フリゲート艦「エセックス号」(850トン)は、アメリカ独立直後の1799年に建造され、同時期の「コンスティテュション号」
「コンストレイション号」なども有名です。 「エセックス号」は、世界最強の海軍国英国と戦った米英戦争(1812~15)時、大西洋・地中海を舞台に活躍しました。 また、大西洋を南下し喜望峰を回った米国初の軍艦でもあり、洋上で英国捕鯨船艦隊を襲い、その結果1813年、英国の捕鯨船・商船を多く捕らえ、約100万ドルの大損害をもたらして英国の捕鯨産業を壊滅化しました。 都市「エセックス」は、ボストン北部のアメリカ最古の海港の一つで、帆船・巡洋艦・空母などに「エセックス」名が踏襲されています。 同じ名前の捕鯨帆船「エセックス号」(250トン)は、1819年、鯨油を求めて進んだ南太平洋で、巨大な鯨の強烈な反撃に遭い、沈没し、海に放り出されて生き残った数名の船員には悲惨な結末が待っていた。映画「白鯨」で有名です。
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