◇ 中村君!
2007/07/15
昨日の県央大会予選中央対大面戦での事。強豪中央ペガサスに対し大面ブラックウルフはあまり試合経験のない6年生3人と下級生だけの編成のチームだ。戦力差は明らかで結果は誰もがペガサスの勝利を信じていた。しかし唯一ブラックウルフ勝利を信じていたのがキャプテン中村南君だ。彼は味方がどんなにエラーしようが、打たれようが、失点を重ねようが最後まで声を切らすことなく体を張ってプレーしていた。時には厳しく、時には優しく。それでいて自らのミスがあった時はきちんと味方に謝罪していた。広い視野で味方を見廻し、大きな声で味方を励まし、投手のワイルドピッチになりそうな球も体を張って必死に止める姿はまさに野球少年そのものだ。キャプテンとしての理想の姿だ。今時の子なら腐ってしまっても不思議はない。しかし彼の姿を見ていると昔たくさんいた熱血野球少年を思い出す。「野球やってる奴って昔はみんなこれぐらい熱い奴ばっかりだったな。」そう思った。主審をしていると彼のマスク越しから独り言が聞こえてくる。ランナーが一塁に出ると「よーし、ぜってー刺してやる!」「よーし、ぜってー打ち取ってやる!」大量点差を付けられてしまった試合展開の中でも中村君の闘志は全く衰えない。心が折れない。すごい、本当にすごい子だと思った。彼を見習って、ビクトリーも頑張らねば!忘れていた何かを思い出さねば!きっと中村君は中学、高校と野球を続けてくれれば、相当うまくなるんだろうなー。
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