桜の想い



    よく゛文化゛とは何?と尋ねられますが、それぞれの地域で、人から人に大切に伝えられて来たもの
     コミュニケーションを生み出し、人を成長させ、悩み苦しみを抱えた時の支え、光となる、
    暖かく懐かしいものかな?などと考えます。

     故郷のお祭や、正月・雛祭など節目の行事を通して、四季を満喫しつつ、
    人との触れ合いを大切にする日本人の豊かな心が育ってきました。
    学校に行けず、読み書きできない暮らしの中でも、祭の山車の絵、(村)歌舞伎、
    落語や講談などを通して、古典文学や歴史上の人物を身近に感じていましたし、
    家庭の生活用品の中に手作り道具の温もり、入魂の至芸を感じる心が養われたように思えます。

     文化とは敷居の高いものでなく、礼儀作法にしても形式でなく思いやりの現れ、
    それを表現する為にも、いろいろな日本語を使いコミュニケーションを深められたら楽しいです。
     趣向を凝らしたサプライズのサービス精神も伴って、高価な物がなくても代用品で《見立てる》知恵と工夫も加えて、
    気取りや自己陶酔ではなく、喜びや元気を分かち合い、本物を見抜く眼を養うことに教室の意味もあるのかも知れません。

     凛として美しく優しいものを目指し少し緊張、ワクワクしつつ衿を正す清々しく楽しい時間。
    実際に踊り、唄い、三味線に触れ、着物を着たり、自分で着物のデザインをしたりと、
    先ずは体験、五感で感じて頂けたらと思います。お気軽にお問い合わせ下さい。

     
                 


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