旅行日記
自己紹介 将棋戦記 旅行日記 コラム

1993年(平成5年)12月11日に屋久島は日本で最初の世界遺産(自然遺産)に登録された。樹齢7200年といわれる縄文杉は有名である。九州最南端の佐多岬から南南西に60kmほどの位置に浮かぶ周囲約130kmのほぼ円形(東西約28km・南北約24km)の島である。面積は東京23区ほどで車で島一周するのに約2時間ぐらい掛かる。この屋久島には、九州最高峰の宮之浦岳(1935m)をはじめ1000mを超す山々が46座もあり(うち1500mを超す峰は20座、九州の高峰の上位7位までがこの島に集中している。この地形がおりなす気候には、実に亜熱帯から亜寒帯までが含まれ、九州から北海道の気候が一つの島で見られる。そして、島の90%を占める神秘的な森や特異な生態系に1500種。日本の植物種の7割以上の植物がひしめきあい、さらに固有種(世界で屋久島だけに自生する固有の植物)が約40種。屋久島を南限とする植物が約140種。北限とする植物が約20種も見られるという特性から「東洋のガラパゴス」とも呼ばれている。

紀元杉(樹齢3000年)

←「紀元杉」            樹齢3000年           樹高19.5m           周囲8.1m

標高1230mで車道のそばにある中では最大の杉。多くの樹林等が着生しているのが特徴でツガ・ヒノキ・ヤクシマシャクナゲ・サクラツツジ・アセビ・マルバヤシグレ・ナナカマドなど19種類の着生樹が確認される。特に、ツガ(マツ科)は北は福島県から南は屋久島まで分布する日本特産の針葉樹。屋久島では標高約500〜1500mにかけて分布している。

仏侘杉

←仏侘杉           樹齢1,800年              樹高21.5m              周囲8.0m

ヤクスギランドは世界自然遺産地域には入っていませんが、安房川の支流、荒川の上流にある面積270.33haの自然休養林で、安房から約16km、標高約1000mのところに入口がある。仏侘杉は遊歩道沿いにあり、展望デッキも設置されて手軽に訪れることが出来る。樹幹はごつごつしていて、老朽化が進んでおり中は空洞になっている。本体は弱っているが、上部にひろがる枝には着生が多い。(サクラツツジ・マルバヤマシグレ・ナナカマド・シキミ・ツガ・ヤマグルマ・ヒメシャラ・ヒカゲツツジ・スギ・コズリハ・アクシバモドキ・ソヨゴ )

2014年5月25日から2泊3日。念願の屋久島と同時に高校時代のクラスメイトたち同伴の旅行を致しました。朝、羽田発ANA621便で鹿児島空港に、さらに、迎いのバスで鹿児島港に向かい、高速船(トッピー号)で約2時間弱で屋久島(宮之浦港)に着く。↓

高速船トッピー号
到着後の日程は「環境文化村センター」「益救(やくじん(神社」「田代別館」で宿泊。2日目は「白谷雲水峡」「吉田集落」「永田いなか浜」「西部林道」「大川(おおこ)の滝」「中間カジュマル」「千尋(せんぴろ)の滝」で宿泊。3日目は「ヤクスギランド」「紀元杉」を経て安房港〜鹿児島港〜鹿児島空港〜羽田へ。
二代大杉

↑二代大杉              樹高32m               胸高周囲4.4m           標高730m              二代大杉は自然災害で折れた一代目の木株に二代目が着生して成長したもの。ここ「もののけ姫」の舞台となった白谷雲水峡は、当日の大雨にもかかわらず、原生的な森林やみずみずしい苔を堪能できた。

千尋の滝
↑千尋(せんぴろ)の滝                屋久島中央部に水源を持つ鯛ノ川が花崗岩を削り、滝」となって険しいV字谷を落ちている。その岩盤の大きさが千尋、すなわち千人の人間が手を結んだくらい大きいという例えから名付けられた。落差上部20m・下部60m
田代別館
↑田代別館              二泊連泊した旅館。建物は古いが「料理」は美味しかった」又、大雨時にレンタルで「トレッキングシューズ」料金千円は助かりました。
このページの上にもどる