昨年、約10年ぶりにバイクを手に入れ、昔を思い出して走っています。
1年のうちでバイクに適した時期は短く、ツーリングもあまりしていませんが、再始動から1周年ということで少し遠出をすることにしました。
また、今回のツーリングでは、ナビを試してみるのも楽しみのひとつです。
今回の目的は、渡良瀬渓谷沿い走ることです。
僕は、自転車に乗っていたころから、道路と、鉄道と、川が並行して走るところが大好きなのです。
6時30分、家族を起こさないように静かに起床。
7時20分出発、まずは、自宅から354号線で古河を目指します。渡良瀬川を渡る三国橋の上から富士山が見えて驚きました。
埼玉県に入り、渡良瀬遊水地を横目に、館林から50号線に入りました。
50号線を快適に飛ばす頃には、周囲に山が近づいてきましたが、残念ながら赤城山は見えませんでした。
大間々から122号線となり、いよいよ渡良瀬川沿いに高度を上げます。
バイクが多くて驚きですが、皆大型ばかりです。
草木湖に差し掛かったところで、地元のマラソン大会の日であることを知りました。
このまま122号で、草木湖の西岸を走るのでは面白くないので、草木ダムを渡り、対岸を走ることにしました。
ここはカーブとアップダウンが続くマラソンコースになっていましたが、幸い、スタート前で走ることができました。
沢入(そうり)まで走り、橋を渡って122号に戻りました。
11時15分に、足尾銅山観光に着きました。
入坑料800円を入り、坑内を観光しました。
トロッコに乗り、坑内に入る演出が何とも本物のようです。実際、入った「通洞坑」は国指定史跡にもなっているそうです。
江戸時代の手堀りから、徐々に機械化がされていった様子が再現され、とても興味深いものでした。
そして、最も驚いたことは、坑道の全延長が何と1200kmもあるということです。
坑内は、天然のクーラーで1時間以上掛けてじっくり見学したので、体の芯まで冷え切りました。
足尾から日光への122号線には、立派な「日足トンネル」がありますが、旧道は細尾峠となっているので、走ってみることにしました。
気合いを入れて走り出した途端に、通行止めの看板が現れ落胆しました。
アッという間に、全長2765mのトンネルを通過し、日光に向かいました。
市内は車で大渋滞、街中は多くの観光客で賑わい、ゴールデンウイークには少なかった観光客が回復したと店の人は喜んでいました。
日光からは、日光杉並木街道(119号線)を今市、宇都宮を進み、真岡、筑西を経て、5時過ぎに帰宅しました。
この日は、9月もお彼岸だと言うのに、残暑が厳しく、30度を上回っていたので暑くて疲れましたが、久しぶりの遠出は最高でした。
とにかくバイクに乗っていると自由を感じます。
また、本格的に試したナビも、内蔵バッテリーのフル充電と外部接続のエネループで約10時間の使用が可能なことを確認できました。
更に、走行軌跡をログ記録できるので、思い出を振り返り、HPの記録にも役立ちました。
最後に、足尾銅山観光から持ち帰った「足尾銅山近代化産業遺産群」という資料をじっくりと読んだら、もう一度、ゆっくり訪ねて、周囲を歩いてみたいと思いました。
*データ*
日程:2011年9月18日
走行距離:270キロ
燃費:39km/l(満タン法)
バイク:ホンダAPE100
走行ルート:今回のルートに興味のある方は、PetaMap>探す>ユーザーを探す から、名前に「ape100」、居住地、出身地に「茨城県」を入れて検索してみてください。ルート名「足尾、日光」が今回の記事に当たります。(ただし、検察にはPetaMapの会員登録(無料)が必要です。)