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BMW キドニーグリルのブラック化(交換編)


 ちょこちょこと手を加えてきたE39です。
 一般的にやられている小技もネタがなくなってきて、今回はキドニーグリルをクロームにすることにしました。
 愛車は、枠がクローム、フィンがブラックのタイプです。
 そこでまずは中古部品の調達から開始です。
 いつものようにヤフオクで物色し、早速落札しました。
 6つある爪のうち、2つにヒビが入っていたのは残念ですが問題なさそうです。
 
 オールクロームにするか散々悩みましたが結局これにしました。
  枠 R:511381596240、L:511381596230
  フィン R:511381950560、L:511381950550

 まずは、現役を外すことから始めるのですが、ネットを調べても、オークションを見ても、とにかく爪が折れると書いてあります。
 慎重に、慎重に、爪の部分に薄いプラスチックを挟んでみたり、それなりの工夫をしましたが、一向に外れません。
 思いっきりも必要なのですが、「爪が折れる」のが怖くて弱腰です。
 結局、初日はどうにもならずに、諦めることにしました。

 中古で手に入れたものにはヒビが入っているし、外した際に爪が折れることも覚悟し、もう一組の中古部品を手に入れておくことにしました。
 実はこれがあとで役に立つことになるのですが、その時は単なる予備の意味でしかありませんでした。
 同じ物が手に入ったので、最後は爪が折れても交換可能なので心にゆとりができました。
 

 春から計画したグリル交換ですが、予備を手に入れた頃は夏になっていて、暑さと忙しさから作業を中断していました。

 秋になり季節も良くなったので、いよいよ交換することになりました。
 予備があるとはいえ、大事な部品なので、慎重にしかし大胆に、マイナスのドライバーを爪に挟んだり、押したり引いたり、両手ではとても足りません。
  
 少し浮いてきた                     外れてきた!

 両手では足りず、時には、顎を使ったりしながら、やっとの思いで外すことができました。
 やはり、苦労は報われるのです。
  
 見事に外れた!                     格好悪い!

 いよいよ、交換です。
 外すのと違い、ただはめるだけですから簡単なはずが、、、
 
 何と、形が合いません!
 予備のグリルも当ててみたのですが、これも形が違います!
 何てことでしょうか。
 いずれもE39ということで手に入れたものですが、、、
 結局、愛車は後期、予備のグリルは前期、そしてクロームグリルはM?
 苦労して、外したので、再びはめるのは敗北を意味します。
 また、爪を折らずに外せたと思ったのですが、枠は無事だったものの、フィンの2ヶ所が欠けてしまいました。
 もう後戻りはできません。
 善後策を考えることにし、それまでは格好悪いのですが、このまま走ることにしました。

 今更ですが分かったことといえば、それぞれ形が違うということです。
 そのため、枠とフィンは、自由に組み合わせることができないのです。
 予備を買った理由は、枠の爪が折れても、予備を付ければいいと思ったからですが、そのような浅はかな考えはBMWには通用しませんでした。
 そこで、クローム化を成し遂げるためには、
  @取り外したグリルをクロームペイントする
  A予備のグリルをクロームペイントする
 のどちらかしかありません。
 云うまでもなく、最初に手に入れたクロームグリルは不要となってしまいました。
 @は勇気が必要です、何しろ純正ですから。
 Aも純正には違いありませんが、予備として購入したものなので失敗も許されます。
 ということで、意外にも予備が役立つことになったのです。

 さて、塗装といえば、プラモデル作りで散々苦労しています。
 しかも、クローム塗装ということは、メッキのように仕上げることを意味します。
 フィンのトップを綺麗に塗装することは難しいし、この際、オールクロームに全塗装してしまうか。しかし、メッキのように仕上がるかは不安です。
 それで流し台用のアルミテープをフィンに貼ることも検討しました。
 
 このようにあれこれ悩んでいる間は、キドニーグリルのない事故車のような状態で毎日乗り続けました。

 そして、転機が訪れました。
 それはクローム化を止め、ブラックにするという大転換です。
 もちろん、失敗することを考えて、予備のグリルを塗装することにしました。
 続きは、塗装編

 更に、問題が発覚しました。
 前期型の枠は、後期型の枠より一回り小さく、ちょうど凹みに入るような構造なのでした。
 
 そのために一回り小さく、外した跡に擦り傷が付いているので補修が必要な状態です。
  
 一回り大きな傷跡            とにかく磨こう!

 塗装と乾燥を繰り返した2週間に、こちらの補修を並行して行いました。
  
 何度も何度も繰り返し     ほぼ完璧

 そして遂に、待ちに待った取付の時は来ました。
  
 仮置き            裏からはめる

  
 説明は不要ですね、写真のとおりです。あんなに苦労して外したのにはめるのは一瞬です。
 「バチン」という大きめの音とともにびくともしないように取り付きました。
 

 苦労した甲斐がありました。
 途中挫けた時期を挟んで、何と5ヶ月も掛かっての完成です。
 あとは、塗装の耐久性が問題ですが、とにかく上出来です。

 それでは最後に、メンテ記事恒例の使用前、使用後をご覧ください。
  純正時
  交換後

 時間と苦労を考えると、クロームにしろ、ブラックにしろ、買った方安かったような気がしますが、きっと気のせいだと思います。
 やっぱり自作って楽しいです。
 また、一段とE39に愛着が湧きました。

 費用:苦労のみ
     部品、材料代は塗装編のとおり。
 作業:2010年6〜11月



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