CATTERY ROCKY BLU

 天国の猫達へ

このページを開くにあたって、最後まで迷いました。かわいい猫たちの紹介や生まれた子猫の写真、そんな中で亡くなった猫たちを載せていいのだろうかと・・・

でも敢えて奇麗事だけでないことをわかっていただきたく、そして亡くなった今でもかわいい我が家の子ども達を、ぜひ加えてあげたかったのです。 

Doubutsuland GURE(オス)

彼は我が家に来た最初のロシアンでした。どうしてもブルーコートの子猫がほしくって・・・でも彼はあまり体が丈夫ではなく、10ヶ月で去勢した後尿路結石で手術をし、その後アレルギー体質からアトピーになってしまいました。薬を飲めないため1年近くかゆみ止めの注射を打ちに獣医さんに通いました。それが少し良くなったかなと思った矢先、今度は糖尿病になり(人間で言うT型だそうです。)入院・・・退院してからも毎日3回のインシュリン注射を自宅で打ちました。注射の痛みもじっと耐え、やっと家族いっしょに暮らせるかと思ったとき、容態が急変し、病院で力尽きました。わずか5歳。かわいそうで涙が止まりませんでした。

 

ゴンタ(チンチラシルバー;オス)

彼は私が結婚したときに実家から連れてきた子です。ペットショップでぬいぐるみのようなかわいさに一目ぼれし、以来すっと家族の一員です。とにかく頭の良い子で私達夫婦の言うことは何でも理解してくれました。何にも動じない子でお客様が来るとホスト役に徹し、得意そうに傍らについて回る、まるで我が家を案内するように。脱走することも何度かありましたが、家の周りを一回りしてまた帰って来たりと、実にアピールの上手な子でした。しかも私達の子どもの面倒も良く見てくれて、乗っかられても、毛を引っ張られてもじっと我慢しながら、遊び相手になってくれました。我が家では太陽のような存在でしたが、そんなゴンタもよる年波には逆らえず、足に出来た血栓のため18歳で亡くなりました。

 

ナナコ(チンチラシルバー;メス)

ナナコはゴンタの1年後に我が家にやってきました。シャイで人見知りする子でいつもゴンタの後にくっついて、まるで子分のようでした。一度だけ赤ちゃんを産んだことがあったのですが、そのときは本当に幸せそうでした。白くてかわいくって、綿菓子のような美人さん。体もとても丈夫でワクチン以外に病院に掛かったことがなく育て易い子でした。最後は歳のせいか、白内障となりボケも入ったようでしたが眠るように昇天しました。何と20歳。人間で言えば100歳くらいでしょうか。人はよくがんばったねとか、老衰だとか言ってくれますが、つき合いが長い分家族は悲しい思いでいっぱいでした。

 以上紹介させていただきましたが、他にも実家で飼っていたペルシャのケン、チンチラのコロ、息子が拾ってきたグレキチとタマの兄弟・・・思い出すと目頭が熱く感じます。

かわいいかわいい子ども達でもいつか必ず避けてとおることが出来ない時が来ます。

どんな年齢であろうと、それが老衰であろうと、飼い主にとっては、もっとしてやれることがあったんじゃないかとか、もっと早く気づけばとか、我が家でなく他の家で飼われていたら違ってたかもしれない・・・と、後悔の連続です。だからこそ、いとしい、護ってやりたい存在なのだと思います。 

 このページを開いてくださった皆さん、本当にありがとうございました。

 もくじの画面へ