パッションフルーツのジュースの氷がちょうどひとまわりちっちゃくなった
バンガローの真上よりちょっと斜めにおひさまがいる
真っ白いハンモック サンゴの砂浜 私とココナッツが横たわる
ゆるやかにカーブしながら吹き抜ける南国の風
貝がら髪に飾って青い海に溶けてまぶしくて
薄くかかる雲の端っこ レースのように光が寄りかかる
閉じた本と大きなココナッツ そっと抱いて世界をしまおう
おだやかに眠りにおちて
眠りにおちて