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アロマテラピーについて


アロマテラピーとは、
フランス語のaroma・芳香とtherapie(英語だとtherapy)・療法を合わせた
造語です。

花の香りでなんだか優しい気分や幸せな気分になったり、
ペパーミントの香りで鼻がスーッとしたりした経験はありませんか?
それは、香りが心や体に作用して起こることです。
そんな香りの作用を利用しているのがアロマテラピーです。


アロマテラピーと言う言葉が作られる以前から、人類は植物にかかわり、
それが医学や薬学として発展していきました。

近代的な医学が成立するまでは、アロマテラピーやハーブなどの植物療法
はヨーロッパの医学の中心となっていました。
アロマテラピーの歴史の多くは医学の歴史と共通のものです。

そんな植物から得られる『精油』を使うということがアロマテラピーの
基本です。


  〜はじめに〜

  『精油』は植物にとって、生きていくためにいろいろ事情があって作っているものです。

  自分が害虫にやられないように害虫の嫌いな匂いを発散させるために分泌していたり
  (防虫効果)、虫に受粉してもらうためによい香りをお花が出していたり(花の精油には
  うっとりとした気分になるものが多いです)、おいしい香りを出してる果実は、
  虫に食べて貰って種子を運んでもらうためだったりします。
  木が傷ついたときにしみだしてくる樹脂には、早く傷を治すとともに、
  悪い菌や木に入らないよう殺菌作用を持っていたりするのです。
  ですから、木の樹脂からとれた精油には、私たちがケガをした時に傷口を殺菌し、
  治りも早めて痛みを和らげてくれる特徴があります。
  果実から採れた精油は食欲を増し、消化機能を高める特徴がありますし、
  お花の精油であれば、うっとり幸せな気分になったり生殖機能を整える特徴があります。
  そして、葉、根などからとれる精油もそれぞれ特徴があります。

  植物は私たちのためにせっせと精油を作っている訳ではないのですが、
  うれしいことに私たちはこれらの精油を生活に役立てて、
  心と身体の健康のために使うことができます。

  精油と言うのは、たった一滴とるために、たくさんの原料となる植物が
  必要なんですよ。
  高価なローズの精油などは(私も大好きです)1g採るためには4kgのバラの
  花びらが必要になります。
  だから高価なのは、うなずけますよね。
  1滴に対して、どれだけ原料となる植物が必要なのか?と言うことに比例して
  精油の、価格も違ってくるのですが、それだけ一滴一滴の精油にはたくさんの
  植物の命が宿っていると言うことも私たちは忘れてはならないことだと思います。
  大切に使いましょうね。

  精油は、品質の劣化しやすいものですから、必要なだけ購入して、劣化したら、
  お肌にはつけずに、芳香浴のみに使ったり、お手洗いなどの香りとして使ったり、
  など、なるべく使い切ってしまいましょう。
  その工夫と言うのも、また、アロマテラピーの楽しみの一つだと私は思います。
  いろいろな人がこんな風に精油を使っていますと言うのを見たり、聞いたりすると、
  『へ〜〜っ』と思うことがよくあります。
  みなさんも自分なりのアロマテラピーを楽しんでくださいね。


 〜精油とは〜

  精油は『精油』と書くくらいですから、油だと思ってしまいがちですが、油ではないし、
  油も入っていません。
  でも、油に溶けやすい性質です。そして、揮発性の高い性質を持ちます。ですから、
  香りがするのです。

  精油とは、植物からわずかに分泌される有機化合物の集まりです。
  このような成分は、現在ではそれぞれに、科学的に合成することも可能ですが、
  自然が、そして自然を長年生き抜いてきた植物が進化などで作り上げてきた
  微妙なバランスを人工的に作ることはできません。
  植物から抽出される精油には、これらの成分の無数の組み合わせや、
  検出されにくい微量成分が存在します。
  この組み合わせや微量成分によって、個々の成分の持つ毒性や刺激がいかに
  相殺されているのかは、解明されていません。とても複雑です。

  そして、精油は同じ種類の精油であっても、ワインなどのようにその年の天候や、
  生産された年によって香りや、成分が違う場合もあるし、原料となる植物が育った
  土地によっても違いがあります。
  例えばラベンダー、『私はフランス産が一番好きだけど、日本産のものもあるから
  一度試してみたいなあ』
  といろいろ選べる楽しみもあります。
  ですから、ラベンダー一つとっても、いろいろあるので、好みのものをショップなどで
  探してみてくださいね。





 では、どんな風に精油を得ているのか…!?いくつかあげると

  ・水蒸気蒸留法
     植物に水蒸気を当てると精油が気化し、冷ますと精油が混入した液体になります。
     精油は水に浮くので分離し取り出すことが出来ます。
     分離した水の方は芳香物質や精油が微量とけこみ、フローラルウォーター(芳香蒸留水)
     として化粧水などに利用されます。

  ・圧搾法
     柑橘類の果皮などから精油を抽出するときに使用されます。低温のまま果皮を
     圧搾して精油を得るので自然のままのフレッシュな香りが楽しめます。
     ・品質の劣化が早いです。
     ・ベルガプテン(メトキシソラーレン)を含むので、光毒性(使用後紫外線を浴びると皮膚に
      炎症をおこす)に注意しなくてはなりません。
      使用後に紫外線を浴びるのは控えてください。

  ・溶剤抽出法
     石油溶剤による溶剤抽出法は、熱や圧力によって精油が破壊されてしまうものに
     使われます。
     例えば、バラやジャスミンなどに用いられます。
     この方法で抽出されたもので花の精油は『アブソリュート Abs.』と言われ、
     おもに樹脂から抽出されたもの   は『レジノイド REG.』と言われます
     有機溶剤は毒性が強く、アブソリュートには微量の溶剤が残ることもあるので、
     トリートメントには使用しないと言う考え方もありますので、使用を控えるか、もしくは、
     トリートメントやスキンケアで使用する場合は、パッチテストを行った上で、低濃度で
     使用することをオススメします。




 精油が人間の心と体に働く経路は

  1.嗅覚(感覚)を通して
    空気中に蒸発した精油は、私たちが呼吸することで鼻の行くにある嗅細胞といわれる
    ところに届きます。
    この物質情報が電気的信号に変えられ大脳に送られ『におい』を私たちは感じる
    ことになります。
    嗅覚は感覚として私たちが『におい』として感じるだけでなく、私たちの生理機能を
    コントロールしている部分に直結しているので、身体の機能調節の働きにも
    影響を与えます。
 
  2.吸い込むこと
    精油の香りを嗅ぐと、香りを感じるだけでなく、肺に入り分子の小さな精油成分は
    微量ながら血液中に入り込みます。
    その成分が身体の中でいろいろな働きをします。

  3.皮膚から
     植物油に希釈し、トリートメントやスキンケアで皮膚に塗られた精油は、
     植物油と一緒に皮膚に浸透し、真皮まで運ばれ、保湿成分を補ったり、
     引き締めたりし、さらに分子の小さな精油のみが抹消血管に入り
     血液中に入ります。
     その成分が身体の中でいろいろな働きをします。

  4.飲食によって
    精油の摂取はしないでください
    専門的な知識がある一部の医師の中では精油を摂取することも
    行われています。
    危険を伴うので、一般の方はしないでください。

    大量の精油成分が体内に入ります。

 

 アロマテラピーの利用についていつくかご紹介します。


  1.芳香浴  ※火の元に注意の上、子供やペットの手の届かないところで使用しましょう。
    ・ティッシュペーパーやハンカチに精油を1〜2滴落として近くにおいて置く。
    ・キャンドル式芳香拡散機、電気式芳香拡散機(アロマライトなど)を使う。

 
  2.沐浴法  ※精油は水に溶けにくいので、直接お肌に原液がつくとトラブルのもと
           になりますから、よくかき混ぜてください。
           植物油や天然塩に薄めて使用するか、市販の乳化剤に混ぜても
           よいので、薄めて使うことをおすすめします。
           万一刺激を感じた場合はすぐに洗い流しましょう。
          ※幼児や敏感肌の方は精油の量を減らしましょう。
    ・全身浴、半身浴、手浴、足浴など。
     全身浴なら、大人なら最高6滴まで精油を入れます。半身浴なら4〜5滴、
     手浴なら2〜3滴、足浴なら3〜4滴が適量です。
     3歳以上であれば大人との体重比で使用してください。
     3歳未満は沐浴法は控えましょう。


  3.吸入法  ※長時間の吸入はさけましょう。粘液を刺激することがあるので。
           特にせきが出るときやぜんそくの場合は蒸気吸入法はさけましょう。
    ・精油をハンカチやカーゼに1〜2滴落とし、精油成分を積極的に吸収し、呼吸器
     などの不調を和らげる。
    ・蒸気吸入法としては、洗面器やマグカップなどに熱めのお湯をはり、精油を3滴
     落として香りの湯気を吸入する。


  4.トリートメント法
   トリートメントと言うのは、マッサージを非医療行為として行うことです。
   目的は肌の触れ合い。香りや接触の心地よさを楽しむと言うことです。

   皆さんが『アロマオイル』と呼んでいるトリートメントオイルは精油を植物油
   に希釈したものです。
   正しく希釈し、精油の注意事項などをよく考えて作ってくださいね。
   精油を直接肌につけることはできません。ラベンダーやティートリーは
   直接つけることは出来ますが、 一般の方にはおすすめできません。
   ↓の希釈濃度でパッチテストを行い(前腕部の内側に適量塗り24〜48
    時間放置する。)安全に利用してくださいね。

   ※作成したトリートメントオイルが余ったら、無水エタノールなどで消毒した
    遮光ビンに入れて保管し、日付を書いてはり、なるべく早く使い切りましょう。
    とても腐りやすいです。

    トリートメント用オイルの作り方
     1.植物油を計ります。
     2.精油の希釈濃度は1%以下。植物油10mlに対して一滴0.05mlのドロッパーなら
      2滴以下まで入れられます。
     3.目的に合わせて精油を選び、希釈濃度1%以下で植物油に入れます。
     4.よくかき混ぜて出来上がりです。
     5.やさしく肌に湿布していきましょう。

  5.スキンケア
   化粧水やクレンジングオイル、クレイパックや蜜蝋クリームなど、いろいろな
   作り方があります。
   記載しませんが、書店に行けばたくさん本が並んでいます。
   興味がある方は試してみてくださいね。
 
  ※ただし、注意していただきたいのは、水と精油が混ざると腐りやすいので、
   1週間以内に使い切ることがのぞましいです。
   腐ったものを使うとトラブルにならなかったとしても、肌にはよくないことは
   間違いないので、新鮮なものを使いましょう。


 私が選んだいくつかの精油についてや、キャリアオイルの特徴や、香りの相性、
      お悩み別インデックスなどを作りました。

  注意事項や購入時の注意点なども一緒にリンクしておきましたので、
  よかったら見てくださいね。

  ↑の説明なども知っておくと、アロマテラピーもまた違った目で生活の中に
  入って来るかもです。

  そして、↑にもいくつか書いていますが、リンクしたページやインデックスにもある
  注意事項にも気をつけて楽しく安全にアロマテラピーをしていただけたらと思います。