小田原 「梅園ではなくて梅林」
Takaさんと08(平成20)年2月中旬の週末 “曽我梅林” に出掛けた。
天気予報が当たり曇り勝ちながら晴れ間も見えるというまずまずの天候だった。
Takaさんは曽我梅林の体験者だが私Roshiは初めてである。
神奈川に住まいする者として昔から名前だけは知っているし小田原には何度も
来ているが曽我梅林には縁が無かった。
Takaさんとは最寄り駅の下曽我駅で待ち合わせた。
東海道線の国府津駅から御殿場線に乗り換えて一つ目の駅である。
2両編成の電車に揺られること約4分ほどで到着。
迎えに来てくれていたTakaさんと梅林に向かう。
駅前を外れ住宅街の道を辿って行くといつの間にか梅林の中に入り込んでいる。
以前、母親がここ曽我梅林を訪れたとき『梅園じゃなくて梅林なんだね』と言っていたことを思い出した。
母親は水戸の偕楽園のような庭園を思い描いていたようだ。
確かに曽我梅林は庭園ではなく “梅の林” である。
それも梅干などの製品を作るための現役の梅の林なのだ。
その梅林を梅農家のご厚意で見ることができ “梅まつり” なども開催されている。
満開の梅もあることはあるが梅林全体としては概ね三分咲きといったところだろうか。
お昼も過ぎたので売店でビールや味噌田楽などを買って近くの梅の木の下にTakaさん持参のシートを敷く。
風はまだ冷たいが僅かな梅の香と味噌田楽の香にノンビリとした一時を過ごした。
これで私もTakaさん、我が母親に次いで曽我梅林の体験者になれ満足の一日だった。


写真: Taka 文章:Roshi
 

戻る