東 京 「靖国神社の屋台村」
相棒のTakaさんと『東京お花見バスツアー』に出掛けたのは04(平成16)年4月3日のことだった。
天気予報の通り朝からの快晴で桜も満開との事で心が躍る。
 
定刻の午前8時30分過ぎにバスは横浜を出発、隅田川水上バス乗り場の日の出桟橋へと向かった。
日の出桟橋からは水上バスに乗り40分程度で下船口の隅田公園に着いた。
ここから本格的な東京の桜の名所見物となるのだがそれらの記述は別の機会に譲るとしてここ『旅先点描』では靖国神社での見聞である。
 
バスを日本武道館の駐車場で降り、靖国神社へと向かう。色々な意味で有名な靖国神社であるが思っていたよりも小規模な神社である。子供の頃に親に連れられて来た筈なのだが全く記憶がない。
桜は満開である。その桜を辿りながら本殿に近付いて行く。遠くに本殿が見える。しかし???である。
本殿は兎も角としてそこに至るまでの境内は屋台のオンパレードである。特に数えてみた訳ではないので詳しくは分からぬが少なくとも100店舗近くの屋台が営業している。「宴会予約承ります」の掲示を出している屋台も沢山ある。ここの屋台の形状は本殿に向かって右側に店舗が林立している。屋台の内容は、たこ焼き、お好み焼き、焼きそば等々の当たり前の物から各種フライや天麩羅などの高級?な品物まで何でもある。
 
我々の出掛けた桜の時季だけなのか通年なのかは分からぬが賑やかなものである。客席も既に設えてあり、会議テーブルに折り畳み椅子がビッシリと配置されている。わざわざシートなどを持ち込まなくてもOKなのだ。
飲食が終わったグループが席を去ると直ぐに片づけの人間が来てテーブルを綺麗にしている。
 
終戦記念日が近付くと必ず一悶着起きる靖国神社ではあるが政治的、外交的な部分を離れた境内では庶民が仲間で、家族で、ツーショットで集う。桜の季節はノンビリと平和で佳きかな、佳きかな・・・・・。

写真:靖国神社 Taka 文章:Roshi
 

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