今回は比較的近場、埼玉県の二子山に登ることにした。
父とふたりのドライブ+登山も恒例となってきた。
午前4時30分、出発。今回も全て下道で行く。
354号、125号、140号と進み、秩父の町を避け、299号で、8時前に登山口に到着した。
始めは沢沿いに登るが、いきなりの急勾配で、体も慣れていないことからとにかく疲れる。
登り始めて約50分で、無事、峠に到着。
まずは、東岳を先に登るので、ここからは往復となる。
岩の壁に取り付けられた鎖を頼りに登るところなど、スリル満点である。
かなり登ったのに、再び下り、最後の急登で東岳山頂に到着した。
両神山が手に取るように近く、これから登る西岳の切り立った岩肌が迫る最高の景色だった。
来た道を戻り、1時間強で、再び、峠に戻った。
いよいよ西岳登頂だが、上級者コースと一般コースがある。
もちろん、上級者に挑戦する。少し進んだところで、早速分岐が現れた。
上級者コースに入り、少し行くと、「転落事故多発 危険を感じたら、引き返す勇気を」という町の立てた看板と、元鎖設置者が立てた「全ての鎖を撤去した」という看板があった。
流石に、この看板では緊張したが、とにかく慎重に進むことにした。
姿は見えないが、先を進む登山者の「怖エー」、「スゲー」の声が時より聞こえた。
確かに、鎖はなく、90度近い、岩の壁を、2本の手を2本の足を交互に運び、よじ登る。
ただ、ゴツゴツした岩が、手がかり、足がかりになるので、それほど難しくはない。
西岳の山頂が意外に遠く、いくつもの岩山を越え、峠から40分で山頂に着いた。
疲れた体に、心地よい風が吹いた。最高の景色を楽しんだ。
これからは下りになるが、あんなところを下るのはゴメンだ。
7mの鎖を下り、徐々に森となった。
途中で、道を間違え、ローソク岩の方に行ってしまったが、無事に魚尾道峠を通過できた。
今、登ってきて西岳、先に登った東岳を振り返りながら、高度を下げ、登り始めから4時間半で下山した。
鎖があると思っていたルートに、鎖はなく、若干のスリルを味わった楽しい登山だった。
来た道をそのまま帰るのはつまらないので、志賀坂峠(トンネル)を越え、群馬県に入り、462号で帰ることにしたが、途中に、恐竜の足跡という実に珍しいものを見ることができた。
今回も大好きなドライブと登山を楽しんだ贅沢な一日だった。
*ドライブデータ*
日程:2012年5月26日
走行距離:320キロ
燃費:9.6km/l
車:BMW525i