宇治平等院鳳凰堂の彩色文様

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今、白川金色院を偲ばせる遺構・伝来物は、僅かに伝来した白川地蔵院の諸仏と白山神社の遺構・諸仏と地下に眠る遺構だけ である。

発掘調査で判明した、1間四面堂(白川金色院文殊堂と推定)は、外観については、現存する堂であれば、奥州平泉中尊寺金色堂(創建年が白川金色院とほぼ同一と考えられる)、 播磨加古川の鶴林寺太子堂、 陸奥高蔵寺阿弥陀堂、陸奥白水阿弥陀堂、豊後富貴寺大堂等で想起が推定可能であろう。
また内観は、現存するものであれば、宇治平等院鳳凰堂の装飾が参考にならないであろうか。

参考として宇治平等院鳳凰堂の彩色文様を収録
◆現状
、宇治平等院鳳凰堂の壁や柱の装飾文様は退色し、見た目では創建当時を想像できないが、創建当時は鮮やかな文様が施されていたと推定され、その様子は京都府立山城郷土資料館で復元・常設展示されている。

図出典:宇治市観光協会刊 「観光宇治」(50号 1995年春号)

●中堂背面の復元模型<京都府立山城郷土資料館蔵>
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●内法長押下二区画(柱中央部)
<京都府立山城郷土資料館蔵>
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●天井格縁と裏板<京都府立山城郷土資料館蔵>


 

●鳳凰堂中堂の復元彩色文様byodo2_.jpg (30965 バイト)

●方立見付け
(柱の横に立つ)
<京都府立山城郷土
資料館蔵>
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●間斗束
<京都府立山城郷土
資料館蔵>

●支輪裏板(天井)
<京都府立山城郷土
資料館蔵>

●蛙股
<京都府立山城郷土資料館蔵>

●天井格縁と裏板
<京都府立山城郷土資料館蔵>
byodo8_.jpg (27197 バイト)

2015/10/24撮影:
◇平等院鳳凰堂/建築装飾模型:京都府立山城郷土資料館展示

 平等院鳳凰堂復原模型1      平等院鳳凰堂復原模型2     平等院鳳凰堂復原模型3     平等院鳳凰堂復原模型4

 

 

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