パイプオルガンコンサート




(神戸国際大学での催しは、「神戸国際大学オルガン企画」のページをご覧ください)
 
日本オルガン研究会オルガン演奏会情報HP 
http://fuki.sakura.ne.jp/~jporgsoc/Concerts.html







2014年1月12日(日)11:30-12:30
ニューイヤー・オルガン・ワンコイン・コンサート

 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館



2014年1月25日(土)14:00-15:00

羽曳野市立生活文化情報センター LICはびきの






オルガン奉献30周年記念

神戸松蔭女子学院大学
オルガン・レクチャーコンサート シリーズ2013


第132回 5月11日(土) 14時開演 
お話と演奏:今井 奈緒子(東北学院教授)
  「バッハのライプツィヒ・コラール」
  J.S.バッハ:ライプツィヒ・コラール
 

第133回 6月8日(土)  14時開演 
お話と演奏:伊藤 純子(本学非常勤講師)
「三(さん)」
P.ブルーナ:第一旋法によるティエント
J.S.バッハ:プレリュードとフーガハ長調BVW574  ほか 


第134回 7月13日(土) 14時開演 
お話と演奏:桑山 彩子(京都カトリック河原町教会オルガニスト)
「聖霊降臨」
M.ヴェックマン:「来ませ聖霊、主なる神よ」
N.de グリニー:「来ませ聖霊、創り主なる神よ」  ほか


第135回 10月5日(土) 14時開演 
お話と演奏:久野 将健 (京都ノートルダム女子大学准教授)
「F.クープランとJ.S.バッハのフランス風作品」
F.クープラン:「教区のためのミサ」より
J.S.バッハ:ファンタジー ト長調 BWV572  ほか

第136回 1月11日(土) 14時開演 
お話と演奏:上野 静江(本学非常勤講師)
「グレゴリオ聖歌とオルガン」
F.クープラン:修道院のためのオルガンミサ曲(交互唱付)
 

第137回 2月15日(土) 14時開演 
〜オルガン受講学生・科目等履修生による〜
ステューデント・コンサート


第138回 3月1日(土)  14時 
お話と演奏:長谷川 美保(明治学院音楽主任・オルガニスト)
「スウェーリンクが生んだオルガン文化」
 J.P.スウェーリンク:エコーファンタジア ニ短調
 M.ヴェックマン:マニフィカト  ほか


第139回 3月8日(土) 14時開演
〜教会音楽コース修了生による〜
教会オルガニスト検定試験公開演奏



会場: 神戸松蔭女子学院大学チャペル
主催: 神戸松蔭女子学院大学宗教センター


入場無料
078-882-6124

やむを得ない事情により、変更になる可能性がございます。
お車でのご来場はお断り申し上げます。










過去の演奏会など

2012年6月30日(土)14:00-15:00
オルガンレクチャーコンサート
「大聖堂の匂い」

神戸松蔭女子学院大学

tel/078-882-6124


◆ジャック・ボワヴァン:第八旋法による組曲
プレリュード/トリオ/トランペットのバスとコルネ/フーガ/レシ/ディアローク

Jacques Boyvin 1649-1706: Suite du 8iem ton

◆ニコラ・ド・グリニー:「ミサ」より ティエルス・アン・タイユ

Nicolas de Grigny 1672-1703: Recit de tierce en taille

◆シャルル・トゥルヌミール:昇天後主日のためのミサより 入祭唱、陪餐唱

Charles Tournemire 1870-1939: Dominica infra Oct. Ascensionis op.56

◆ヨハン・セバスチャン・バッハ:
「我は唯一の神を信ず」 BWV681
「主イエスキリストよ、我らを顧みたまえ」 BWV709
フーガ変ホ長調 BWV552,2

Johann Sebastian Bach 1680-1750:
"Wir glauben all an einen Gott"
"Herr Jesu Christ, dich zu wend"
"Fuga a 5 con pro Organo pleno"





2012年5月20日(日)14:30-15:30
オルガンコンサート
〜来ませ聖霊〜

日本聖公会 西宮聖ペテロ教会


〒662-0965 兵庫県西宮市郷免町8-5
TEL.0798-33-5438


2012年3月5日(月)
12:20-12:50
オルガンミニコンサート

大聖堂の祈り〜イタリアとフランス


G. フレスコバルディ: トッカータ 第一番
            ミサ曲より 聖体奉挙
             トッカータ 第五番
N.de グリニー: ミサ曲より ティエルス・アン・タイユ
J. ボワヴァン:  第八旋法による組曲

日本基督教団 東梅田教会
〒530-0055 大阪市北区野崎町9番6号
TEL:06-6311-8894



2012年3月20日(火・祝)
 14:00-14:50, 15:30-16:20

築地風琴会「平和を願う集い」

オルガン:伊藤純子、小野田良子、佐藤雅枝

聖路加国際病院礼拝堂

03-3541-1131(風琴会事務局)
整理券を当日12:00より聖路加礼拝堂中庭にて配布


2012年1月26日(木)
12:10-12:50

オルガン1ドルコンサート
「春の足音」

横浜みなとみらいホール


小さな夢が、はじけてふくらみ、
キラキラする陽差しにくるまれて、
光に乗って、どこまでも飛んでいきます。
天まで届け!明日をひらく光。


   ハーライン:映画 「ピノキオ」 より“星に願いを”
Leigh Harline (1907 . 1969) “When You Wish Upon a Star”

ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第五番 “春” 第一楽章
Ludwig van Beethoven (1770 . 1827) Violin Sonata No.5 F-dur Op.24 1st mov.

ラモー/レヒシュタイナー編曲 :歌劇より“タンブラン” “メヌエット” “ミュゼット”
Jean-Philippe Rameau (1683 . 1764) / arr. Yves Rechsteiner :
Tambourins/ Menuet / Musette

ボワバン:「第八旋法による組曲」 より“ディアロークとフーガ ”
Jacques Boyvin (1649 . 1706) : Dialogue en Fugue

トゥルヌミール:即興ラプソディー
Charles Tournemire (1870 . 1939) : Petite rapsodie improvisee

フランク:コラール第一番
Cesar Franck (1822 . 1890) : Premier Choral en Mi Maj



2012年2月12日(日)
オルガンコンサート
岐阜県立美術館


2011年11月5日(土)12:10-12:40
秋のミニコンサート
神戸国際大学チャペル

N.de グリニー:賛歌「いと高き御言葉」
F.クープラン:「恋のうぐいす」 
J.S.バッハ:「いと高きところの神にのみ栄光あれ」BWV 662 
J.アラン:アリア
M.デュリュフレ:ソワソン大聖堂の鐘のテーマによるフーガ Op 12


2011年10月2日(日)14:00-15:00
オルガンコンサート
日本聖公会 西宮聖ペテロ教会

〒662-0965 兵庫県西宮市郷免町8-5
TEL.0798-33-5438

<さまざまな表現・さまざまな表情>

クラーク:デンマーク王子の行進

作者不詳:「ラミレ」の上に
クープラン:恋のうぐいす
ラモー:タンブラン

ローソーン:ロンドンデリー
ハーレーン:星に願いを
聖歌452:Duke Street

ヴァルター:装いせよわが魂よ
ボヴェ:装いせよわが魂よ
バッハ:装いせよわが魂よ
バッハ:主よ人の望みの喜びよ
バッハ:アリア

ボエルマン:ノートルダムの祈り
ボエルマン:メヌエット




2011年7月4日(月)12:20-12:45
オルガンミニコンサート「新オルガン奉献〜喜びと感謝」

 小鳥のさえずりも、教会のうたも、感謝のう
た声。
 本日は西暦1700年前後に生まれた音楽の
数々です。
 ドイツのバッハを中心に据え、バッハに影響
を与えることとなった、ケルル(南ドイツ)とグリ
ニー(フランス)、そしてフランスとイタリアの影
響を受けた、ムファット(南ドイツ)の作品を演奏
いたします。
 日本では江戸時代真っ盛り、チョンマゲの時
代に、フランスではルイ14世全盛期で豪華絢
爛な宮廷文化。
 オルガンのうた声は、何百年経っても、同じ
人間として、ずっしりと心の奥に響いてきま
す。

日本基督教団 東梅田教会
〒530-0055 大阪市北区野崎町9番6号
TEL:06-6311-8894



2011年6月25日(土)14:00-15:00
オルガンレクチャーコンサート「西暦1700年ごろの人々」

グリニー「いと高き御言葉」
ムファット トッカータ 第一番
ケルル カッコウによるカプリッツォ
バッハ 「バビロンの流れのほとりに」
ブクステフーデ トッカータ ヘ長調  

神戸松蔭女子学院大学チャペル
〒657-0015神戸市灘区篠原伯母野山町1丁目2-1
Tel: 078-882-6124



夕の祈り

2011年6月1日(水)18:30

聖路加国際病院聖ルカ礼拝堂
03-5550-2416

奏楽 伊藤純子 (聖ルカ礼拝堂オルガニスト)

J.アラン 終課のための後奏曲
J.C.ケルル  「カッコー」によるカプリッツォ
D.ブクステフーデ トッカータ BuxWV 156
J.S. バッハ 「バビロンの流れのほとりに」 BWV 653
J.S. バッハ 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV 545



日本オルガニスト協会関西支部主催

六甲ウォーカー
<六甲山麓から海へ〜5つのオルガン>

2011年4月30日(土) 10:00-17:00  参加費:無料

♪神戸松蔭女子学院大学チャペル (阪急六甲駅北上)

M.ガルニエ(フランス)
4段鍵盤 31ストップ 変形ミーントーン調律 フランス・クラシック・タイプ
   
10:00-10:15 オルガン説明 : 上野 静江   
10:15-10:30 ミニコンサート : 伊藤 純子
  10:30-11:30 見学・試奏

♪カトリック 六甲教会  (阪急六甲駅北上)

辻オルガン(日本)
2段鍵盤 11ストップ (2010年日本基督教団東梅田教会より移築)
 
11:00-12:00 自由見学

♪サロン・ツェツィリア (阪急六甲駅北上) 

ロルフ社(南ドイツ)
2段鍵盤 12ストップ 調律ヤング

11:00-12:00 自由見学

♪日本キリスト教改革派 神港教会 (阪急六甲駅北側)

M.ガルニエ(フランス)
2段鍵盤 18ストップ 分割鍵盤 ショートオクターブ ミーントーン調律

12:00-12:15  オルガン説明 : 坂倉 朗子
12:15-12:30  ミニコンサート : 長谷川 美保
12:30-13:30  見学・試奏

♪ランチタイム

♪神戸国際大学 諸聖徒礼拝堂 (六甲アイランド)

C.B.フィスク (アメリカ)
 2段鍵盤 26ストップ 

15:30-15:45 オルガン説明 : スティーブン・ディーク
15:45-16:00 ミニコンサート : 三浦 はつみ
16:00-17:00  見学・試奏

お問い合わせ kansai_sibu201105@yahoo.co.jp



患者さんのためのオルガンアワー

2011年3月9日(水)15:30-16:00

聖路加国際病院聖ルカ礼拝堂
03-5550-2416

奏楽 伊藤純子 (聖ルカ礼拝堂オルガニスト)

♪ バッハ 「主よ、人の望みの喜びよ」
♪ バッハ  「われ心より焦がれ望む」
♪ バッハ アリア
♪ ケルル 「かっこう」によるカプリッツォ
♪ サン・サーンス 白鳥
♪ 皆で歌いましょう「春が来た」
♪ ローソーン ロンドンデリーの歌
♪ パッヘルベル カノン



友生養護学校のためのオルガンコンサート

2011年2月17日(木)10:20-11:00

神戸国際大学諸聖徒礼拝堂

オルガン: 伊藤純子 (神戸国際大学礼拝堂)

♪♪♪

                   イングランド民謡  「アメージング・グレイス」
                   サン・サーンス    白鳥
                   ケルル        カッコウ
                   メンデルスゾーン  結婚行進曲

♪みんなでうたおう♪ 「友生の夢」

                   バッハ        アリア
                   バッハ        「主よ、人の望みの喜びよ」
                   パッヘルベル    カノン

♪みんなでうたおう♪ 「春のうた」

                   ローソーン      ロンドンデリーのうた
                   ホルスト       ジュピターのテーマ


2011.2.17.友生養護学校のためのコンサート
神戸国際大学諸聖徒礼拝堂



「築地風琴会」 平和を願う集い

教会とお寺を巡る
パイプオルガンコンサート

2010年 9月11日(土)

          15:30 カトリック築地教会(カトリック東京大司教区)
          17:00 聖路加国際病院礼拝堂(日本聖公会)
          18:30 築地本願寺【本願寺築地別院】(浄土真宗本願寺派)

お問い合わせ
築地風琴会事務局(築地本願寺伝道学事部内)
 電話03-3541-1131 fukinkai@tsukijihongwanji.jp




カトリック築地教会・聖路加国際病院礼拝堂・築地本願寺

――築地にある3つの教会・寺院に共通するのは、
風琴、つまりオルガンがあるということです。

オルガンという繋がりで、何かいっしょにできないだろうか。
そんな思いから、「築地風琴会」が誕生しました。

9月11日、パイプオルガンの演奏を聴いて平和を願うつどいを
3か所でリレー開催します。

主役は、3つのオルガン。

それぞれ個性的なオルガンの美しい響きをお聴きください。
宗教を縦糸としたら、横糸は音楽です。

とりどりに色合いのちがう縦糸を音楽が結んで
平和への願いという一つの布を織りなしていけたら……。

それが私たちの願いです。



武蔵野大学パイプオルガン・プロムナード・コンサート
 
                [日程] 2010年7月14日(水)12:20〜12:40
                [演奏] 伊藤純子
                [場所] 武蔵野大学雪頂講堂
                [曲目] クラーク: トランペット・ヴォランタリー
                     J.C.バッハ: きらきら星変奏曲
                     ホルスト: ジュピター  
                [入場料] 無料
                [問い合せ先] 武蔵野大学音楽研究室
                TEL:0424-68-3176

http://www.musashino-u.ac.jp/ao_extension/access_map/index.html



桃山学院大学チャペルコンサート

2010年5月29日(土)14:00-15:30

0725-54-3131(大学代表)
http://www.andrew.ac.jp/ch-center/event/01.html#concert
http://www.andrew.ac.jp/access/




桃山学院大学チャペルコンサート

                グリニー     賛歌「来たれ、創り主なる聖霊」
                トゥルヌミール 「聖霊降臨祭のミサ」より 入祭唱・奉献唱
                トゥルヌミール 「即興的ラプソディ」
                ボヴェ      「装いせよ我が魂よ」
                ヴァルター   「装いせよ我が魂よ」
                バッハ     「装いせよ我が魂よ」BWV654
                ペリー      Eventide によるプレリュード
                聖歌(全員合唱) 31番 Eventide
                バッハ     「来たれ、創り主なる聖霊」BWV667 

グレゴリアン交唱:桃山学院大学聖歌隊有志

オルガン:伊藤純子




阪神淡路大震災から15年。
神戸の街は今日、深い祈りに包まれていました。
目に見える爪あとは僅かでも、
心の中の傷は、如何に生々しいか・・・
一方でそれも感じさせないほどの溢れるエネルギー。
おそらくそれは、どうしようもなく傷が深いが故のエネルギー。
光に満ち溢れた、神戸の底力を肌で感じると共に、
このような素晴らしい街を作り上げた人々の熱い思いに
今更ながら感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そして今、神戸で働かせていただける誇りを痛感しました。
私に出来ることなど限られていて、
無力ささえ感じますが、小さいことからひとつずつ、
まっすぐに向き合っていきたいと思います。
新しい年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2010.1.17




2010.2.10(水)15:30-16:00
患者さんのためのオルガンアワー
聖路加国際病院聖ルカ礼拝堂
03-5550-2416



チャペルまで足をのばして
パイプオルガンの音にひたってみませんか?
バッハをはじめ、「アメイジング・グレイス」や
「エンタテイナー」など
ご存じの曲もいっぱいの楽しいプログラムで
心地よいひとときをお過ごしください。
☆外来においでの方も、待ち時間にお気軽に☆

演奏:伊藤 純子(聖ルカ礼拝堂オルガニスト)
入場無料




2010.1.28.友生養護学校のためのコンサート
神戸国際大学諸聖徒礼拝堂




2010.1.31.チャペル会衆のためのオルガン見学会
聖路加国際病院聖ルカ礼拝堂





 2009年10月4日(日)16:00-17:00 
広島平和記念聖堂パイプオルガン定期演奏会 082-221-0621

2009年11月8日(日)14:00-15:30 
日本聖公会聖マーガレット教会 マーガレットコンサート 03-3334-2812


過去と未来  〜マーガレットコンサートに寄せて〜
 
  この度、マーガレットコンサート出演という実に嬉しいお話を頂き、今まで当たり前のこととして染み付いて
いた恵みに、新しく感謝の念が満ち溢れ、改めて神様のお導きを有り難く実感しております。

  母の胎に居た頃から立教女学院の聖堂に通い、7歳のときに新聖堂が出来、11歳になってからは、新聖堂に新オ
ルガンが入りました。耳慣れていた女学院のオルガンとは違う新鮮な響きでした。とても手の届かない存在でした
が、大学時代にオルガンの道に進むことを決めてからは、SSの奏楽や練習などで頻繁に弾かせていただきました。

 その後はオルガン科で勉強を開始し、学校帰りに練習に寄ったり、日曜に終日入り浸って同世代の仲間たちと語り
合ったり、聖書研究会や様々な行事にも興味を持ち、この新聖堂は生活の一部となりました。最愛の祖父母や仲間
との悲しい別れも、生涯の伴侶との出逢いも、この教会でありました。新オルガン製作者の故・辻宏先生との、嬉し
い巡り合わせもありました。

 26歳で教会を離れ、違う教会に通うようになった後は、母を訪ねて久しぶりにこの教会を訪れる度に、不思議な気
持ちに包まれました。過去の人間関係がもはやここには居ないという現実を、ずっしりと寂しく見せるような、寒色系
の色を感じました。一方で、その人間関係が現在も確かに共に居てくれるという、温かい色彩も実感しました。それと
同時に、たくさんの愛する方々が、ずっとこの教会を支えて下さっている現状を、嬉しく感じました。

 この夏、懐かしいオルガンを何度か弾かせていただきました。時の流れを経て、楽器も教会も私も変化している・・・
そしてその時の流れの中で、知らないうちにしっかりと自分の内部に染み付いていた、大切なものがあることが、手
に取るようにわかりました。それは、過去を懐かしむレベルの感傷ではなく、もっと現実的で、力の溢れる手応えでし
た。確実に、過去の方々と交流していると感じました。

 音楽を表現するという行為は、極めて創造的なものであると思います。しかし、この創造的な行為は、過去に染み
付いたもので出来ている「今の自分」を「うつわ」としてなされるのだ、と、改めて学習いたしました。充分に神様に心
を開いて器になり切り、今の教会の中で交流できた後には、また新しい世界が待っているのだと思います。

 16世紀から20世紀までの様々なオルガン音楽の音色を通して、文字通り「時空を超えた」分かち合いを、皆様とさ
せていただきたいと思い、非常に楽しみにしております。


聖マーガレット教会 マーガレットコンサート
 2009年11月8日(日)14:00-15:30 

フレスコバルディ (1583-1643イタリア)  トッカータ第五番
G. Frescobaldi Toccata Quinta

ツィッポリ (1688-1726イタリア)     エレバツィオーネ
D. Zipoli All' Elevazione

カバニエス (1644-1712スペイン)     コレンテイタリアーナ
J. Cabanilles Corrente Italiana

作者不詳 (16世紀イギリス)      ラミレの上に
Anonym  Upon la mi re

ボヴェ (b.1942スイス)   あかとんぼ
G. Bovet AKATONBO

ボヴェ    暁の星は如何に美しきかな
G. Bovet   Wie schon leucht uns der Morgenstern

アラン (1911-40フランス)   終課のための後奏曲
J. Alain Postlude pour l'Office de complies

聖歌452番  "Duke Street"
*皆様ご起立いただき、ユニゾン(ソプラノ)でお歌いください

<休憩>

ムファット (1653-1704ドイツ) トッカータ第七番
G. Muffat Toccata Septima

バッハ (1685-1750ドイツ)  幻想曲 ハ短調 BWV562
J.S. Bach Fantasia in c
       わが魂は主をあがめ BWV648
  Meine Seel' erhebt den Herren
  おお愛する魂よ、汝を飾れ BWV654
  Schmucke dich, o liebe Seele
  フーガ 変ホ長調 BWV522,2
  Fuga a 5 con pedale pro Organo pleno



2009年4月26日(日)15:00-15:40 北トピア1F区民プラザ演奏会 03-5390-1102
   2009年6月26日(金)12:20-12:50 築地本願寺ランチタイムコンサート 03-3541-1131
http://www.tsukijihongwanji.jp/tsukiji/kongetsu.html
2009年7月4日(土)19:30 清里聖アンデレ教会 オルガン演奏会  0551-48-2113
http://www.keep.or.jp/ja/andere/index.html





みなさまの温かいお支えのお蔭様で、
伊藤純子オルガンリサイタル「舞踏」を無事終了することができました。
有形無形のお力添えをいただきましてありがとうございました。

今後の演奏会情報に関しましては、今後随時掲載させていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。


伊藤 純子 オルガンリサイタル
舞 踏
〜大地の鼓動〜

土から湧き出た生命の響き
血沸き肉躍る魂の叫び
体をひらき心をゆだね
人と交わり天地とつながる
 
マルシャン「グラン・ディアローグ」  Louis Marchand (1669-1732) Grand Dialogue
ボワバン「第六旋法による組曲」より Jacques Boyvin (1649-1706) Suite du sixiesme ton
トゥルヌミール「即興曲1・2」   Charles Tournemire (1870-1939) Petite rapsodie improvisee
メシアン「神は我らのうちに」  Olivier Messiaen (1908-1992) Dieu parmi nous
アラン「三つの舞踏」喜び・哀悼・闘い  Jehan Alain (1911-1940) Trois Danses op.81

2009年3月5日(木)19時開演 (18時30分開場)
新宿文化センター大ホール 全席自由 \2,000

            (新宿文化センターパイプオルガン:アルフレッド・ケルン社製)

チケット取り扱い:新宿文化センター<当日券のお取り扱い多数あります>
お問い合わせ:dancejunko@aol.com
 
主催:伊藤純子     共催:新宿文化・国際交流財団    助成:日本オルガニスト協会

新宿文化センター  160-0022東京都新宿区新宿6-14-1  03-3350-1141
 http://www.shinjukubunka.or.jp

 「音楽が持つ無限の素晴らしさを分かち合いたい」という思いから、来たる3月5日、新宿文化センター大ホールにて自ら企画・主催のオルガンコンサートを開催するにあたり、ここに至るまでの思いを簡単に書きたいと思います。

  立教女学院時代から絵や文で「表現」することの好きな子供でした。小学校の時から聖歌隊員でしたが、高二の時突然ピアノの魅力にはまり音楽に対する想いが湧き出ました。礼拝奏楽を体験させて下さった岩崎真実子先生が、当時の立教大学オルガニスト三浦はつみ先生を紹介して下さり、立教大学オーガニストギルドに所属しました。そこで初めてオルガン演奏会というものを聴き、オルガン音楽の底なしの魅力を垣間見る瞬間がありました。自分が求めていた「何か」とオルガンが合致し、ぐんぐんとオルガンの虜になっていったのです。

 素晴らしいタイミングと出会い、先生方にも恵まれ多くの人に支えて頂いて、こんなに良くして頂いているのだから思いっきり頑張ろう!と思った感覚は、当時も今も変わらないものです。将来どうするかなどは考えもせず、ただひたすらオルガンを弾いたり聴いたりするのが好きでもっとこの世界を知りたい一心で東京芸術大学器楽科オルガン専攻に進学しました。その後もこの単純に好きな気持ちに支えられてきました。

 立教大学オルガニストから神戸国際大学に転職した3年前から、オルガンの魅力を人々と分かち合うことを目標に試行錯誤を重ねてきました。演奏行為から離れ、壁にぶつかりながら企画運営を重ねるうちに、自分が伝えたいと思っている「音楽の魅力」の底力を垣間見たので、そこを掘り下げて自分や音楽と正面から向き合いたくなったのです。

 聴衆としても奏者としても自分はオルガン演奏会に何を求めているのだろう、自分が表現したいとこれほど願うこの感じは何だろう、聴いて元気をもらえるのはどのような演奏会だろう、と自らに問いかけてみたところ、テーマが絞られてきました。イメージは明確なのですが言葉にすることができない世界なので、どのような切り口にするか想いを巡らせてみました。

 原始時代から人々は喜怒哀楽を歌や踊りで表現していたといわれています。人間の魂の叫びが「舞踏」を生むのだと思います。歌い踊ることを通して人は解放されて、天地や周囲に身を委ねると不思議な力が入ってきて違う世界に連れて行ってくれる、そういった体験は、実際に自分が踊らなくても、音楽を聴いたり弾いたりする中で確実に起こる至福の瞬間です。「目に見えないけれど確実に存在するこの感覚」を表現できるのは、私にとっては音楽しかないと思いました。そこで「舞踏」を切り口にして、「委ねると凄いことが起きる」ということを分かち合いたいと思いました。

 いわゆる名曲メドレーではないですが、響きや空間に自然に入って行けるようなプログラムの流れを意識し、これらの曲を演奏するのに最も適したフランス・ケルン社製パイプオルガンのある新宿文化センターでコンサートを開催することにしたのです。この新宿文化センターのオルガンのモデルとなった衝撃的なオルガンがあるフランスに、昨年また勉強に行く機会を与えられました。3年越しのイメージがどんどんと実現化していったのです。昨年秋には、この公演が新宿文化センターの共催公演、および日本オルガニスト協会助成企画として認可され、背中を押して頂いた有り難い気持ちでいっぱいです。

 オルガンコンサートにいらっしゃる方というのは実にいろいろです。教会でオルガンを聞き慣れている方もいれば、初めてという方もいらっしゃいます。オルガンと一口に言っても様々な音楽がありますから、教会で慣れておられる方でもその方が持つオルガンのイメージと違うようなオルガン音楽もあるかも知れませんし、初めての方でもどこかでその方にとって近い存在に感じることもあるかも知れません。むしろ専門家や音楽評論家のような観点ではなく、ふらっと空気の澄んだ景勝地に寛ぎに立ち寄るような、気楽な気持ちで集っていただけることが、私としては理想的です。

 あちこちのホールや教会などで、オルガンの「敷居」を低くして魅力を広めるための「草の根運動」が盛んに行われています。まだ何もかもが新しい神戸国際大学のオルガニストとしても、先輩各所の働きを励みに創意工夫をしている最中ですが、地道な活動から生まれる第一歩が継続的なものとして成長するかどうかが、最も重要なことだと感じています。多くの方に、音楽の持つ力とその素晴らしさが伝わり自らが開放される体験をして頂ければ、きっとその爽快さを理解してその魅力からリピーターになって頂けると思っています。そういったような何か「手土産」を持って帰っていただけるような機会になるといいと、常に考えています。

 オルガンの魅力とは・・・一言で言うのは難しいですが、普段本当は一番大事で触れていたいけれど見ないようにしている世界、に連れて行ってもらえるところです。人間の力を超えた自由な世界です。そこでは誰もが本来の自分らしい姿で伸び伸びと解き放たれ、また現実世界に戻って活動する元気と指針をもらえる世界だと思います。またオルガンは生きていて人間のようです。それぞれの楽器に個性があり、その潜在的な魅力を存分に引き出すために柔軟に対応する、というのは非常に興味深い作業です。

 礼拝でもコンサートホールでも、オルガンを弾く私の中では全く同じ気持ちが常にあります。教会オルガニストを務めさせて頂き、奏楽には慣れているはずなのに慣れていない…。礼拝後しばらく手の震えが収まらないほど緊張することもあります。実はどのような込み入った楽曲よりも、礼拝で弾くことが一番難しいのです。礼拝そのものを左右する力を音楽は持っていますが、特に聖歌がのびのびと歌えるかどうかで、会衆としてもその礼拝の印象は全く違ってくると思います。折角その場に生まれるかもしれない「音楽の力」の芽を奏楽者が摘んでしまっては残念ですし、この力にはゴールがないのです。奏楽者が体の隅々まで全身全霊を音楽に捧げることでしか、音楽の力は発揮されないと思っています。
 こういう体験があるからこそ、良い意味で厳しい危機感もあり、礼拝でもコンサートでもそのとき出来得る最高のものを発揮できるよう、器になりきることが求められていると思います。

 音楽と向き合い、音楽の力を多くの人と分かち合いたいという気持ちは、礼拝とコンサートで持つ共通の想いです。どちらも言い訳も効かず逃げ場のないチャレンジであり、無能さに心が折れそうになることもあるので、根気と忍耐も必要です。
 また、ホールというのは限定を越えていろいろな空間にもなり得るので、音楽を聴きながら、サバンナの大草原や宇宙、大空、そして教会にいるような錯覚に陥ることもあります。今回のコンサートを通して、このようなオルガン音楽の持つ醍醐味を、ご一緒に体感することができるよう、心を開いて精進したいと思っています。