日本あちらこちら 「旅の友」
旅に出るとき、友人と一緒の場合その友人は我が良き相棒のTakaさんが殆どである。
独り旅の時は当然一人だ。
いずれの場合も、もう一つの旅の友が居る。
それは郵便局の「貯金通帳」である。決して銀行預金通帳ではない。
なにも急な出費に備えて持ち歩いている訳ではない。
行く先々で貯金をするのだ。私は1回1000円と決めている。
わざわざ窓口に行く必要はない。自動受払機で十分である。
また、自動受払機の方が土日も利用できる。(日曜利用不可の局あり)
通帳には入金年月日・郵便局コード・入金額が印字される。
その余白に自分で旅先と郵便局名を書き入れる。
(窓口で局名ゴム印を押してくれる局もありますが原則としては断られます)
これで自分が、その地に足跡を残したことが証明されると共に貯金額も少しずつではあるが増えていく。
時々、通帳を受付けない自動受払機もあるが、その場合は「郵貯カード」を利用して入金し、後日に最寄りの郵便局で通帳記入すればよい。
 
この旅の友の良いところは嵩張らないこと、銀行と違い郵便局はどんな辺鄙な土地に行っても必ず1局くらいは有るということである。
大きな街なら駅前の案内板に一つや二つ局の表示が有るし、小さな町でも適当な店で聞けば教えてくれる。また、特に聞かなくても歩いているうちに目に留まることもある。
後日(或いは何年か後)この通帳を眺めると不思議にも当時の記憶が蘇り暫し旅情と想い出に浸れる。
私などは未だ40数カ所しか記入がないが、数百の郵便局を訪れた人もいると聞いた事がある。
趣味(旅)と実益(貯金)を兼ねた一挙両得の想い出帳作りを皆さんもやってみませんか。
但し、郵便局探しに熱中しては駄目ですよ。
旅という目的が本末転倒になってしまいますから。
アッそれから私、郵便局の回し者じゃありません、念のため。

写真:善光寺郵便局 Roshi 文章:Roshi
 

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