皆様こんにちは。日の本一の兵、真田幸村です。
今日はぼーなす査定のため、佐助の仕事ぶりをこっそり見てみたいと思います。

ややっ。あれに見えるは独眼竜殿とその腹心。
今回の偵察は奥州であったか。


「小十郎。向こうに生ってた分、穫り終わったぜ」
「申し訳ございませぬ。政宗様にお手伝いいただくなど」
「なぁに、いいってことよ。たまにゃこういうのも楽しいもんだぜ」


な、なんと心和む光景でござろう!
あの強面の二人が仲良く畑仕事に精を出しているとは!某、猛烈に感動いたした!

ん?どうした、佐助。
なにやらツッコミを入れているが…なになに…


『あんたらはサ●キとメ●かっつの!』


とな。

おお!確かに似ているな!
ということは片倉殿がサ●キで政宗殿がメ●ということか…
ん?野菜を作っている片倉殿はおばあちゃんでもあるのか?
一人二役とは、流石は竜の右目と謳われる御仁なだけある。


「ねぇ…真田の旦那。恥ずかしいからでっかい独り言はやめなよね…」
「ぬおぉ!さ、佐助!いつの間に後ろに?」
「戦場では気配に鋭いくせに、どーして気づかないかなぁ…」
「俺としたことが、不覚であった」
「不覚でもいいから独り言は止めなさいってば。こんなに離れてたのに全部聞こえてきたよ?」
「すまぬ。以後気をつけよう」
「ついでに下手な尾行も今回限りね。旦那暑苦しいからすぐバレるし」
「ううむ…」



幸村くんのぼーなす査定は失敗に終わったようです。
ところで。


「Hey、小十郎。暑苦しい猪と食えねぇ猿が信州くんだりからお出ましだぜ?」
「今宵はぼたん鍋にいたしましょうか?」
「いいねぇ…。さぁて、招いてねぇお客さんにはきつーいお仕置きをくれてやるか」



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