長 野 「佐久の草笛」
出掛けたのは某年10月中旬だった。
今回の目的は信州蕎麦を食する事である。
長野新幹線の佐久平駅で下車したのが午後1時過ぎだった。
当雑文館の常連さん、みやさんご推奨の店『草笛』(0267-66-3939)に向かった。
店に入って驚いたのは席待ちの人の多さである。
ざっと20人くらいは居ただろうか。
この店のシステムは受付簿に自分の名前と人数を書き込み後は呼ばれるのを待つ。
約15分ほど待たされてから名前を呼ばれた。
座敷のテーブルに他の一人客と相席である。
『海老天麩羅ざる蕎麦 1400円』を注文、暫くして運ばれて来た。
みやさんの言っていたとおり蕎麦の盛りが多い、天麩羅の数も多い。
蕎麦はやや平たい田舎風、付け汁は少し辛目で蕎麦との相性は良い。
食べ物に好き嫌いは付きものだが少なくともこの店の盛り蕎麦系統はお勧めである。
(温かい蕎麦は食していないので何とも言えない、悪しからず。)
佐久の滞在は約1時間で長野行きの新幹線に飛び乗った。そして長野駅着。
外はパラパラ程度の雨が降っていた。傘を広げるのも面倒なのでパラパラの中を善光寺に向かう。
もっともバスに乗っての善光寺参りなので傘は殆ど必要ない。
因みに長野駅から善光寺方面に向かうバスはバス停『善光寺大門』まではどのバスに乗っても100円なので利用をお勧めする。
多少の期待をしていた紅葉は佐久でも長野でも未だ未だの感であった。
次回、機会があれば食欲の秋は程々にして紅葉を愛でる粋な旅にしたいと思う。

写真:蕎麦粉を挽く水車 Roshi 文章:Roshi
 

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