熱 海 「所要時間の不思議」
Takaさんと出掛けたのは03(平成15)年8月9日だった。
目的は熱海で行われる『海上花火大会』の観覧と写真撮影である。
 
当日は台風の真っ直中で、家を出る時も列車に乗っている時も熱海駅に着いても雨風が強かった。
駅について送迎バスを探す。駅前で宿泊ホテルの旗を持ったオジサンにバスの停車場所を聞き向かった。
バスに辿り着いた時には既に満席で我々の座る席は無く、次のバスという事になった。次のバス、とは言っても今そこにあるバスが今乗っている客をホテルに降ろして折り返し戻って来る迄はバスは無いのである。
しかしである。この満席のバスが中々発車しないのである。雨を避けるビルの一角で発車を待ったが発車の気配がない。ようやく発車したのは20分も経ってからだったろうか。それからもう20分くらい経ってからバスが到着した。それに乗り込みやっとホテルに到着しそれぞれの部屋に落ち着いた。
 
そして、一休みしてから夕食になった。
これが中々の本格的な懐石料理である。勿論、お茶の席ではないのでそれなりのアレンジはされているが美味と言って良いだろう。Takaさんも満足の様子である。この食事の間に雨が上がった。晴れ男Takaさんの面目躍如である。
 
それにしてもこのホテル、熱海では歴史のある大きなホテルである。その割に時間にはルーズである。
ホームページ上では熱海駅から徒歩10分とあるがとても10分では着かない。海岸まで2分とあるが10分はかかる。食事の時間もホテルの都合で30分もずらされた。送迎バスも前述の通りである。
晴れ男Takaさんのお陰で花火は無事に見ることが出来たし、食事も満足のいくものであったので時間のルーズさが余計に気にかかった。これらの苦情はアンケートに書いたが、さてどんな返事が来るのか楽しみである。

写真:熱海「海上花火大会」 Taka 文章:Roshi
 

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