盛 岡 「わんこそばの突然」
相棒のTakaさんと出掛けたの某年8月下旬だった。
松島に行ったついでに盛岡まで足を延ばしたのである。
松島の模様は、この旅先点描の「松島・高血圧のカモメ」の項で触れているので、
よろしければそちらもご覧頂きたい。
盛岡と言えばポピュラーな名物は “わんこそば” であろう。
盛岡駅近くの「東屋駅前店」(019-622-2233)に入った。
大広間に沢山の座卓が並べられ、あちらこちらで蕎麦椀を重ねている。
4人に1人くらいの割でお姐さんが付いて蕎麦を投げ入れている。
我々2人にもお姐さんが付き、先ずは薬味を持って来た。
この薬味がネギや七味だけでなく、切り海苔、漬物、ナメコおろし、とりそぼろ、鮪のブツ切り他多種多彩である。
さて、我々もチャレンジ開始!お姐さんがテンポよく蕎麦を投げ入れる。
最初の内は大した事もなくドンドン蕎麦は腹に入って行き中盤を過ぎたころ、突然に満腹感が襲って来た。
段々に満腹になるのではなく本当に突然に来た。ギブアップである。
私Roshiが60余杯、Takaさんが50余杯と記憶している。
蕎麦椀の数を競うなら、この突然の満腹感までが勝負である。
いちど満腹感に支配されると完全にお手上げである。
数はいいから “わんこそば” をじっくり味わいたい方には、そのようなコースも有る。
因みに “わんこそば” 15杯で普通の掛け蕎麦1杯分に相当するとのこと。
わんこそば大会の選手の胃袋はどうなっているのだろうか?
もしかしたら余りの早さに満腹感が追い付けないのかも知れない。

写真:盛岡駅 Roshi 文章:Roshi
 

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