「三崎漁師物語り三崎店」

      所在地 愛媛県西宇和郡伊方町串195 
      電話番号 0894-56-0860 
      営業時間 11:00〜18:00(オーダーストップ 17:30)
      定休日 火曜日
      メニュー 岬御膳(1人前 5,250円 税込
漁火膳(1人前 3,150円 税込
波綾膳(1人前 3,675円 税込
潮騒(1人前 1,575円 税込
      URL http://www.ryoushi-monogatari.jp/mi_info.html

松山からレンタカーでひたすら西へ向かって走って、2時間ぐらいで
やっと佐田岬に到着しました。
ここは、大分県へ向かって突き出した佐田岬半島の突端になります。
このあたりの特産は、「岬あじ・岬さば(はなあじ・はなさば)」です。
豊予海峡から、一本釣りで釣り上げた天然のあじやさばのことで、佐
田岬漁港のブランド名です。
「関あじ・関さば」というのがありますが、これは佐賀関に水揚げされ
たもののことで、佐田岬漁港に水揚げされれば「岬あじ・岬さば」にな
ります。
この岬あじ・岬さばを目当てにお昼は「三崎漁師物語り」へ行きました。


岬あじ・岬さば(はなあじ・はなさば)ですか。
初めて聞きました。
Takaさんも書いている関あじ・関さばなら有名ブランド
ですから耳目にするのですが・・・。
まぁ、同じ魚でも水揚げ港でブランド名が変わってしま
うという事なのですね。
いずれにしても高級そうですね。して味、値段は?


店内に入ると、貝と潮が焼けるいい香りがしてきましたので、つ
い焼物を注文していしまいました。
このためRoshiさんが知りたい「岬あじ・岬さば」のコメントができ
ません。
面目なし・・・
お昼にありついたのは2時になってしまいましたので、お腹の虫
がぐうぐう鳴って、大奮発の「漁火膳」(3,150円)を注文しました。
どうです、豪勢でしょう。


魚貝類の焼けるあの香ばしさは何ものにも代え難い
ものがあるよね。
お腹が空いていて香ばしい焼き物の匂いを鼻にした
らついついそっちに行ってしまう気持ちは十分に理
解できます。
少なくとも『いま食べたい』の気持ちには刺身より
インパクトはあるよね。
でも、3150円でこれだけ? ちょっと寂しい気もす
るなぁ。 何か隠してるんじゃないの。


生きたままのアワビが、焼けた金網の上で身悶えている様は、
ちょっと気がひけましたが念仏を唱えて美味しく頂きました。
ちなみに焼き物の内容は、アワビ、サザエ、ハマグリ、ヒオウギ
貝です。
これに、お作りと酢の物が付いています。


「何か隠してるんじゃないの。」とのお言葉、さすがにRoshiさん、
計算高い、もとい、慧眼であります。
何を隠そうそれは、味噌汁、ひじきの煮物、ご飯に香の物でした。
これは、焼き物が終わってから出てきました。
しかも味噌汁には、な、なんと伊勢海老が入っているではありま
せんか。
せっせと身を箸でほじくり出して、頭までしゃぶってしまいました。
とても満足しましたが、あえて難点を言えば、味噌汁が妙に甘
かったことです。
どうやら、味噌に糀粕を混ぜている感じです。
関東人の口には、ちょっと合わないような味わいです。
でも、これはこれでこの土地のものとして味わえば、それも楽しい
ものです。


高級な貝ばかりを焼いてるね。
私なんぞは蛤、サザエの壺焼きが精々なのにね・・・。
この値段(3105円)の多くは鮑が占めているのかな。
味噌汁には伊勢エビねぇ。出汁が出ていて美味そうだけど
味噌そのものが口に合わないと残念だよね。
関西や四国では時として関東とは大分違う感じの味噌汁が
出て来るよね。それも殆どが甘口のやつが。
Takaさんの言うとおり“土地の味”と思えば楽しくもあり
知識も一つ増えたという事かな。