京都府在住「Kenさん」製作 大和法隆寺五重塔模型

 ■五重塔制作過程紹介 当ページは京都府在住「Kenさん」による大和法隆寺五重塔の製作を紹介するページである。
記述ソース及び写真は「Kenさん」から提供を受ける。

日付 写真 コメント
2009年
3月19日(木)
制作時間:4時間
制作開始。第1日目。初重の柱と下長押の部材を加工・切断したのみ。
3月20日(金)
制作時間:6時間
側柱に台輪取り付け。3枚組にて。四天柱には頭貫を取り付け。門の枠の取り付けも行った。隙間が出ないように注意しての作業。
3月21日(土)
制作時間:5時間
連子格子部の枠の取り付け。厚み2.5mm。ちょっとそれっぽくなってきた。そして、四天柱の一本をエンタシスをつけて軽く削ってみた。いかにも柱らしく見える。
3月22日(日)
制作時間:10時間
側柱をすべて円柱に加工。それっぽくエンタシスもつけてみた。架台をケヤキにて制作。最終的にはこの架台周りに基壇を取り付ける。かなりがっちりとしていて安定感が出てきた。腰長押には苦労した。
3月23日(月)
制作時間:10時間
難問続出。特に連子格子はピッチが微妙にずれてしまう。精度を上げる努力が必要。初重を仕上げながら作業を上に進めないといけないので塗装を始めた。桐油を塗ることにした。斗の制作もかなり難しいことがわかった。
3月24日(火)
制作時間:9時間
連子格子を完成させる。格子サイズは1.5mm角。ダボは1.0mm角。限界だ。さらに上部の作業を進めた。大斗と肘木の製作開始。ピースサイズが小さいので大変。
3月25日(水)
制作時間:7時間
雲斗雲肘木の原型を型取り仮取付け。巻斗が8mm角の大きさで加工に今後苦労しそう・・・水平精度を確保していく点に注意する。
4月1日(水)
制作時間:6時間
力肘木の取付けまで完了。斗を一直線に通さないと納まらないので精度を出すのに苦労。レベルはほぼ良好だが、部分的に浮くところがあるので要検討。
4月2日(木)
制作時間:6時間
2段通し肘木の取付け。わずかの誤差でも反りの原因となるので大変。8mm角の巻斗の制作も慣れてきた。
4月4日(土)
制作時間:6時間
屋根部の組立て開始。尾垂木の取付け。勾配を20度に合わせる点に苦心。隅尾垂木の取付けは検討必要。
4月7日(火)
制作時間:4時間
ようやく雲斗雲肘木の加工を完了。隅尾垂木には随分と手間がかかった。
4月10日(金)
制作時間:8時間
屋根がだいぶ完成してきた。水平精度の確保が難しい。また、隅尾垂木勾配と一般部の尾垂木の勾配との兼ね合いに苦心。
4月14日(火)
制作時間:4時間
隅木を1か所取付け。軒先の反り、勾配は予定通り。実は、四天枠下に束はまだ立っていない。あとは、出桁の取付けと垂木の取付け。特に垂木の納まり詳細はまだ煮詰めていないので要検討。
4月18~20日(土〜月)
制作時間:10時間
格子天井を追加することにした。雲斗がネックでなかなか前に進まない。とりあえずの写真を撮ってみた。隅木も加工したのだが、垂木の作業に進むには下部の組み具合の調整が必要である。
5月3日(日)
制作時間:7時間
修理報告書なる資料を入手。各所の納まりを確認した後に、中断していた屋根部分の制作にかかった。隅木勾配を何とか調整し終わる。二重の柱盤を設置。
5月6日(水)
制作時間:7時間
二重を製作開始。というより、二重を進めないと初重の屋根の垂木が仕上げられないため。ためしに二重の窓の連子格子を制作。格子は1mm角。神経を使うところである。
5月10日(日)
制作時間:7時間
茅負の取付け完了。3回作り直した。部分的に垂木を取り付け。初重も大分出来てきた。
5月11日(月)
制作時間:2時間
垂木の接着。やはり、各層における屋根は見どころとなるので丁寧に。隅木との取り合いに隙間が出ないように加工。
5月12日(火)
制作時間:4時間
初重にも作業が残っているが、二重目に進む。まずは、大斗と基本の肘木を制作。2回目の作業でだいぶ慣れてきたので、制作時間も短くなったようだ。まだ、二重の柱は接着していない。
5月16・18日(土・月)
制作時間:6時間
雲斗雲肘木で苦心。二重は、柱より上を組あげて最後に柱に接着しようと計画。
5月19日(火)
制作時間:2.5時間
通肘木に巻斗の制作。今回の巻斗は正面に木目を持ってきた。
5月20日(水)
制作時間:5時間
尾垂木取付けまで進んだ。勾配がうまく合うかどうか心配だったが何とか大丈夫な模様。
5月26日(火)
制作時間:7時間
心柱の取付け。あとからは取り付けられないので。三重天端でジョイント。初重には柱を抑える井桁を設置。
5月31日(日)
制作時間:4時間
隅尾垂木まで制作。
6月3日(水)
制作時間:4時間
巻斗の制作に苦心。隅の巻斗はやはり難しい。それでもコツが分かってきたようで、以前に比べれば短時間で制作できるようになった。いよいよ出桁へと進む。
6月10日(水)
制作時間:1時間
数茶に使う札を制作しているために、こちらの制作が止まっている。今日はなんとか、最上段の桁を制作。
6月14・15日(日・月)
制作時間:6時間
二重の屋根部分の加工を進める。支割の図面を書き直しての制作。やはり隅木を取り付けると屋根らしくなる。
6月25日(木)
制作時間:7時間
約10日ぶりの制作。出桁の受け肘木を作り、隅木の接着まで行った。初重屋根とのバランス・寸法確認に苦労。また、接着方法にも時間がかかった。三重はさらに工夫をしよう。
6月27日(土)
制作時間:7時間
実は昨日も少しトライしたが、茅負の留めでみごと失敗。今日は、治具制作からのスタート。今回の茅負の留は隙間なく綺麗にできた。そして、初重の屋根の垂木も手掛けたが思った以上に時間がかかる。明日はいよいよ三重に。
7月5~6日(土・日)
制作時間:10時間
何かと雑用が増えて制作が中断。週末に集中して制作を行った。三重の台輪までの接着完了。この上は、接着せずに別制作後にダボで脱着できるようにする。
7月7日(月)
制作時間:3時間
大斗と肘木の制作。ずいぶん慣れてきた分、精度がよくなってきた。
7月11日(土)
制作時間:5時間
引き続きピース制作。雲肘木も作成。
7月13~14日(月・火)
制作時間:8時間
三重が見えてき始めた。以前は、隅巻斗の制作に閉口したものだがずいぶん慣れてきたようで、順調に制作が進んだ。
7月15日(水)
制作時間:4時間
尾垂木までの制作。確実に精度は以前より良くなってきている。スケール的にも初重よりは作りやすいのかもしれない。
7月22日(水)
制作時間:4時間
三重も屋根部へと近づいてきた。下層の屋根軒先とのバランスを考えて進めていきたい。三重の尾垂木、肘木の接着はまだしていない。必要最小限のみ接着する。
7月26日(日)
制作時間:5時間
隅木を完成させて桐油の塗装を行った。下層の軒先とのバランスを検討した上で、隅木寸法を決定。
7月27日(月)
制作時間:3時間
三重構造部がほぼ完成。茅負を明日は加工する。
7月29日(水)
制作時間:4時間
一日空けて茅負の加工。さらに初重・二重の雲斗を仕上げる。ここで一旦、制作を中断して八角厨子の制作に取り掛かる。再開は8月下旬の予定。
8月27日(木)
制作時間:4時間
約1か月ぶりに製作再開。今日は、三重本体の接着と二重屋根の垂木取付けを行う。夜は四重の図面引き。
8月28日(木)
制作時間:4時間
四重の柱盤を先行取り付けの後、三重の垂木の取り付け。
8月31日(月)
制作時間:2時間
さらに垂木の取付け。
9月4~6日(月)
制作時間:6時間
四重の肘木部分の製作開始。だいぶ制作のコツが見えてきた感じ。そして、1ピースのサイズも小さくなってきたので作りやすいということもある。
9月12日(土)
制作時間:3時間
通し肘木の1段目の取付け。
10月28日(水)
制作時間:5時間
約1ヵ月半ぶりの制作記録。後ろに写っているのが八角厨子で、最近まで優先的に制作してきた作品。今日は、四重の肘木・尾垂木の組立て。久しぶりに模型づくりをエンジョイした。
11月01日(水)
制作時間:3時間
四重は順調に進むと思いきや、さにあらず。通し肘木、桁部で悪戦苦闘。ちょっと自信をなくしてしまう・・・・
11月09日(月)
制作時間:3時間
隅木取付け。しかし出桁との取り合いでやはり苦労。何とかここまでこぎつけたという感じ・・・
11月10日(火)
制作時間:3時間
茅負いの取付け完了。ここは上手くおさまった。各重の茅負いの中で一番きれいにおさまったと思う。垂木とのレベルも完璧だ。
11月15~16日(日月)
制作時間:7時間
いよいよ五重の製作開始。初重の垂木も少々手をつける。五重のメンバー数は少ないが、屋根下地の情報が少ない中での制作になるため苦戦しそう。
11月17~18日(火水)
制作時間:8時間
ピース数が少なくなった分、ペースは速い。サイズも小さいので加工も楽だ。五重は大斗と柱天端で脱着が出来るようにする。
11月25日(水)
制作時間:5時間
隅木まで取付け。雲肘木が0.5mm〜1mmほかの層よりも高くなってしまった。原因は1段目の通し肘木レベルが少し高かったため。このまま進めることにした。
12月12~13日(土日)
制作時間:8時間
しばらく制作までブランクが出来た。結局五重も随分と手こずる結果となった。原因は、柱上部で脱着式に計画した点。やはり斗は柱と一体にするために接着した。それでも茅負いまで完成。路盤受け架台の制作も少々始めた。
12月14~15日(月火)
制作時間:7時間
五重の垂木の取り付け開始。この上にさらに勾配いのきつい屋根を設ける。カネ勾配で1:2になる予定。露盤受け架台も仮に取り付けた。
12月16日(水)
制作時間:4時間
五重のかさ上げ部屋根部分の隅木の制作。まだ調整が必要だが、何とか上手くいきそうだ。垂木も少しずつ取り付けているのだが、とにかく時間がかかる。
12月23日(水)
制作時間:4時間
五重のかさ上げ部屋根部分の隅木の接着。ここに設置する垂木は1本1本神経を使いそうだ。微妙な曲線は1本ずつ作るしかなさそうだ。先に思い切って接着をした。
12月24日(木)
制作時間:4時間
曲線を有する垂木の取付。お湯につけてカーブを付ける。1本1本随分と時間がかかった。まずまずの滑り出しといえそうだ。
12月25日(金)
制作時間:4時間
四重部の連子格子窓を取り付けた。格子サイズは1.7mm角。ほぞ指しにするとどうしても見栄えが良くないので変更。無事、4面とも完成。五重屋根も順調に進行中。
12月26日(土)
制作時間:5時間
今年の最終制作日。五重の屋根の完成までは終わらなかった。さすがに垂木をこれだけ取り付けると慣れてきた分、今まで不慣れな状態で取り付けた部分が気になって仕方がない。が、まさかやり直すわけでもないので気にしないことに。
2010年1月17~18日(日月)
制作時間:8時間
年明けのスタートが遅れた。2日間でひたすら五重の屋根の野垂木取り付け。そして、五重部分の勾欄の地覆・平桁材を加工。今後垂木と並行して制作していく予定。
2010年1月末日
制作時間:約10時間
勾欄の卍崩しにトライしたが、ことごとく失敗。あまりに細い材なので折れてしまう。挫けてしまい、格子窓の制作へと方向転換。三重と四重の窓取り付け完了。
2010年2月1~2日(月火)
制作時間:8時間
まだ取り付けていなかった鬼斗の制作。これも、ヒバ材では全く駄目。今回は、柘植を使用。さすが印鑑にも使われるだけあって、小物の加工にはうってつけ。
2010年2月6~7日(土日)
制作時間:5時間
初重屋根の鬼斗を4ケ所取り付け完了。隅肘木のサイズと桁跳ね出しサイズの検討をもう少ししておけばよかった。桁跳ね出しが5mm程短い。図面を省略した故の失敗。あと、久しぶりに同屋根の垂木も15本ほどさらに取り付けた。
2010年2月9日(火)
制作時間:2時間
久しぶりの全景写真。工作部屋での撮影。このアングルがオーソドックスではあるが美しいと思う。鬼斗周りはなにかと反省点あり。今後の作品制作の際には十分注意しなければならない。
2010年2月13~18日(土~火)
制作時間:12時間
各重の鬼斗・隅肘木の取り付け完了。さらに、屋根の垂木の取り付け再開。
2010年2月23~24日(火水)
制作時間:4時間
垂木取り付け進行中。左翼を優先して制作している。
2010年3月上旬~23日(火)
制作時間:20時間
垂木の引き続きの取り付けと並行して、勾欄に再度チャレンジ。卍崩しは今回あきらめて主要部材と架木のみとした。それでもメンバーの細さ・小ささには閉口。
2010年3月24日(水)
制作時間:4時間
引き続き三重の勾欄の加工。写真のとおり、一辺のみを後から取り付ける方法で施工。
2010年3月25日(木)
制作時間:4時間
さらに、四重、五重の勾欄の一部の加工。こうして見ると、やはり卍崩しは入れた方が見栄えは良くなるだろう。ただ、サイズ的に小さすぎて自分の力量ではできそうにもない・・・
2010年4月1〜13日(火)
制作時間:15時間
四重の勾欄を完成させ、右翼の垂木を引き続き取り付け。地道な作業が続く。
2010年4月28日(水)
制作時間:2時間
五重の勾欄を取り付け。垂木もだいぶ仕上がってきた。他の作品作りと並行しているのでペースが遅い・・・予定工期を大幅に超えてしまっているが、ここまできたらゆっくり構えてじっくりやろう。
2010年5月25日(火)
制作時間:5時間
相輪部制作第1日目。下部の路盤と、頂部を先行制作。九輪部は軸材に積み木のように刺していくように計画した。今回使用する材は柘植。
2010年5月30日(日)
制作時間:3時間
最下部の請花フレーム(後ほど花弁に彫刻)と管および九輪を旋盤にて加工。積み木形式に3ピースを刺してみた。装飾性に欠ける外観にちょっと工夫の余地があるかも。
2010年6月6日(日)
制作時間:3時間
垂直に積んでいく難しさを感じてきた。各パーツの穴のサイズは軸材よりも大きくしているので、垂直制度の微調整は最後の接着時に出来ると思う。柘植の光沢が相輪にはふさわしい。九輪の厚みは側が約0.5mmで天端が1mm。請花フレームに手をつけるのは後にしよう。
2010年6月20日(日)
制作時間:4時間
5段目まで積み上げ完了。今月は今日しか制作時間が取れない模様。この続きは梅雨明け前後になりそうだ。心をこめて積み上げていきたい。
2010年7月19日(月)
制作時間:7時間
1ヶ月振り。相輪部の加工に一日費やす。九輪の仮組みまで完成。請花も少し形をつける。さて、水煙をどうするか。といってもまた時間が取れるのは随分先になりそう・・・
2010年9月23日(木)
制作時間:4時間
実に2カ月のブランク。資格試験勉強と仕事が一気に忙しくなったため、全くモノ作りの時間がとれない日々だった。雨天で畑にも行けなかったので久しぶりの模型制作。まだ完成していなかった垂木取り付けを4時間ほど。あと12本のみとなった。露盤廻り・請花は先日なんとか仕上げた。現物とは少々形が異なるのだが・・・
2010年10月17日(日)
制作時間:6時間
5重の屋根の垂木取り付け完了。いったい何本加工したのだろうか。今日は、初重の扉の取り付け。材料はトチノキでチリメン杢付。相輪も接着しようと試みたが、どうも通りが悪い。納得できないので加工方法を再度検討することにした。

2010/01/09作成:2010/12/27更新:ホームページ日本の塔婆

 ※2010/01/09:京都府在住「Kenさん」から、HTMLソース及び画像を引継する。
  以降、継続して、「Kenさん」から当ページへ、HTMLソース及び画像の提供を受ける。