旅行日記
自己紹介 将棋戦記 旅行日記 コラム
 

四国旅行編
2010年7月15日〜7月18日の3泊4日の四国旅行です。NHKの【龍馬伝】や【坂の上の雲】と話題が多く、40年前の高校修学旅行の思い出と重なって【徳島空港〜高知〜足摺岬〜松山空港】の格安価格のツアーに参加しました。香川県(金刀比羅宮)・徳島県(かずら橋)・高知県(四万十川)・愛媛県(しまなみ海道)と四国4県をめぐることができました。そして、四国八十八カ所【遍路】について勉強になりました。1200年前に弘法大師が修行した足跡をたどる巡礼の旅を【遍路】と言い、全行程は約1400kmにも及び、歩くと40から60日、車でも10日はかかるという。阿波(徳島)の23ヵ寺を【発心=信仰心をおこす】・土佐(高知)の16ヵ寺を【修行=心を落ち着かせ精進する】・伊予(愛媛)の26ヵ寺を【菩提=悟りをひらく・迷いから目覚める】・讃岐(香川)の23ヵ寺を【涅槃=すべて煩悩がなくなり、それによる業や輪廻が、なくなった状態】の道場とよぶ。面白い話が杖【金剛杖】は橋を渡る時は橋の上で杖を突いてはいけないとの事。(理由は大師様が橋の下で野宿したことから)

 

   

御本宮

←金刀比羅宮(御本宮)           “一生に一度はこんぴら参り”といわれ、海の神様としても知られる金比羅宮。主祭神に大物主命と崇徳天皇をまつり、五穀豊穣や商売繁盛など幅広い御利益があるといわれる。石段の長さも有名で御本宮までは785段。さらに583段を登ってたどり着くのが【厳魂神社】で厳魂彦命がまつられている。

こんぴら狗→                  江戸時代、庶民の憧れだったこんぴら参り。遠方でお参りに行けない主人に代わって飼い犬にお参りをさせる。【代参犬】という風習があった。

こんぴら狗

    かずら橋

←かずら橋→
山に自生するシラクチカズラを編んで架けられた約長さ45m・約幅2mの吊橋。平家の落人が追手を絶つために考案したと伝えられ、国の重要有形民族文化財に指定されている。一歩踏み出すごとに足元がきしみ、風にゆらゆらと揺られてスリル満点。

かずら橋
    龍馬生誕地碑

←坂本龍馬→                 待望の桂浜の【坂本龍馬】の銅像を見て感激し、昭和3年に建てられ、戦時中は、日本の銅像は武器・弾薬に使用された時期(実際、高知城の板垣退助の銅像は拠出され)にも、かかわらず日本の海軍創始者として不動の地位なのか、手付かずのままで終わったとバス・ガイドさんの説明を聞き、龍馬の偉大さを日本人が永く尊敬・受け継がれていると感じました。

龍馬像
    佐田の沈下橋

←佐田の沈下橋→
沈下橋とは川の増水時に水中に沈むように設計された橋のこと。台風や風に見舞われた際、水圧を受けにくくするために欄干がないのが特徴。四万十川と支流に架かる沈下橋は47本ある。

佐田の沈下橋
    万次郎碑 

←中浜万次郎→                ジョン万次郎は 土佐の国足摺岬中の浜(高知県土佐清水市)に貧しい漁師の次男として生まれ、1841年(天保12)14歳のとき、宇佐浦からかつお漁に出て遭難し、仲間5人とともに伊豆諸島の無人島に票着した。なんとかして命をつなぎ、漂着後143日にして、運良くアメリカの捕鯨船ジョン・ホーランド号に救出された。 万次郎は、船長から 英語を教えられ、漂流者ジョンマンとしてその名を残しただけではなく、アメリカから24歳で帰国後、見聞を正しく報告して幕府の開国決定の政策に寄与し、海での国際的な視野を幕末の若き群像に伝えた。その後の日本の英語教育の創始者となった。

中浜万次郎
   

足摺岬灯台

←足摺岬灯台

大正3年(1914年)に点灯されて以来、船の安全を守り続けている。高さ80mにも及ぶ断崖絶望に黒潮が激しく打ちつけるさまは、大迫力。

金剛福寺→

四国最南端の足摺岬にある第三十八番【金剛福寺】除病・長寿などのご利益も大きく、特に夫婦円満・難産などにご利益があるといわれる。四国八十八ヶ所めぐりとは一人でも【同行二人】と言い弘法大師とご一緒に大師ゆかりの霊場をめぐる旅する人を“お遍路さん”と言う。

金剛福寺
    ぼっちゃん号

←正岡子規堂→

松山出身の文学者、正岡子規が17歳まで過した住居を復元。また、敷地内には、いまから80年ほど前 伊豫鉄道株式会社が創業当初の明治21年10月28日に、松山-三津間(料金3銭5厘)に開通した我国最初の軽便鉄道の客車であります。
夏目漱石先生の小説、坊っちゃんでは「マッチ箱のような汽車だ」といわれ、以来、坊っちゃん列車の愛称で全国に知られています

正岡子規の部屋
  遍路は、はじめの札所住職から授戒を受け、十善戒を誓ってから出発するのがならわしで。【授戒】は、八十八ヶ所霊場を巡拝する間、お大師様のお弟子となり、お大師様に誓いをたてる儀式です。@殺生しない A盗みをしない B邪淫はしない C嘘をつかない Dお世辞をいわない E悪口をいわない F二枚舌をつかわない G欲張らない H怒らない I誤った考えは、起さない
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