2009年の夏のある日、炎天下に駐車していた車の乗り込んだところ、運転席側のドアミラーが茶色に変色していることに気付きました。
はじめは単に汚れているくらいにしか思っていなかったが、助手席側が何ともなく、濡れ雑巾で拭いても直らず、おかしいなーと思ってから1年半くらい。
格好悪いと思いつつ、特に支障がないので放っておいたのですが、ある日ディーラーで聞いたら「液漏れ」が起きていると言われました。
「エキモレ」って何? その時、自分の車が自動防眩ミラーという優れモノであることを知りました。
ところで、修理は幾ら? って気楽に見積もりをもらったら、何と、ミラーだけで48,615円+工賃2,100円=50,715円と言われ驚きました。
「自動防眩なしもありますよ」という温かいお言葉、しかし、これだとミラー面がブルーになるので、正常な左側とは明らかに色が違って格好悪く、両側を交換する必要があります。
この場合のお値段は、ミラーが15,750円×2で31,500円+工賃3,150円=34,650円ということでこちらも決して安くはないのです。
そこで、ネットで検索、オークションで物色、いろいろと調べてみると、上から貼るミラーが両側で10,000円くらいで売っている。
でも、どうせ、ドアミラーを交換するなら、この際、M5タイプのミラーにしてしまおうかなどど、ついつい雑念が、、、
いずれにしろ、DIYだがら、十分に検討し、熟慮を重ねた結果、ミラー面だけを交換できて、流石に自動防眩機能はないものの、ヒーター内蔵の「アスフェリックブルーミラー」という物が出品されていました。
しかも、開始価格は1,000円で、手に届きそうな雰囲気です。最後は少し競りましたが、無事に落札し、そのうち、交換しようとストックしていました。
それから、5ヶ月、これまでは全体が茶色になっていたのですが、何と上の方に1cmくらいの帯状に鏡の役割をしない部分が現れました。
また、ネットでは、「漏れた液は塗装を犯す」という何とも恐ろしい記事もあったので、交換を急ぐ必要がありました。
寒い時期は作業も億劫ですが、とてもいい季節になったので、いよいよ交換することにしました。
最終的に、失敗しないようにネットを漁って、交換記事を探しましたが、あまり多くはなく、この種の交換でつきものの「爪を折らないように」という親切なセリフに気をつけ作業を開始することにしました。
硬かった爪も何とかスライドし、上下左右に揺すっていたら、結構簡単にミラー面が外れました。
ミラーには、ヒーター用のコードと自動防眩用のコードが付いていました。
ヒーター用はギボシで直付けになっているので、それを外します。
自動防眩用はカップラーになっているので、外し、今回は使用しないのでそのまま戻しておきました。
とにかく、無事に外れて一安心です。
失敗せずに取り付けるためには、構造を理解することが必要です。
なぜ、爪をスライドさせるのかも、外したら分かりました。純正品の取り付けならなお簡単ですが、今回は汎用品であり、最後は力で填めるしかありません。
まずは、ヒーター用のコードを元通り繋ぎます。
プラス、マイナスの極性が気になりますが、気温が高くテストできませんので、秋以降の気温が下がったときに、確認できると思います。
力を加えることで心配なのは、ミラー面よりも、アクチェーターです。
恐る恐る、しかし、大胆に力を加えていきました。
ガタツキがないことを確認し、最後は、ミラーが稼動するか確認し、完成となりました。
ちなみに、鏡に映っている黄色い物は、傷を防止するためにドアに垂らした布です。
同じ要領で、正常な左側も交換し、試乗に出かけました。
それでは、交換記事恒例の使用前・使用後を色の違い、ワイド状態を含めてご覧ください。
左右の視野はあまり変わらないように思いますが、上下が広い範囲で映るようになりました。
最後に、試乗の帰り道で、ミラーに写る緑が美しかったので写しました。
ミラー面に異常が現れてから2年掛かって、ようやく交換をしました。
これで、また暫くこの車を乗り続けることになりそうです。
費用:約6,300円
作業:2011年6月
(後記) 10月初めに冷え込んだ朝があり、ヒーターが正常に動作していることが確認できた。(2011年12月)