川 崎 「ナイター競馬場あれこれ」
今回はいつもと少し毛色を変えて競馬場への旅である。

相棒のTakaさんと時々とは言っても年にホンの数回だが川崎のナイター競馬に出掛ける。
しかし、我々は競馬のことが余りよくは分からない。
それでも一応、競馬新聞は購入する。
◎○△▲等のマークの意味くらいはどうにか分かるが、その他の項目は殆ど分からない。
観覧席は少し贅沢をする。
競馬場に入るだけなら100円で済むが他に幾つかの指定席がある。
一般指定席と特別観覧席である。
一般指定席が1000円、特別観覧席が2000円と2500円の2種類である。
我々はいつも2000円の特別観覧席を購入する。
特別観覧席を買う為には整理券が必要だ。
整理券を貰い観覧席売場に並ぶ。
整理券の番号順なので後の方の番号だと欲しいと思っていた席が確保出来ない場合もある 。
これらの指定席の良いところはガラス張りの室内で冷暖房完備という点である。
外が雨だろうと、暑かろうが寒かろうが関係無く快適である。
そして、お茶やコーヒー、ジュース、コーラなどのソフトドリンクは一切無料で飲み放題である。

競馬場の客というのも様々である。
会社仲間と思える男女グループはクーラーバッグにビールやウィスキー、氷そしてツマミなど完全装備である。
現役を引退し年金暮らしと見受けられる熟年夫妻。
なにやら楽しそうに会話をし馬券は数レースしか買わない。
若いカップルも沢山いるが競馬が余り分かってない感じのカップルも多い。
家族連れも割りに多い。
中には小学生の息子が予想をし父親が馬券を買いに行くなどという光景も見られる。
末恐ろしい子供だ。
もちろん勝負専門のギャンブラー風も大勢いるが、こちらは何となく裏寂しい雰囲気が漂っている。

そんなこんなを綯い交ぜにレースは展開している。
明るい内はどうと言う事もないが照明が灯る頃になると馬場が綺麗に見え、馬も流麗に映える。
さすがナイター競馬である。
競馬に興味の無い方でもこの綺麗さは楽しめるのではないだろうか。
家族で来ても一人100円の出費である。
そして万一上手くいけば多少の儲けが入る、かも知れない。
私はと言えば「ハイ、全く儲かっていません」と正直にお答えする。

写真:川崎競馬場 Taka 文章:Roshi
 

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