示した
ザ・ボールルーム・テクニックの 記述を引用しながら、英国式の正しい踊り方を説明する。




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