ゴクスタ船はサンネフィヨルの町で1880年に発掘されました。
1929年にオスロに移転され、フレデリック・ヨハンセン(オーゼベルを復元した人)に復元作業が一任されました。
先ず船を完全に解体し、個々の木材の部分を蒸気で暖めて、押し曲げ元の形に直し、それらの木材を再び集めて復元しています。
船体の全長は24mで、外板は16枚(オーゼベルは12枚)でした。「ゴクスタ」の船体は「オーゼベル」と比較すると、
本格的な航海に適していました。
樫材でも最上級のものが使われていて、造船の仕事自体も、隅々の所まで念の入った素晴らしい出来栄えでした。
船首の先端と船尾の柱の部分は損失していましたので、推測により復元されています。
2011年の作品展に「オーゼベル」を出展しましたが、今回は「ゴクスタ」にチャレンジしました。
図面等はノルウェー オスロの「バァイキング船博物館」の案内書 P64、65を基にしましたが、フレーム図面が少なく苦労しましたが、何とか完成する事が出来ました。
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